2020年10月21日 健康情報361 岡田正彦著 書籍の紹介
「医者の私が、がん検診を受けない9つの理由」
がん検診という「オーバー・ダイアグノーシス(過剰診断)」。学術的&論理的にあなたを納得させる、9つの理由。
○ はじめに (一部を引用)
がんについての最大の不思議は、いくら早期にがんを発見し、いくら早期に治療を開始しても、その後の余命に差が認められないことである。「そんなバカな」と思われるかもしれない。
この事実を知って以来、私はがん検診を決して受けないことにした。本書は、このことを具体的に示す9つの論拠を上げながら、がん検診の問題を分かりやすく解説したものである。本書の最後には、検診を受けるよりも、ガンは自分で予防すべき病気であることを述べている。
目次
プロローグ―人はなぜがんになるのか
第1の理由 がん検診をいくら受けても余命は延びない
第2の理由 がん検診を推進している人たちの言い分は怪しい
第3の理由 がん検診に関する世論は操作されている
第4の理由 レントゲン検査でがんになる
第5の理由 がん検診で総死亡が増えている!
第6の理由 がんの運命は最初から決まっている
第7の理由 人間ドック、健康診断の深刻すぎる問題点
第8の理由 抗がん剤にまつわる怪しい話の数々
第9の理由 がんは自分の努力で予防できる
エピローグ―私ががんになったら
著者等紹介
岡田正彦[オカダマサヒコ]
1946年、京都府生まれ。新潟大学医学部卒業。新潟大学名誉教授。医学博士。専門は予防医療学で、遺伝子や細胞を対象にした基礎実験からビッグデータの統計解析まで幅広い研究を行なってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。