久留米市が策定した食育推進プランを知ってもらおうと、プランを解説したマンガ「食育かぞく」を同市が刊行した。作画は同市農政課職員の坂本豊信さん(48)。「子どもから大人まで、広く親しんでもらえれば」と呼び掛けている。


マンガはA4判、16ページ。4人家族を主人公に朝食の大切さや地産地消の意義などをわかりやすく描いている。栄養バランスの表やグラフなども織り交ぜ、プランの概要が分かる。


坂本さんは同市の広報紙や無料情報紙「カルキャッチくるめ通信」などでイラストを描いている。今回は「読み継がせる展開を工夫するのに苦労した」。


食育をPRする業務の一環として仕事の合間や自宅で描き、1週間かけて完成させたという。マンガは1万部が印刷され、16日午後1時半から同市城南町の市民会館で開かれる同プランのシンポジウムで、約1000部が来場者に無料配布される。同市の公共施設などにも配置される。


同シンポジウムは、久留米信愛女学院短大の広畑一代教授や長崎県佐世保市に拠点を置く市民団体「大地といのちの会」の吉田俊道代表らがパネリストとして参加する。先着800人に野菜の無料配布もある。同課=0942(30)9163。


=2007/07/13付 西日本新聞朝刊=