食事療法 -5ページ目

食事療法

糖尿病や高血圧、脂質異常症、貧血、脂肪肝などの食事療法ニュースを配信していきます。

妊娠糖尿病は妊娠してから糖尿病状態になることを
言います。妊娠前にはインスリンとインスリン抵抗性の
バランスが取れていたのに妊娠後にこのバランスが
崩れてしまい、血糖値をコントロールできなくなって
しまうという状態です。

インスリン抵抗性とはインスリンの分泌を抑える働きを
するホルモンのことで、このホルモンにはプロゲステロン、
プロラクチン、コルチゾールなどがあります。これらが
妊娠後には機能するということです。

ではなぜそういったホルモンが出てくるかというと、
妊娠中の赤ちゃんへのエネルギー補給のためです。もし
妊娠前と同じエネルギーしか体内に配給されないとすると
赤ちゃんのエネルギーが不足してしまいます。これを
防ぐために妊娠するとインスリン抵抗性ホルモンが働き、
赤ちゃんへのエネルギー補給のための血糖値を確保する
わけです。

しかしこのバランスが崩れると妊娠糖尿病となります。

インスリン抵抗性=インスリン分泌

という状態が

インスリン抵抗性+妊娠後インスリン抵抗性

インスリン分泌+赤ちゃんの消費エネルギー

になればいいのですが、元々インスリン抵抗性が弱かったり、
もしくはインスリン分泌機能が弱い場合に妊娠糖尿病になる
ことがあります。

母親の血糖値が高くなるとどうなるか。胎児、つまり赤ちゃんへ
エネルギー、つまりブドウ糖が必要以上に配給されます。
そして必要以上のブドウ糖を弱めるために、なんと赤ちゃん自身が
インスリンを分泌するのです。これが危険だと言われています。
というのもインスリンは成長因子であると言われ、巨大化などの
合併症の弊害を起こすというのです。

可能性のある合併症には
・先天奇形
・過剰発達、巨大児
・発育遅延
・胎児仮死
・子宮内胎児死亡
などです。

どれも怖い結果ですね。。。

妊娠糖尿病の対策は食事療法が基本です。必要なエネルギー量を
体重や慎重などから計算し、細かくそれをコントロールしていく
ことになります。エネルギー量だけではなく栄養のバランスに
ついても管理が必要になります。これらをすることでも血糖値が
正常にならない場合はインスリン注射、ということになります。

しかしこういった食事療法は妊娠している女性にとってはかなり
負担も大きいですし、赤ちゃんへの影響も心配されます。

そしてそもそも妊娠してからこういった食事療法をするのでは
なく、妊娠前から自分の体について知っておく、管理しておく
必要があります。

母親だけではなく父親もですが、親がそれまでに摂取した食事が
子供には影響します。偏った栄養しか取っていない場合は
赤ちゃんへの栄養補給も偏ったものになってしまう可能性が
あります。

添加物を多く取っている場合も同じです。塩分のとりすぎ、糖分の
とりすぎ、どんな栄養素、ミネラルもそうですが、とり過ぎや
不足というものが赤ちゃんにも影響を与えます。

ですので、妊娠したら食事療法を行えばいいや、ということでは
なく、少なくともこれから子作りをしようお思ったその日から
食事療法に取り組むことが大事です。

食事療法というと何か特別なことのように思えますが、実は
自分の体を作っていく上でも非常に大切な考え方なのです。
赤ちゃんがかわいそう、と思うのであれば、影響を与える自分の
体を知り、自分の体に適した食事療法から始めるようにしましょう。
妊娠後にできることは非常に限られていますが、妊娠前であれば
できることはたくさんあります。