健康情報376 糖尿病4 血糖値を下げる「かかと落とし」 | NPO法人生涯青春の会

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2021年3月4日 健康情報376 糖尿病4 血糖値を下げる「かかと落とし」

 

〇従来、糖尿病の人は、食後1時間ほど経ってから運動を開始するのがいいといわれてきました。しかし、近年、この定説が覆されようとしています。「食後5分以内」に運動することが効果的だと、見直されているのです。食後1時間経ってから運動をしても、すでに血糖値がかなり上昇しているため、運動効果が得られないためです。食後すぐに運動をすると、胃や腸に集まるべき血液が筋肉で使われてしまうので、消化が悪くなるといわれてきました。現在、この点についても考え直されています。【解説】泰江慎太郎(銀座泰江内科クリニック院長)

 

〇糖尿病の運動療法のタイミングは?従来の定説が覆されようとしている

・私は、糖尿病専門医として、日々、糖尿病に悩む患者さんの治療に当たっています。
・運動療法は、糖尿病治療の基本の一つです。では、どのタイミングで運動をすれば、より効果的なのでしょうか。

・従来の定説だと、糖尿病の人は、食後1時間ほど経ってから運動を開始するのがいいといわれてきました。
・しかし、近年、この定説が覆されようとしています。なんと「食事終了後5分以内」に運動することが効果的だと、見直されているのです。

・その結果、食事を始めて15分経つと、早くも血糖値が上がり始めることが判明しました。
・つまり、食後1時間経ってから運動をしても、すでに血糖値がかなり上昇しているため、運動効果が得られないのです。

・また、運動を始めるのが食後すぐであればあるほど、血糖値の上昇が抑制されたという海外の研究報告もあります。
・食後すぐに運動をすると、胃や腸に集まるべき血液が筋肉で使われてしまうので、消化が悪くなるといわれてきました。現在、この点についても考え直されています。

・「かかと落とし」で骨ホルモンが分泌

私がお勧めしているのは、かかと落としやスクワット、階段の上り下りなど、下半身を刺激する簡単な運動です。

 

【血糖値を下げる運動】かかと落としのやり方 食後すぐの実践が効果 糖尿病対策に役立てよう