健康情報452 梅干しの効用2 インフルエンザ予防他 | NPO法人生涯青春の会

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2021年8月17日 健康情報452 梅干しの効用2 インフルエンザ予防他

 

2インフルエンザ予防

・梅からインフルエンザウイルスの増殖を抑制する新規機能性化合物を発見しました。今後、応用に向けた研究への発展が期待できます。(2010/06/01発表)

・その研究成果の一つとして、梅からインフルエンザウイルスの増殖を抑制する新規機能性化合物を発見しました。今後、応用に向けた研究への発展が期待できます。

 

・梅干しから抽出したエキスを、新型インフルエンザ(H1N1型)と同じウイルスに感染させたイヌの肝細胞に加える実験を繰り返し、有効成分を特定。今回、世界で初めて発見した物質はポリフェノールの一種で、「エポキシリオニレシノール」と名付けました。
・ウイルスに感染させた培養細胞にエポキシリオニレシノールを加えると、約7時間後にはウイルスの増殖を約90%抑制。エポキシリオニレシノールを添加しなかった培養細胞はウイルスに破壊されていました。
1日に梅干しを3~5粒ほど食べれば、ウイルスの抑制を期待できます。

 

3胃がん予防

・梅の中には、胃に障害を及ぼすヘリコバクターピロリ菌の運動能力を阻害または抑制する効果のある物質が含まれていることを見いだし、その物質の構造についても分析することに成功しました。この知見に基づいて、特許を取得することができました。(2009/12発表)

・ピロリ菌は、日本人の半数以上が感染していると言われるほど非常に感染率の高い菌です。
・また、複数の鞭毛を持ち、高速に動かす事で高い運動能力を示します。そのため、胃の粘膜を傷つけ、胃炎、胃潰瘍さらには胃癌に発展する。

・ピロリ菌に対する梅の抑制機能を検証したところ、未熟梅の果実を加えることで、ヘリコバクターピロリ菌が丸く変形して動かなくなったり、凝集して働きを失う効果がみられました。

・さらに、我々はこのようなヘリコバクターピロリ菌に対する運動能抑制効果を示す有効成分について検討を行いました。