お久しぶりです。
最近はたいした用事でもないのですが、4泊ほど実家以外の所に行っていました。
小学5年生の女の子のいるカルトナージュの先生と、子育てやら作品やら人生観やら…いろんな話をしたりして完全に別の世界で5日間ほどを過ごしてきました。
ハッと気が付くと「病気であることを完全に忘れて」おりました。
自宅に戻ってきた途端に都会(?)の暑さに負けて、感じていなかった疲れが出てしまっています。
…目が痛い…
コレが目下の悩みであります。
がんになってからというもの、私は「視力低下」に悩まされています。
再発するたび、どんどん落ちてゆく視力と‘まぶしさに耐えられない‘苦痛。
…もしや私の先祖にドラキュラがいるのか?… と感じるほどです。
老眼になるのは納得できますが、近視も進むってナニ??
どんなに検眼時に矯正してもらっても、0.6以上がらない右目。
定期的に眼底検査等々してもらっていても、異常は見つからないので諦めています。
この病気になって、悟ったことの一つに
【検査では異常が認められないのに、明らかに普通でないことが起きている身体になっている】という事実があります。
どんなに主治医に訴えても、どんなに精密検査をしても、検査値に異常がなければ
病気とは認められないのです。
むしろ「病気探しは止めましょう」などと、医者から説教されることで終わるケースが多いです。
この経験が‘た~~~くさん‘あるので、私はいつの頃からか
はいはい、調子の良い日があれば「ラッキー♥」なんですね。
頭痛い? 目がかすむ? 手を切ってもしばらくは感じない? 異常に疲れる? ‥等は
「通常生活の一部ですわ。仕方ない。」と、悩むことはせずに
<湿布を貼ったり・薬を飲んだり・横になったり・目を氷で冷やしたり・鍼の治療を受けたり>と少しでも楽になる方法を探して対処しています。
最近では、むしろ『威張り気味』になっています(笑)
メガネの新調の必要に迫られて、近所に出来たばかりの眼科クリニックに行きました。
相変わらず、右目の視力は矯正しても上がりません。
検眼士の方に「今年も春に定期検査受けています。いいんです、いつも右はこうなので」
と、伝えたのにもかかわらず、診察室に入ったらDr.が幾つか質問してきて
(それも、問診票に書いたことばかり。この時点でイラッ!)
「今日、両眼を散瞳してもいいですか?」とのこと。
ざき「え、散瞳が必要なんですか?」と訝しがりながらも「はぁ」と答えてしまった私。
車で来たので、とりあえず家に置いて見えにくくなるまで家にいてからGO!
家から5分もかかりませんので、クリニックまで。
なんかずっと気分はモヤモヤしています。
『… なんで私、散瞳させられているの?おかしくない?
もしかして、いろんな要らない検査させられるかもーーー。あそこ出来たばっかりだしーーー。』
と疑いが出て、暗室で検査が始まった時に言いました。
「あのー、すみません。今日はメガネの処方箋をもらいたくて来たんですけど、なんでこんな検査するんですかぁ?」と優しく伺いました。
お姉さんは驚いて「え、先生の指示通りにしているんですけど…」とおどおど。
「今年の春に検査受けてマスから、必要ないと思います。っていうより、受ける意味がわかりません」
お姉さんはDr.に伝えに行きました(まあ、当然ですわね)
診察室に行って『事情聴集』の始まりです。
チョット神経質な「オレ様先生」的なDr.は一応‘こちら側の手違いで‘と謝ってくれましたが。
「すみません、右目の視力があがらないのは、何かの原因があるからではないか、と医師の立場で考えてしまって検査が必要と判断したんです」と主張。
ざき「いいえ、いつもこうなんです。たぶん検査しても、問題はないと思いますよ。
がんに罹って8年たって、何度も治療受けていますのでいろいろ不便なことがあるんです」
「それで、そちらの病院では何が原因だと言われたんですか?」
→ かなりの不信・不満感に満ちておられました…
ざき「『何度も化学療法を受けているので、その影響もあるかもしれませんが、これと云って原因が見当たらないので仕方ないですね』と言われています」
→ 面倒だから、適当な事を言いました(どうせわかってもらえないし、期待もしていないので)
「インターフェロンとか使いました?それなら副作用である可能性もあるんですけど」
→ 何としても、病名を付けたいってミエミエ。
ざき「あのー、別に治療したいとは思ってませんのでいいんですが。
たとえ原因がわかったところで、そのために通院する気持ちもありませんので。
何度もすみませんが、わたし今日はメガネの処方箋が欲しくて来たんです」
→ これ以上ゴチャゴチャ言うと、キレまっせ!という寸前の平常心で、にこやかに…
「えっ、そうなんですか…。わかりました。 では、せっかく散瞳しているので、診せて頂いていいですか?」
→ 何とも、あきらめが悪い医者だ!
ざき「ええ、どうぞ」
→ 見たけりゃどうぞ~。どうせ、どこも異常はないのサ。ふん。
「ああ、本当ですね。眼底もきれいだし、視神経も特に異常はないし…。では、定期的に眼科には行ってらっしゃるんですね」
→ もう、ケチ付けているとしか思えないレベルになってきました。
ざき「はい、こういってはナンですが『今更治したって、あと何年お付き合いできるかわからない』ですので」
→ これは、ここ数年よく「殺し文句」として使わせていただいています。
実際は皆様ご存じのとおり、『東京オリンピック=6年後 以降も使う気満々』です(笑)
「では、今日は検眼は出来ないので、すみませんが後日いらしてください」
→ 仕方ない、くそっ。って感じでしょうかね。
ざき「あーあ、もう一度来ないといけないんですね。今日は何だったんでしょうねぇ」
→ ため息つきながら心の底から、弱々しい声で‘恨めしげに‘つぶやいてあげました。
この日は(普段もそうなのかもしれませんが)、ほとんど患者さんはおりませんでした。
開院して1ヵ月くらいなので、普通ですね。
待っている間、私は「請求はどうするのかな~」と興味津々でした。
少なくとも、目薬代は請求しないで欲しいと思います。もっと言えば、検査代だって請求されるのはおかしいと思いますので。
でも私の予想は‘全額請求‘でした。まあ、良くて‘次回検眼は、無料です‘くらいかな?
