気がつけば1次審査も終わったわけである。

それにかかわる僕自身のためのまとまらない備忘録と雑文。

 

前回の記事にて、今回さこがこのようなミクチャでの1次審査を導入した理由として、

・全員を集めて1人1人見てという従来形式がコロナ影響で取りにくいこと

・配信を通してファンとの交流の仕方を見たいこと

・課題曲ダンス動画(夢みるアドレセンスの「HEY JOHN」、振付はこのオーディションのためにさこが付け直したオリジナル)を含めてダンス、歌、ほか自由投稿のものも合わせ、そこでパフォーマンスその他を見たいこと

こんなところではなかったか、そんなことを書いた。

それに加え、さこ本人の談として

・配信を通して、応援してもらう立場になるということを経験してほしい

こんな話も言っていたので、備忘として書いておく。

確かに、未経験者は赤の他人に応援されたこともあるまい。

 

もっとも、先日の「clubhouse」においてのさこの話を聞いている限りでは、ミクチャを利用する、というのはさこ主導での話でもなさそう、と感じた。元々さこ自身がそんなにミクチャを理解していたわけでもなさそうだった。

コロナ禍で、一次審査にかける大人数を直接集めてどうこうもできないという状況下で、ほかの方からの提案だったのだろう。

 

どうにしろ、結果的に勿論課金レースにはなったが、同時にさこが、サコプロジェクト陣営が一次審査で見たかったもの、歌、ダンス、本人の客とのかかわり方、人格、まあそんなものはおおよそ見られたのであろうし、僕はもっちゃんくらいしかしっかりと見られてはいないのだが、彼女を見ている限りでは一次審査を通しての成長、というのも確実にあったように感じられ、総合的に見て効果的な一次審査だったのではないか(などと悠長に書けるのは、もっちゃんが課金レースにおいて見事な結果を残せたからかもしれないが)。

課金は客が勝手にするものであるし、客に負担をかけよう、とも、逆に負担にならないようにしよう、とも陣営側は思わなかっただろう。参加者を見るのにどのような手段が効果的であるか、それを考えるだけであろう。そして結果的にこのような形となり、おそらくその目的も達せられた。

 

そういえば、もっちゃんは一度も、アイテムを投げてくれ、課金してくれと言わなかった気がする。ほかの人はどうだったのだろう。

昨年中に元PASSPO☆、玉井杏奈の配信を見た。彼女はミクチャと別のプラットフォームではあるが、そちらで定期的に配信を行い、それは彼女の生業の一つ、彼女にとっては生計を立てる重要な要素だ。

職業としての配信者らしく、流れるように課金をねだっていた。少しでも出せば、もっともっと、と。ねだりながら、話を組み立てていく。実に自然だった。

こんなルールだから、もっとそういう人がいてもいいのでは、とは思ったが…いや、いたのかもしれない。なんせ大体の参加者の配信は見ていないからわからない。

 

結局2度、参加者があげた動画に対してのコメント会があった。2回とも、1人1人の動画を見て、さこが1人ずつ、しっかりコメントしていった。その放送だけではなく、さこ自身が気になる動画にはミクチャ機能でのコメントもつけていた。

もっちゃんはそのコメントをもらう寸前には犬のような恐ろしい頻度の呼吸になるくらい緊張し、そしてその言葉を胸に刻み付け、日々精進していた。実際、コメントによって成長が促された面もあった。これについても、ほかの参加者がどのように捉え、どう成長したのかは僕は知らないが、これはプロデューサー、主催たるさこの評価(のほんの一面だろうが)が客にもあらわになる、やはり面白い企画だったように思う。

素人目でわかるほど、もっちゃんはさこのコメントを受けてそれに忠実に改善を行っていった。この事実もまた、さこの下でもっちゃんにアイドルをやってほしいな、と思う一要素だ。本気のさこに本気のもっちゃんが長期間指導を受けたら、どのようなステージが見られるのだろう。

 
あとは一次審査に関する僕の備忘録である。つまりこの期間、僕はどうしていたか。
こんなこと、わざわざ書くものでもない、どうでもいいものだが、単なる備忘録として自分のために残す。
 
