なんの予定もないたまの休みなので、逆にテンションが上がる。
あれもしてやろうこれもしてやろう、それは確かにあって、現にクリーニング出したり酒買いだしたり彼岸だから墓参り行ったり掃除洗濯、これもあるのだけれど、要は縛られず2日間のんびりできるという事実に高揚するわけである。
決して、普段のPO☆に縛られる週末が苦痛というわけでもなく、その狂騒的な日々もまた好きは好きなのだけれど。

UFCJAPANでも見ながら一日中籠城していようと思って夕飯まで買ったら、千葉の中腹にて呑もうぜという誘い、さあどうしよう。
たいがい酔いながら書いているので難しいことは考えたくない。

そういえば、一週間が過ぎてしまった。

・日本ハム―ソフトバンク@東京ドーム
2,200円でつまみ+ビール一杯+指定席って安すぎるでしょ。

東京出張で、友人に誘いを受けて参戦。
ずっと可愛い売り子待って麦酒我慢していたり、メンドーサが1年に1度くらいのピッチングをしたのと、稲葉さん東京ラストで稲葉ジャンプなのと、大西真帆というファイターズガールに最後はける瞬間にがっついたのと。
がっつくためだけに集まる、案外野球の分かるをたく3人。

・リボンの騎士 鷲尾高校演劇部奮闘記@六行会ホール

とある弱小高校の、潰された応援団と、起死回生目に物を見せてくれるという意気込みで「リボンの騎士」を学芸会での題材として選んだ演劇部をめぐる悲喜劇。

演劇部でのオーソドックスな青春物語から、アナザーパートとしての、はーちゃん演じる女の子の中の世界として描かれる、幼いころより親しんでいた「リボンの騎士」の登場人物たちとの絡みから描かれる、「物語」そのものを描く物語、そしてコメディリリーフとしての応援団パートに数々の小ネタ、純粋に人情青春コメディとして楽しめた。
応援団のキレっぷり、わけてもなんちゃらの舞を披露していた時の格好良さ、好きですよ。

もう片山陽加個人が云々という見方は以前よりはしていなくて、ひとえにその演劇が楽しいかどうか、純粋に見ているつもりなのだけれど、やはり片山陽加個人も気になって。
わりとつっけんどんな、アナザーパートでは頭をぽかんと殴ってバカ野郎と叫ぶような、男勝りのさっぱりしたキャラだったけれど、演じたことないようなキャラを演じることで、はーちゃんの見たことがないような面を見ているような錯覚に陥るのは楽しかったりもする。
まあ、接触するとほんわかな子だけれど、根がさっぱりしているのは先刻承知、本人からかけ離れたキャラというわけでもないのだけれど。

タッグを組んでいたのが、ソロ歌手でかつてばりばりやっていた上木彩矢嬢だったのだけれど。
求められている音域、声量、演出上の都合もあるのだろうけど、それにしてもなかなか感心したのは、その上木嬢と一緒に歌った時、比べても明らかに太さ、トルクを感じさせるはーちゃんの歌声。
元々、小柄な身体からパワーボイス、というのははーちゃんの売りではあったけれど、ソロ歌手を相手に回してそれを感じさせるというのは、手前味噌ながらなかなかやるもんだな、と。

卒業前の最後の舞台だったのだけれど、一応のめどは立ったなあと安心させてくれる出来で。
この先は、はーちゃんが行くがままに、のんびり、見ていればいいかなあ、と。
7年半を経てこう育ったというのは、ほんと、よかったなあと。

楽しかったです。