国借金はどこまで増え続けるのか。借金が限界を超えた時に何が起こるのか。少なくとも、アルゼンチン・ロシアの財政破たんの顛末を知っておく必要がある。
財務省は十日、国債と借入金、政府短期証券を合計した国(政府)の借金が2013年12月末時点で1017兆9000億円だったと発表した。ことし1月1日時点の日本の総人口1億2722万人(総務省推計)で単純に割ると一人当たり約800万円になる。国財務省は2015年3月末に国の借金が最大1143兆円に達する可能性があるとの見通しを公表している。
2015年3月末の国の借金 1143兆円
2013年12月末の国の借金 1017兆円
僅か2年の増加見通し
124兆円
消費税が8%にアップされても、借金の増加ペースは全く変わりない。
前段の通り「財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が2013年12月末時点で1017兆9000億円だったと発表した」とあるが、ただ、事務局が発表する段階の話でない。少なくとも、大蔵大臣が記者会見の形で、国民に発表するテーマでないか。
国の借金最大1017兆円 13年末