111、最低賃金の国際比較  | NPO法人生涯青春の会

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http://ameblo.jp/syogai1/theme-10013440674.html
テーマ:47、日本の貧困層 から引用
2009-06-21 14:38:46
             
 この半年間貧しい人たちに関する記述を多く書いた。この中で最も衝撃を受けた内容は、2007年12月5日最賃法改正案参院委で可決であった。法律は総論を決めるだけで、いくら上げるかは地方を含む官僚のしゃじ加減なのだ。所得200万円以下の勤労者が1000万人を突破したというのに最低賃金を上げる気配がないことであった。 

 最低賃金国際比較は次の通りである。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3342.html  から引用。
米国     5.2ドル
日本     5.8ドル
アイスランド 9.5ドル
英国     9.9ドル
仏国     10.1ドル
 
日本の最大の問題は、食料などの物価がアメリカ・フランスなどと比較して高いことである。公共料金に例を取れば、ガス料金は以下の通り米国2.6倍、電気料金はフランスの2.2倍である。最低賃金が先進国平均より低く、公共料金が約2倍なのである。低所得者にとって、これほど暮らしにくい国はないだろう。
 


ここで記述するテーマではないかも知れないが、5年前から「発芽玄米ごはんを食べましょう」という運動をしている。既に預金なしの家庭が24%になっているのである。食の習慣を根本から見直さないと、破産する家計が続出するだろう。


参考資料

地域別最低賃金の全国一覧
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-02.htm