「座りすぎ」は脳にも悪影響、運動でも相殺できない可能性 | NPO法人生涯青春の会

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2018年4月20日 日々の映像 1

 

「座りすぎ」は脳にも悪影響、運動でも相殺できない可能性

 

月2回の講演で「座り過ぎ」の弊害を必ず話している。

座っていることが健康にとって最悪の行動の一つであることを、強く認識している人は少ない。だが、そうした考えを変える可能性がある研究結果が発表された。以下のリポートの要点を引用。

 

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが米科学誌プロスワンに発表した論文によると、

・座っていることは体の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、神経学的に見た健康リスクでもあるという。

・着座している時間が長い人は、記憶と関わる脳の領域に皮質の菲薄(ひはく)化が見られ、その影響は強度の高い運動でも相殺することができないと見られる。
・運動は座りすぎによってもたらされるダメージを帳消しにすることができないと考えられる。

・座って動かずにいることは、アルツハイマー病のリスクを増大させる予測因子であるとも見られている。

・研究チームは、アルツハイマー病の症例のうち約13%は活動的でない生活習慣が原因だとする過去の研究結果を指摘している。
・座って過ごす時間が長くなるほど、認知能力が低下する可能性があるとの見解も過去に示されており、これは脳そのものが変化したことによって現れる兆候とも考えられる。

・これまで数多くの研究結果から、座り続けることが心臓病からがん、早死にまで数多くの問題に関連していることが示されてきた。

・米国心臓協会は長時間の着座の危険性について、「もっと座らず、もっと動く」ことを呼び掛けている。体の健康だけでなく、脳の健康にも同じことが言えるのかもしれない。

 

「座りすぎ」は脳にも悪影響、運動でも相殺できない可能性

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