中国「力の外交」加速  | NPO法人生涯青春の会

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中国「力の外交」加速 「領土」防衛したたか     毎日新聞
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10660830641.html

 中国は各地での領有権紛争を力で押していこうとしているようだ。東南アジアや韓国など周辺国が警戒を強める一方、地域大国であるインドからは「力」で中国に対抗する姿勢がうかがえる。衝突事件は、アジアの新しい外交勢力図に変化が起こるようだ。

 中国関連のニュースが山のようにあって、その他のニュースが小さく見える。中国の「力の外交」の加速は止められないようだ。その象徴的な論調を引用しよう。人民日報系の環球時報は25日、強硬な中国イメージをさらに強める社説を掲載した。社説は「国を治める経験の乏しい日本の現政府に、中国が軽率に対立できる国ではないことを知らしめるべきだ」と主張している。

「国を治める経験の乏しい日本の現政府」と言っているが、現中国政府は言論の自由を封鎖して、武装警察という腕力で人民を従わせているだけである。中国が「国をうまく治めている」なら、どうして公務員の逮捕が20万人あまりも出るのだ。中国の死刑人数は公表していない。空前の数であることは間違いない。中国が他国の「国を治める経験」批判する前に自国の死刑人数ぐらいは公表すべきだ。

 衝突事件で強硬な対抗措置を相次いで打ち出す中国の姿を見た周辺諸国の間で、中国脅威論が再燃している。中国は南シナ海の南沙、西沙両諸島でフィリピンやベトナムなどと領有権を争う。南シナ海を台湾やチベットと同様に「核心的利益」と位置づけ、決して譲歩できない問題だと主張している。1992年には領海法を制定し、尖閣諸島、西沙諸島、南沙諸島などを中国の領土と明記している。中国「力の外交」がどこまで加速していくのか。