子宮頸がんにも「抗VEGF抗体 ベバシズマブ(アバスチン)」が承認 | 卵巣がんになった`zaki‘の空間遊泳

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2006年秋「悪性卵巣腫瘍の疑い」と告げられ、治療→再発転移を幾度も繰り返す。
◆受けた治療:手術4回・化学療法5ライン・放射線1回・がんカテーテル治療15回
◆現在: リムパーザ錠服用中
♫ 卵巣がんと長~くお付き合いしている、現役患者です。

本日はお知らせの記事を紹介させていただきます。

 

卵巣がんには適応が認められていた「アバスチン」が、子宮頸がんも適応となりました。

 

2016/5/24 日経メディカルONCOLOGYより


ベバシズマブが子宮頸癌に適応拡大

 

 中外製薬は5月23日、抗VEGF抗体ベバシズマブの進行または再発子宮頸癌に対する適応拡大が承認されたと発表した。

 今回の適応拡大は、海外で実施されたフェーズ3試験GOG-0240の結果と国内で実施されたフェーズ2試験JO29569の結果に基づいたもの。

 GOG-0240試験は、治療抵抗性、再発または転移性子宮頸癌452人を標準化学療法(パクリタキセルとシスプラチン、またはパクリタキセルとノギテカン)単独群と、標準化学療法とベバシズマブ併用群に割りつけて行われた。試験の結果、主要評価項目である全生存期間(OS)について、ベバシズマブ併用群で有意な延長が認められた。OS中央値は、単独群が12.9カ月、併用群は16.8カ月。ハザード比0.74で、層別log-rank検定、片側p=0.0066だった。

 また奏効率も併用群が45.4%(95%信頼区間:38.8-52.1)、単独群が33.8%(同:27.6-40.4)で併用群で有意に高かった(χ2検定、p=0.0117)。無増悪生存期間も併用群が有意に長かった。

 JO29569試験には8人の進行・再発子宮頸癌患者が登録され、そのうち7人がベバシズマブとパクリタキセルおよびシスプラチン併用を受けた。その結果、併用療法で忍容性が確認され、安全性については問題となる有害事象はなかった。

 

 

ベバシズマブは、分子標的薬と呼ばれる種類の抗がん剤です。

 

失恋2007年4月に承認された世界初の血管新生阻害薬

 

他の抗がん剤と併用することでよい治療成績が得られています

 

晴れがんは増殖するにつれて、自分自身の栄養確保のためだけ

  『血管を新しく作ります(血管新生)』

 

 《アバスチン》

がん細胞が血管新生を促すために分泌するVEGFというタンパク質に結合する薬です

 

結果として、血管の新生を抑えて増殖のスピードを低下させるはたらきがあります。

 

 【兵糧攻め】をする、と表現されることもあるお薬です。

 

→ 詳しく書いた、過去の記事があります。興味のある方はこちらをご覧ください照れ

   http://ameblo.jp/syokunin-zaki/entry-11746812513.html