健康情報311 骨粗鬆症1 愛読書のアドバイス | NPO法人生涯青春の会

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2020年8月1日 健康情報311 骨粗鬆症1 愛読書のアドバイス

 

1、     骨粗鬆症の予防や改善

     石原結實著 高血圧の9割は「脚」で下がる 91ページから

筋肉運動をすると、骨への血流もよくなり、骨が強くなる。筋肉運動、特に負荷をかけるダンベル運動をすると骨も強くなる。「骨は加えられた力に反応して強くなる」(WOIFFの法則)と言う言葉があるくらいだ。

           

2、     歩くと「骨」がじょうぶになる

(脳科学者 大島 清著「歩くことはなぜいいか」69~72ページから要点を引用)

・骨が曲がったおじいさんはあまり見かけないが、骨が曲がったおばあさんはよく見かける。

・腰が曲がるのは骨粗鬆症が原因なのだが、これには主に二つの要因によると考えられている。第一は女性の方が骨粗鬆症になりやすいという点、第二は女性の方が男性より若い年齢で骨粗鬆症になりやすい点だ。

・男性が骨粗鬆症を心配しなければならない70代後半である。一方女性はすでに50代前半で腰が曲がる心配をしなければならない。

・いずれも女性ホルモンが影響しているのであるが、とりわけ女性は意識して骨をじょうぶに保つ努力をしなければならない。

・筋肉と同じように、骨も鍛えなければ強くならないのだ。歩かないと骨は弱くなる。骨密度を高め、骨粗鬆症を防ぐためには、骨の成分であるカルシウムを摂る必要がある。

・女性も男性もホルモン分泌が少なくなると、骨からカルシウムが溶け出してしまう。これが骨を弱くする原因なのだが、カルシウムを摂るだけでは、うまく骨に吸収されない。

・カルシウムの吸収を助けるビタミンDと、ビタミンDの働きを強める太陽の光が必要となる。それにもう一つ、運動が欠かせないのだ。

・骨粗鬆症を予防し、骨密度を高めてためには、カルシウムとビタミンDの摂取だけでなく、運動が欠かせないことがよくわかる。

・今はカルシウム飲料や各種ビタミンが出回っており、清涼飲料水の感覚でカルシウムを補給することが出来る。

・ごくごくっと飲むと、それだけでなんとなくカルシウムが補給されたような気分になる。しかし、それだけでは、カルシウムが体な中を素通りしていくに過ぎないのだ。

・大地を踏みしめて歩くという行為がなければ、カルシウムは吸収されない。寝ころんでテレビを見ながらカルシウムを補給しても、骨は太く丈夫にならないことを肝に銘じておきたい。