法華講 野元 貴博 『野元UNO工房』

法華講 野元 貴博 『野元UNO工房』

日蓮正宗信徒としてのこと。趣味であるアナログゲームの事や休暇の事書いてます

-序章-念仏はあきらめの教えです

念仏を称える宗教では、この世は苦悩に満ちた穢(けが)れた土であり、死後に阿弥陀仏によって西方極楽浄土に往生することだけを願いなさいと教えます。

これでは目の前で苦しむ人に対し、『あなたは今の世では救われることがない』と突き放しているようなもので、とても人々を救う教えとはいえません。

 

 

筋違いな法然の教え-浄土宗-

 

今年は、

法然が浄土宗を開いてから850年にあたる。

 

「浄土宗21世紀劈頭(へきとう)宣言の具現化」なる方針のもとに平成28年から計画した記念事業や、

浄土宗各寺院での記念法要が催(もよお)されているようだ。

 

浄土宗の総本山である知恩院では、

本年4月7日に、

浄土宗開宗の地としている比叡山(ひえいざん)の青龍寺で慶讃法要を行い、

さらに知恩院でも4月9日から14日まで法要を行っている。

 

このほか、

知恩院最古の建造物の修理事業や、

『法然上人のお言葉-元祖大師物語』のデジタル版公開したということだ。

 

 

 

法華経を「捨てよ……」

 

法然は、

釈尊在世に生まれることのできなかった自身の境界を

「恥ずべし、

恥ずべし。

悲しむべし、

悲しむべし」

といい、

「難値待遇〈遇(あ)い難い仏教に遇いながら虚(むな)しく時を過ごしてはならない〉」〈元祖大師御法話〉と主張する。

 

しかし、

釈尊を恋(こ)い慕(した)う法然自身が『選択(せんちゃく)本願念仏集』のなかで、

釈尊出世の本懐である法華経をはじめ、

浄土三部経〈無量寿経·観無量寿経·阿弥陀経〉以外の一切諸経を、

すべて

「捨てよ、

閉じよ、

閣(さしお)け、

抛(なげう)て」

という。

 

つまり、

 

真実の教えである法華経を

 

「捨てよ、

 

閉じよ……」

 

と誹謗(ひぼう)したのが法然であり、

 

釈尊を尊ぶふりをしながら、

 

その同じ口で釈尊の教えに背(そむ)いているのである。

 

日蓮大聖人は『立正安国論』で、

 

「捨閉閣抛(しゃへいかくほう)の字を置いて一切衆生の心を薄(おか)す。

是(これ)偏(ひとえ)に私曲(しきょく)の詞(ことば)を展(の)べて全く仏教の説を見ず」〈御書 242ページ〉

 

と論破されている。

 

「捨閉閣抛」の邪義は、

 

一切衆生の心を汚す大悪法。

 

法然のわがまま勝手な解釈であり、

 

仏説に背く、

 

とんでもない教えなのである。

 

 

阿弥陀仏の本願にも背く

 

この「捨閉閣抛」の邪義について、

 

大聖人は『念仏無間地獄事』に、

 

「法華経の門を閉じよと書かれて候へば、阿弥陀仏の本願に漏(も)れたる人に非ずや」〈同 319ページ〉

 

と仰せである。

 

阿弥陀仏の本願に

 

念仏を称(とな)える者は救われると説かれているが、

一方で

「唯五逆罪を犯す者と正法を誹謗する者を除く〈趣意〉」〈大正蔵  12-268ページ〉

と述べている。

 

つまり

 

阿弥陀仏自身が、

 

正法であると法華経を誹謗する者は救われないと言っているのだ。

 

 

 

法然はこの言葉を無視し、

 

阿弥陀仏の本願にも背く邪義を立てていることになる。

 

法華経の門を 

 

「閉じよ……」

 

と謗(そし)る法然が開いた浄土宗は、

 

阿弥陀仏の教えにも背く宗派なのである。

 

 

 

 

 

 

「未だ真実を現さず」の教え

 

釈尊は無量義経において、

 

「諸(もろもろ)の衆生の〈中略〉性欲(しょうよく)不同なれば種種に法を説きき。

 

種種に法を説くこと、

方便力(りき)を以てす。

 

四十余年には未だ真実を顕さず」〈法華経 23ページ〉

 

と示されている。

 

 

 

釈尊が成道以来、

 

42年間にわたって説かれてきた諸経は、

衆生の楽(ねが)うところに応じて説いた随他意(ずいたい)、

 

方便の教えで、

 

浄土宗が依経とする浄土三部経も、

 

法華経を説くための準備として示されたものである。

 

したがって本来ならば、

 

浄土三部経等の教えを閉じ、

 

法華経の門を開くべきなのである。

 

故に、

 

浄土宗の邪義を大聖人は『念仏無間地獄抄』に、

 

「念仏は無間(むけん)地獄の業因(ごういん)なり。法華経は成仏得道(とくどう)の直路(じきろ)なり。早く浄土宗を捨て法華経を持(たも)ち、生死(しょうじ)を離れ菩提(ぼだい)を得(う)べき事」 〈御書 38ページ〉

 

と厳しく破折されている。

 

法華経を正しく拝し奉れば、

 

御本仏日蓮大聖人が顕わされた教えが最も勝れており、

 

「南無妙法蓮華経」を唱えることが末法の衆生を成仏へ導く唯一最善の方途である。

 

 

 

知ってか、

知らずか、

 

無間地獄に堕(お)ちる因を積む浄土宗の檀信徒に甘んじてる人々は多い。

 

その人たちを阿鼻(あび)の業苦から救うためにも、

 

一刻も早く折伏教化が必須である。

 

令和6年9月16日 『大白法』 第1133号 諸宗教破折163」 より引用

 

日蓮正宗法華講

妙相寺全国地区信徒

神奈川県 野元 貴博

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