モグログ 〜山梨県北杜市 商工・食農課〜

モグログ 〜山梨県北杜市 商工・食農課〜

みんなで楽しく食育 ~みつめよう!食の原点~北杜市の素晴らしい自然を次世代に・・・・・




 

北杜市では教育ファームの一環として、市内小学校3年生を対象に、国語の授業「すがたを変える大豆」を通じて、子ども達が実際に土に触れて、大豆を育て、収穫、加工するまでの本物の農業体験が行える場を創出しています。

        

 

高根西小学校

 

6月12日(水)、高根西小学校3年生のすがたを変える大豆作り教室がスタートしました。

 

今年度も高根西・高根東小学校の大豆作りは、

農事組合法人営農たかね清水茂さんに

ご指導いただきます。

高根西小学校の畑は学校の南側にあります。

今年度は人数が少ないので、畑の区画を昨年度より少し狭くしました。

 

今日の作業は土作りと種まきです。

 

事前に学校で耕うんしておいてくれました。

今日畑に来てみたら…既に草が生えています!!

なので…今日は草取りからスタートです。

 

 

みんなで頑張って草をとったので、あっという間に綺麗になりました。

 

 

畑がきれいになったので

いよいよ土作りです。

 

 

はじめの挨拶をして、清水さんから大豆についてのお話と、

土作りについて作業の説明をしてもらいました。

 

今日撒く肥料は土の里、苦土石灰、化成肥料の3種類です。

肥料の説明を聞いて、いよいよ班ごとに作業に移ります。

 

3区画に分けて班ごとに作業します。

3人グループで箕を持ちながら撒きます。

 

早く撒き終えたお友達が

「こうやったら上手に撒けたよ〜!こうやるんだよ〜」

とアドバイスをしてくれ、

すぐに実践して効率が上がった子や、

自分なりのやり方のほうが上手に撒ける子がいたり、

作業しながらお友達同士協力し合い、

工夫をしながらまんべんなく撒くことできました。

 

 

みんなに水分補給してもらっている間に

清水さんと職員で管理機をかけて肥料を土の中に混ぜ込みました。

 

 

 

ふかふかの畑になったら三角ホーで種をまく目印の線を引いて、

いよいよ種まきです。

 

ジャンケンのパーにして指を広げ株間をとり、2粒ずつ播種します。

 

 

発芽した大豆は鳥に狙われやすいため、種の色は青色にコーティングされています。

 

 

みんな黙々と集中して作業しています。

 

全通りに播種できたら、土をそっとかぶせます。

 

 

暑い中の作業でしたが、清水さんのお話をよく聞いて、

丁寧に作業することができました。

よく頑張りました。

 

これから草も勢いよく生えてきます。

大豆がしっかり生育するように、

先生と一緒に草とり頑張ってください。

 

枝豆収穫は9月中旬頃です。

楽しみですね♪

 

校舎から畑が少し遠いですが、大豆の生育を観察してみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

北杜市では教育ファームの一環として、市内小学校3年生を対象に、国語の授業「すがたを変える大豆」を通じて、子ども達が実際に土に触れて、大豆を育て、収穫、加工するまでの本物の農業体験が行える場を創出しています。

 

 長坂小学校

 

 

今年度も長坂小学校3年生のすがたを変える大豆作り教室がスタートしました。

 

今年度も長坂ファーム堤教文さんにご指導いただきます。

 

 

長坂小学校の大豆畑は学校から徒歩10分程のとても広い畑です。

事前に長坂ファームさんが草取りと耕うんをしておいてくれました。

 

昨年度に引き続き山梨県が取り組んでいる

やまなし食農菜園教育モデル実践事業のモデル校として

有機農業で大豆を栽培します。

 

 

やまなし食農菜園教育モデル実践事業は、子どもたちの食への理解を深め、自己肯定感を育むとともに、SDGsの実現につながる

持続可能な山梨県農業の担い手を育成するため全国に先駆け、本格的な「食育菜園教育」を推進することを目的としています。

 

 

 

今日の作業は『土作り』です。

 

今年度の長坂小学校3年生は3クラスです。畑まで元気いっぱいに歩いて来てくれました。

 

堤さんから大豆のお話を聞いて作業に移ります。

圃場を3区画に分けてクラスごと責任を持って作業します。

 

まずは、土の里から撒きます。

土の里は、土をフカフカにしてくれるそうです。

 

撒き残しがないようにみんなで声を掛け合って協力して撒くことができました。

 

続いて、苦土石灰を撒きました。

苦土石灰は、土壌のphを調整し根粒菌の活性を良くする働きがあるそうです。

 

土の里とは香りが違い、みんな匂いを嗅いだり、

掴んだ感触の違いを感じながら撒きました。


 

このあと管理機を体験しながら耕うんする予定でしたが、

前夜の雨により圃場の状態が良くないので

後日、堤さんに耕うんはお願いすることになりました。

 

畑が広いので大変でしたが、みんなで協力しあって短時間で作業を終えることができました。

 

みんなよく頑張りましたグッド!

