382、鳥インフル:カモのふんからウイルス検出 北海道・稚内 | NPO法人生涯青春の会

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2010年10月26日 16時34分 毎日新聞


 環境省は26日、北海道稚内市の大沼で採取されたカモのふんから、強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたと発表した。周辺でウイルスで死亡したと見られる野鳥は見つかっていない。


 同省によると、北海道大が今月14日に研究の一環で大沼でふん183検体を採取。このうち2検体から強毒性のH5N1型ウイルスが検出されたため、同大が同省に報告した。国内では04年3月以降、クマタカやオオハクチョウなど野鳥の死骸(しがい)から強毒性のウイルスが検出されたケースはあるが、ふんから検出されたのは初めてという。


 同省や北海道、北海道大は、ふんが採取された地点から半径10キロ以内で野鳥の死骸があるかどうかを確認するとともに、他のふんも採取してウイルスの保有状況を調査。さらに専門家と連携し、カモの飛来状況などを調べる。また、感染拡大防止のため、北海道稚内市は26日午前10時から、大沼へ侵入路を通行止めにした。


 同省鳥獣保護業務室は、大沼周辺でウイルスが原因と見られる野鳥の死骸は見つかっていないことなどから、「現段階では、鳥インフルエンザで鳥が大量に死亡する危険性は高くない」と見ている。【大場あい】

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