


4月1日(日)に坂路コースで4ハロン57.7-42.1-28.1-13.5を単走で馬ナリに追われ、4日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.4秒先行して併せ、55.1-40.0-25.8-12.8を一杯に追い切りました。「フックラしている体つきとまではいかないまでも、追い切った後の計量で434kg。少なくとも前走のようにガス欠することはないはずです。テンに急かすと稽古でも最後が甘くなってしまうので、今回は積極的にポジションを取りに行くのではなく、脚を溜めて直線勝負のつもりで仕掛けてもらうよう鞍上には指示を出します」(渡辺薫彦調教師)

4月1日(日)にWコースで4ハロン57.2-41.4-15.2を単走で馬ナリに追われ、4日(水)にもWコースで5ハロンから1.3秒先行して併せ、68.6-53.5-38.6-12.6を強目に追い切りました。「先週の稽古から着用しているブリンカーが効果てきめん。格上古馬と併せた最終追い切りでも迫力は見劣りすることなく、最後まで集中力を切らさずに走れていました。あとは実戦に行って同じような走りができるかどうかでしょう。先手を主張するタイプが少ないと見て、狙っていた牝馬限定でなく一般戦を選択させてもらいましたが、積極果敢なスタイルで今回もどこまで粘れるか。減量騎手起用で斤量の2kg減も大きく味方してくるはずですし、今回あたりは良いところを見せたいと思っています」(栗田博憲調教師)


在厩場所:栗東トレセン
調教内容:4日にCWコースで追い切り
次走予定:福島4月7日 芝2,600m〔富田暁〕
吉村圭司調教師「当初、中谷騎手にお願いしていましたが、3kg減の富田騎手が空いていたことから、予定を変更させていただきました。4日の追い切りで富田暁騎手に感触を確かめてもらったところ、『聞いていた通り、切れ味を活かすというよりは、長くいい脚を使ってくれそうなので、ある程度前目のポジションで競馬をする方が良さそうですね。乗り味は良かったですし、この馬の持ち味を引き出せるように頑張りたいと思います』と言っていました。以前よりだいぶハミに頼るところがなくなり、体全体を使って走ってくれるようになっているので、2,600mの距離でこの馬の良さを出してくれればと思っています。体力はある馬なので、早めに仕掛けて行くぐらいの気持ちで競馬をしてほしいと思います」

在厩場所:美浦トレセン
調教内容:坂路コースで4日に時計
次走予定:4月7日の中山・ニュージーランドトロフィー(GⅡ)〔石橋脩〕
菊沢隆徳調教師「4日に坂路コースで時計を出しましたが、負荷を掛けると言うよりは態勢を整える程度にサラッと行いました。先週の金曜日(3月30日)に石橋騎手を乗せて、南Wコースでしっかりと負荷を掛けた調教を行っていますから、それが実質最終追いといった感じです。その先週の追い切りでは、道中大きく先行した相手を直線でしっかりと脚を伸ばして捉え、最後は先着してくれましたし、軽快な走りを見せてくれましたよ。石橋騎手も思ったよりも乗りやすい馬だったと言っていたように、変にテンションが上がることなくいい精神状態を維持できていると思います。また一度レースを使ったことで馬体に張りが出てきていて、状態は上がってきているように思いますよ。右回りは少し内にモタれる面があるのでその点が課題になってくると思いますが、1,600mはこなせるはずですし、上手く折り合って運べれば楽しみはあると考えています」

4月1日(日)に坂路コースで4ハロン56.9-42.0-27.9-13.4を単走で馬ナリに追われ、4日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.3秒先行して併せ、56.3-42.1-27.5-13.5を馬ナリに追い切りました。「時計的にはそれほど速いところでなくても、長目からの併せ馬で十分負荷のかかる最終追い切りが消化できたと思います。しっかりと食べている割には体の成長に物足りなさを感じるものの、状態面に関してはデビュ―戦の頃よりもだいぶ上向いてきている。揉まれずに前々からの競馬ができれば、いきなり好走しても不思議ではありませんよ。あとは燃えやすいタイプの気性ですから、当日のパドックや馬場入場時に変にテンションが高くならぬよう気をつけて臨みます」(黒岩陽一調教師)


