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最近讀んだ本は

日中韓2000年の真実 ~なぜ歴史のウソがまかり通るのか~ (扶桑社新書)/拳骨 拓史
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いや~、自分が受驗生である事など忘れて讀んだ。


感想としては、氏の著作の特色である日本と支那及び朝鮮との歴史的關係を書き、第四章で領土問題と云ふ現代日本が抱へる問題を扱つてゐる。

また第五章では、汪兆銘等の日支韓互ひを友好的關係に持つて行かうとした方々の、眞の友好が書かれてゐる。


氏の書く歴史は、保守派が書く歴史認識云々と云ふよりは、お互ひの國がどう付き合つて來たかと云ふ所に重きがある樣みられる。

であればこそ、所謂保守派が書かない樣な文化の交流などを書いて、例へば日本人が一方的に支那・朝鮮に抱く「文化受容の恩惠」だつたり、あるひはあちらが持つ「文化を傳へてやつた」と云ふ態度を批判してゐる。


これは、氏の著作を通して云へる事であるが、難しいと云ふものでは決してなく、そんなに歴史の知識がない人でも、ある人でも勉強になるのではなからうか。


そして第四章の領土問題は必讀の章だと思ふのである。