投じる予算は決めていた。時間の経過とともに、もちろん予算は増えて行った。それでも最終日を迎える数日前には予算を決めきり、その分のコイン(課金を行うためのミクチャ内の通貨)も買っていた。
そして勝負は最終日のラスト5分くらいからのスプリントだろうとも思っていたし、そこで大きめのアイテムをぼんぼんと投げることも決めていた。終了直前に大きめのアイテムを投げるとサーバが落ちるなどとも聞いていたが、それについては他のイベントの最終日、上位陣の配信を見ていて、イベント終了30秒前くらいにやはり大きめのアイテムが投げられていて何の支障もなさそうだったため、全く問題なかろうと判断していた。
こういうルールであれば、確実に次のステップに行ける3位には入りたいよなあ、それだけのため、そのための予算でありアイテムの投じ方だった。
もちろん、僕が億万長者であれば何も気にせずポンポンと投げて終わっていたのだろう。そうでないがゆえに、小賢しいことを考えていたし、想定のことを行って届かなければ仕方ない、と割り切ってもいた。
 
結局もっちゃんは配信にて173万超のポイントを稼ぎ出した。
正直に言えば、予想よりは全く多かった。これはもっちゃんの力だ。課金レースの課金額がアイドルとしての力か、それはそうでもあり違いもある、ただ、厳然として存在する事実は、もっちゃんが173万超のポイントを稼ぎ出したことだ。そして、最終的な結果発表は明日、3月1日の結果発表を待たねばなるまいが、どうやら全体の1位、ヤングチャンピオン誌の裏表紙、ミクチャの宣伝に登場できるくらいの結果となった、ということだ。
まったく、予想よりは多かった。何度でも言ってしまう。実にもっちゃんに失礼だが。もっとも、たとえばもっちゃんの握手列に並ぶ人の数とか、そういうある程度僕にも経験、知見のあるものとちがい、ミクチャでの課金レースの行方なんてのは、誰が何ポイント出すかなんてのは、全く僕にはわからない。
 
自分で金を出すのはまあ、出すだけなので簡単だ。
金を出す人を連れてくる、連れてこられた方からすれば、本推しでないのに金を出す、あるいは好きになったからって突然金を出す、なんてのは大変な話だと思う。僕は到底そんな人を連れてこられない、というか出してくれとは言えない、逆に僕が声をかけられても、推しでもないのに金なぞ到底払えないだろう。前述の玉井さんに100円程度を出した時も、ああ、僕はお金を出すのだな、そんなことを思いながら、要は多少の抵抗がありながら出したものだ。
また、金を出すのでなくても、無銭でも、そう足繁く通い日々無銭でのポイントを投げていく、そんな甲斐性も僕は全く持ち得ていない。
 
だからこそ出してくれる人を連れてくる人というのも、大変な尊敬であるし、僕がギャーギャーツイッターなぞで騒いでいたのを見たのか、また別のルートで知ったのか、そうして特にもっちゃん推しでもないのに課金をどーんとしてくれたり、足繁く通ってくれた僕の知り合いもいないことはなく、そんな方々には全く頭が上がらないというか。
要は大変ありがとうございましたという話で、ただをたくがこれに対してありがとうございましたと言うのもまた違う気がして。すべてはもっちゃんが成したことであるからゆえ。
 
どうにしろ、1次審査はハッピーエンドだったようだし、これ以降は僕たちはただもっちゃんのために、さこのために祈ることしかできない。
もっちゃんが受かりますように、さこの理想を叶えるにふさわしいメンバーが最後に残りますように、叶えるためにふさわしい判断をさこが、サコプロジェクト陣営ができますように。
 
付け加えておく。
望月さあやさんがミクチャであげた動画のうち、ダンスや歌やその他にも、一定の実力とこの期間中の正しい努力過程をどの動画も示しているのだが、ただぜひ見ていただきたいのは本人も割り切って全力でかわいい子供を演じた8番目の「しまねっこのうた」、本人の編集能力と笑いに割り切る決断が光る「NG・未公開集」。
基本、とにかく真っ直ぐな人ではあるが、何年か芸能界で苦労して、いろいろ考えて磨いてきたマルチな能力というか、望月さあやの今後磨けば光るかもしれない才能の片鱗が覗いている気がする。
まあ、どうなんだろうね、せっかくなのだから見ていただきたい、ということだろうか。