さあ、お姉さんがやって来ました。ふふっ、なんて説明にくるのかしら
「今日はこちらの不手際で、本当に申し訳ございませんでした。
検眼でもう一度来て頂くことになってしまいましたので、次回のお会計は無しとさせてください。いかがでしょうか?」
→ まあ、普通の対応ですね。お姉さんの態度も非常によろしいので「〇」一個。
ざき「はぁ、わかりました」(でも、きっと二度と来ないけど、と心の中では答えてました)
「では、本日のお会計はこちらになります。よろしいでしょうか?」
どれどれ、診療明細書を見てみましょうかい
やっぱり、ありました!点眼薬の請求が!
ざき「あのー、大変申し訳ないのですが、この点眼液と検査の代金は私が払うのでしょうか?
ちょっと納得できないんですけど。だって、不要な検査だったでしょう?」
「はい、そうですね。申し訳ございません。では先生に伺ってまいります」
遠くの方から、ゴチャゴチャと話し声が聞こえます。どうもDr.が検眼士のオジさんに文句言っている様子です。
また「なんで患者が払わないんだ。次に無料にすればいいじゃないか!!」と主張しているのを、お姉さんがイロイロと説得しているらしきことも聞こえてきます。
だいぶ待たされましたが、頑張った模様です。訂正した明細書を持ってきて、照らし合わせて説明してくれました。
まあ、このお姉さんに免じて素直にお支払いをすることにしましたが…。
ひとつ確認したい事があって、もう一個お願いをしました。
「済みません。私の書いた問診票を見せてもらえますか?もしかして、私の書き方が悪かったのかな、とも思うんです。検眼のためと、はっきり書いてなかったのかもしれないので…」
正直、医療現場で働いていて患者さんと意思の疎通が出来ずにトラブルになることがあります。
今日の原因が、私の書き方であった場合も可能性としてありますので、今後のためにも原因をはっきりさせておきたいと思いました。
…あとは、この眼科の問診票が‘書きにくい‘と感じたこともあったのです。書きたいことが書けなかった様な気がして。
は、ピンと来たようで「問診票がわかりにくかったでしょうか?」とすぐに持ってきてくれました。
二人で確認です。
1、「今日はどのようなことで来局されましたか?」
( ここの欄に、7項目書かれていました )
で、私は「検眼」と「メガネを作りたい」の2項目に〇印を付けていました。
ざき「これって、2項目に〇付けたから、先生に誤解されたんでしょうかね?」
「いいえ、これは『メガネを作りたくて来た』と受けとります。でも、言われてみると紛らわしいですね。」
→ お姉さん、出来るね~。薬剤師だったら、ウチに来て欲しいくらいですわ~。
大変よい態度で応じて頂いたので、調子に持った私は言わなくても良い事まで言ってしまいました。
「こういうものは、もっと簡単にした方が良いですよ。
眼科って、いろいろな目的で来る患者さんたちなのでね。これだとスッと〇付けられないと思いますよ。
それから、この空間だけでは‘持病のある人‘は自分の状態を書けませんから、書いてもらえませんよ。‘あ、どうせ目とは関係ないから‘って必要性を感じないかも。」
ああ、私 意外とお節介なんですぅ~。
でもでも、お姉さんが真剣に応対してくれるので、ついつい話してしまいました。
で最後に「すみませんね。細かい事言ってしまって。なにせ長い間、病気しているといろんなことに出会うので」
と、頭を下げるとは、満面の笑みを浮かべながら「いいえ、有難うございます、貴重なご意見」と深々とお辞儀をしてくれました。
そして、開院記念(?)のポケットウエットティッシュを二つ手渡してくれました。
医者にはムカつきましたが、職員の心遣いである程度の納得をして帰ってこられたのは、の力です。
医療は‘患者が感じる『こころ』によって、気持ちよく帰って来られるか・嫌な気持ちで帰って来られるか‘が決まるんだな~、って再度確認してしまいました。
今回のすれ違いの原因ははっきりしています。
「医師の勝手な思い込み」以外の何物でもありません。
だって、問診票さえ読んでいないんですよ!
既往症 [卵巣がん] って書いてあるのに、診察時に
「がんに罹ったそうですね。なんの癌ですか?」と聞いたのが第一声ですもの
二度と行きません。
^^^^ ココからは、薬局のオバサンの個人的な叫びです ^^^
医療費削減したいなら、検査減らしてください!
検査機器のお値段は億がつくらしいじゃないですか。
薬局が高い高いとおっしゃいますが、高いのは「薬そのものなんです~」
その薬だって「処方するのは医者なんです~!」
減らしてください、と頼んでも減らしてくれないんです~!
むしろ「薬剤師のくせに!って、怒られるんです~!
医療費削減するための力は、[ほんのちょこっと]しかないんです~!
哀れな私たちを、うまく使ってください
お役に立てるチャンスがないんですーーー!
^^^ 失礼いたしました。ああ、すっきりした ^^^
愚痴を言えることも、幸せです。有難うございました。
ということで、私は8月に「ここはお墨付きよ」と紹介されたところに行く予定でーす
目がもう少し回復したら、シリーズ再会いたします。
もう少しお待ちください。
では、皆様も暑さに負けない様ご注意ください。
私も頑張ります。