所得収支が海外で活躍する日本企業の力なのである | NPO法人生涯青春の会

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ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。

 

 日本は何十年も10兆円前後の貿易黒字を計上してきた。円高を続けた最大の要因であった。私が日々の映像を書き始めた1997年当時は、為替が1ドル150円を割って、大騒ぎをしている時であった。それから15年後の2012年から貿易収支が赤字となって、昨年は11兆円の赤字となった。このうち4兆円余りが原発中止に基づく燃料費である。見方よっては、大した額でないと思う。

 

米国の昨年の貿易赤字は2年連続に改善されたが、4715億ドル(47兆円)である。マクロの視点でみると、発電用の4兆の燃料費は、日本経済で十分吸収できる金額でないかと思う。明らかに原発推進派の新聞がある。この新聞社の報道は、ことさら4兆円の発電用燃料の負担が大きいような報道をする。

 

 貿易赤字が出るようになってきたので、円高が修正され国内企業の大幅な増益となっている。貿易赤字が毎年10兆円を超えても、総合的にみれば大騒ぎする必要はない。昨年7月の所得収支が17938億円の黒字と過去5番目の黒字幅を記録している。1ヵ月で2兆円余りの所得収支(証券投資収益・株式の配当金・債券利子収入)があることが、日本経済の力なのである。

2013年度の所得収支は210日のNHKのニュースによると17兆円)

 

貿易赤字:過去最大11兆円 円安で燃料費膨張13年

http://mainichi.jp/select/news/20140127k0000e020172000c.html

貿易赤字が2年連続で減少

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140207/k10015083221000.html

2013911日 所得収支が17938億円の黒字 

http://blog.goo.ne.jp/syougai0014/e/8f254a8b7df8ac87ac243b5cab5aa3e6