平成13年9月の理事会に大量の提案資料を理事会に出したのですが、
この中に「商工会株式会社構想」というものがありました。
この資料で訴えたことは、民間の考え方で商工会を運営しようよということです。
商工会の会議の中で、
「事業計画に書いてあるからやらなければ・・・」
「予算を使い切らないと来年付かなくなるから使わないと・・・」
「こんな事業をやったらいいと思うけど、計画にも予算もないからできない・・・」
たびたび、こんな発言がされました。
私は理事会で、「商工会株式会社構想」という資料を配って、
「効果がないと思う事業は年度途中でもやめたらいい」
「予算を無理に使うべきではない」
「必要な事業は補正予算を組んですぐにやりましょう」
「役員さん方は会社の経営者です。ご自分の会社で、事業計画にあるから必要ないけどやらなきゃとか、予算を消化しなければとか、年度当初の計画にないからできないとか言っているでしょうか」
と言ったのです。
役員さん方の反応は以下のようなものでした。
「よく言った。その通りだ」
「自分の会社ではない、商工会だからという遠慮があったが、前から疑問に思っていた」
「職員からこんな話が出てきたのはとてもよいことだ」
商工会は、法制化されて補助金をもらうようになってから、
行政の仕事のやり方を真似るようになりましたが、どうなんでしょう。
補助事業は簡単に「や~~めた」というわけにはいきませんが、
一般事業は、フレキシブルに考えるべきだと思います。
実は、私は商工会が会社を作ることを考えていました。
しかし、まだ、この理事会では胸に秘めていました。
画像は、宮田村の「こもれ陽の途」