1、脳が限りなく活性化するカギは (優しい人間学1から)
脳が限りなく活性化するカギは単純なのである。「読む」「書く」「話す」の3点が生活の中に定着することである。ただ「読む」だけの「静」の状態では脳は活発に活動しない。「読む」に加えて「書く」「話す」という「動」が加わると、脳は限りなく活性化していくのである。
2、NPO法人生涯青春の会の中心イベントは「スピーチの会」である。一人の持ち時間5分間で起承転結がまとまっているスピーチをすることは簡単なものではない。「話す」ために当然「読む」「書く」という準備をしなければならない。リタイヤした中高年が大勢の前でスピーチをする機会はほとんどない。この活動をなぜ行って来たかといえば、ひとえに参加者の脳活性化(記憶力の向上)のためであった。
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記憶力
2004年1月8日 癒しの森」から
今日も昨日と同じく、講演の準備の一つとして2000年12月31日の日々の映像に書いた「記憶力」の大半を引用しておきたい。
脳と心の地形図(原書房・リタ・カータ著)という本を読んだ。『脳にある何十億というニューロンは、100兆もの結合を持っていて、その一つずつが記憶の一部になる可能性を秘めている。だから、人間の記憶能力は、正しいやり方で蓄えられれば無限なのである』(同書P259)・・・・
1998年12月31日にも書いたが、情報を得たら先ずメモをする(手を動かす)そして話す(口を動かす)という「動」が加わると、完全に記憶として刻まれるのである。途中で手を動かす行動を省略しても、話すという「動」があればその情報・知識は脳に刻まれる。これらの「動」がいかに重要か、これを深く理解して行動すれば、脳は限りなく活性化していくように思う。ただ聞く、読むだけの「静」の状態では、脳の開発・活性化はありえないのである。
・人間の 脳と呼ばれる 小宇宙 無限に広がる ミクロの世界
元資料講演原稿94