今、浜離宮で発掘のバイトをしている。わくわくして現場に行ったら、はめられた。発掘とは名ばかりで、作業内容はお堀の中のヘドロの堆積を調査するために、ただひたすらどぶさらい。一体、これが何故発掘なのかと、担当者を問い詰めると、どうやら石垣の組み方を調べたいらしい。だったら、石垣の周りだけ掘ればいいだろうと思うのだが、まあ、いろいろあるらしい。調査費の出所とか、なんとか。


普通に考えれば辛くて苦しいことを、楽しく出来なくなったらあーちすとではない。そう日頃から思っている俺も、さすがにめげかけた。が、ここで折れたら【神社・仏閣系あーてぃすと】という世間を小ばかにした肩書きをわざわざ名刺に書いている俺の名がすたる。


今回は、昔の人はどうやって治水工事をしたか、及び田んぼでのぬかるみから生まれた身体感覚とリズムを推察するための手がかりとして発掘とは名ばかりの土方仕事をしてみようかと思う。だって、一歩歩くと片足が膝まではまって脱出するのに10分かかるような場所なんて、東京にそうそう無いし、上流に作った簡易ダムが決壊して危うく水没しそうになるなんて経験も、滅多にできない。


「昔のお百姓さんは大変だった。」とか言ってみたところでその大変さが実感としてなければ、人に何も語る事はできないと思う。まずやる。それから本を読んだりして情報を整理する。そこから作品を創る。

これが、嘘をつく事を生業にしようとしている【神社・仏閣系あーてぃすと】の方法論だ!ざまぁみろ!!


・・・しかし、今日も疲れた。はっはっはっはぁ・・・・