 

次回は6月下旬に種まきです。次回もがんばりましょう。

  

 

 

 

 

 

    

北杜市では教育ファームの一環として、市内小学校3年生を対象に、国語の授業「すがたを変える大豆」を通じて、子ども達が実際に土に触れて、大豆を育て、収穫、加工するまでの本物の農業体験が行える場を創出しています。

 

長坂小学校2023年12月6日、7日、8日

 

長坂小学校では、長坂ファームの堤さんにご指導いただきながら、子どもたちが年間を通して大豆の土づくり、播種、枝豆の試食、収穫、脱穀、選別をしてきました。

脱穀作業では、強風の中ほこりまみれになりながら作業しました。

 

今日は、そんなみんなの頑張りが詰まった大豆を使用して、『豆腐』を作ります!

 

豆腐づくりは、新型コロナウイルスの影響により中止していたため、数年ぶりの実施です。

 

今日の指導は、松井さんに来ていただきました。

 

松井さんは、様々なものをご自身で手作りしていて、大豆栽培から醤油や豆腐も作っており、田舎暮らしの楽しさを書いた本も出版しています。

 

そして今日は、子ども達の見守り隊として、地域の食生活改善推進員さんもお手伝いに来てくれました。

 

 

 

 

豆腐作りスタート

 

すがたを変える大豆作り教室の豆腐作りは、『五感』を意識しながら作業していきます。

見て、聴いて、嗅いで、食べて、触って、五感をたくさん感じながら豆腐を作っていきましょう。

 

前日に子ども達が大豆を必要量量り、よく洗い水に浸けておいてくれました。

冬場は20時間ほど水に浸けておきます。水を含んだ大豆は2.5倍程度に膨らみます。

 

子ども達に乾燥大豆と水に浸けておいた大豆を比べてもらいました。

 

大きさの違いや、感触の違いを観察しました。

 

 

                  下三角

 

 

次に、浸けておいた大豆と水をミキサーにかけ、「なまご」を作ります。

 

 

できたなまごを煮ます。

鍋の底が焦げやすいので、木べらでしっかりこすります。

 

なまごが沸騰して吹きこぼれそうになったら火を止めます。

ブワッと溢れそうになるので緊張する作業ですが、慌てることなく落ち着いて火を止めることができました。

泡が下がったら再び火にかけ5分間煮ます。

煮ている間も焦げやすいので木べらで底をこすり続けます。

 

 

                    下三角

 

 

なまごを煮ている間に次の作業の準備をしておきます。

 

                    下三角

 

 

さらし袋になまごを入れて豆乳を絞ります。

熱いのでやけどに気をつけながら、お友達と協力して絞ることができました。

 

さらし袋の中に残ったものは「おから」です。

その場でおからを少しだけ試食してみました。

「甘くておいしい〜!」

調理前のおからを初めて食べる子もいるのではないでしょうか。

おからは、各家庭に少しずつ持ち帰りました。おからを使用したレシピも配布したので、ご家庭でも食べてみてください。

 

 

                    下三角

 

 

絞った豆乳を火にかけて適温になったらにがりを打ちます。

松井さんから「打つ」の言葉の意味についてお話を聞き、撒き散らすことが豆腐をしっかり固める大切な作業だと教えてもらいました。

にがりを打ったらそのまま15分置いて固めます。

 

                    下三角

 

 

 

次に、固まった豆腐をおたまで木枠へ移します。

ペットボトルを重しにして、15分置いて水分を抜きます。

 

                    下三角

 

待っている間に、松井さんがご自身で作っているしょうゆの作り方をみんなに教えてくれ、もろみや塩を試食させてくれました。

 

 

 

 

                    下三角

 

いよいよ最後の工程です。木枠を外し、豆腐を水につけてにがりを水に流します。

木枠とさらしを豆腐から剥がす瞬間は、豆腐を崩さないようにみんなドキドキです。

 

 

 

水に10分ほど浸けたら豆腐の完成です!

 

どの班もしっかり固まり、とても上手な豆腐が完成しました。

 

いよいよ試食です。

最初は何もかけず、豆腐だけの味を感じてもらいました。

自分たちで栽培した大豆を使用して作った豆腐の味はどうでしょうか?

 

「売っている豆腐はあまり食べられないけど、この豆腐なら食べられる〜!」

こんな嬉しい声も聞くことができました。

 

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響により数年実施できていなかった豆腐作り。

大豆が変化していく姿を実際に見たり、匂いを感じたり、舌で味わったり、手で触ったり。実際に「体験」することはとても大切な事だと改めて感じました。

すがたを変える大豆づくりは豆腐作りが最後の工程でしたが、この事業を通して、子ども達の五感を刺激し、子ども達が主体となって取り組むことで、自信に繋げ、心豊かに成長することを願っています。