7、酷暑 113年間で一番 気象庁 異常気象と判断 | NPO法人生涯青春の会

NPO法人生涯青春の会

NPO法人生涯青春の会の会報及びイベントの紹介をいたします。
ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。



201092 朝刊

 今夏(六~八月)の日本の平均気温は平年を一・六四度上回り、平年を一・三六度上回って記録的猛暑だった一九九四年を大きく抜いて、統計を開始した一八九八(明治三十一)年以降の百十三年間で最も高かったことが一日、気象庁のまとめで分かった。


 地域ごとに見ると、関東甲信で一・九度、北陸で一・八度、東海で一・六度それぞれ平年を上回り、いずれも戦後最高。地点別でも平年を二・五度上回った前橋、宇都宮、熊谷(埼玉)など全国五十五地点で観測史上最高を更新し、記録破りの猛暑をデータで裏付けた。


 最高気温三五度以上の猛暑日の日数で最多記録を塗り替えたのは熊谷(三十一日)、千葉(八日)、横浜(五日)など十一地点。三〇度以上の真夏日も横浜(五十五日)など十一地点で過去最多。二五度を下らない熱帯夜は、東京都心(四十八日)など四十八地点で最多記録となった。


 また、八月の平均気温は、平年より二・五度高かった東京都心をはじめ、全国の気象台など百五十四地点の半数に当たる七十七地点で最高を更新した。


 同庁は「異常気象」と判断し、気象学者を交えた異常気象分析検討会を三日に開いて、大気の流れなど原因をあらためて分析する。


 暑さは一日も続き、鳩山(埼玉)で最高気温三七・二度など、各地で猛暑日となった。東京都心も三五・九度と今年十一日目の猛暑日で、一九九五年に記録した十三日にあと二日と迫った。今後一週間ほどは厳しい残暑が続きそうだという。