2020年3月7日 健康情報 199 血圧4 血圧の基準値の異常さ
4年前の講演原稿28 内海 聡さんのリポートからの引用です。
血圧の数値に惑わされていませんか?
医師内海聡氏 https://ja.wikipedia.org/wiki/
・高血圧の境界線になり、1997年当時は160/95で、2000年に140/90に引き下げられ、さらに130/85へと、年を追うごとに引き下がってきています。まったくアホな限りです。この裏で何が進行しているのか、ほとんどの人が知らないからです。
・実は血圧は、低すぎると長生きができないということが、多くの疫学調査から明らかになっています。とくに、高血圧を降圧剤で無理やり下げた場合は、ガンになりやすく、さらに心臓・脳血管系での死亡率も、治療しなかった場合に比べて高くなります。
・血圧が上がるのも、通りの悪くなっている血管内を、充分な血液を通そうとして心臓が力強く拍動するからです。これを薬で無理やり圧力を下げて、必要な酸素や栄養素が全身に供給されなくなったら、余計不健康になるのは 当たり前です。
・カルシウム拮抗剤もARBも発がんリスクが上昇します。βブロッカーは、極論すれば精神薬と大差ない物質であり、飲み続けることで様々な問題が噴出してきます。もちろん医師は、その問題を薬のためだとはいいません。他の病気が出てきたとか老化であるといわれて、さらなる薬を投与されるのがオチです。
・少々の血圧上昇など何も気にする必要はありません。日本総合健診予防会の大櫛元教授は、年齢性別による血圧の基準表を作られましたが、これはとても参考になります。年齢にもよりますが、160~180くらいは無投薬の治療で、全くかまわないのです。それよりも本当の塩に注意を払い、添加物やミネラルに注意を払うほうが血圧は安定します。
補足
近藤誠著「医者に殺されない47の心得」の37ページからの引用です。
「基準を下げると儲かるのは誰?その結果、製薬業界はホクホクです。1988年の国内の降圧剤の売り上げは、おおよそ2000億円だったのが、2008年には1兆円を超えたのです。基準をササッといじって、薬の売り上げ6倍強。血圧商法、大成功です」 現役の医師の告発は説得力があります。