2003年02月19日 日々の映像から
以前脳卒中の見分け方を書いたことがある。この時書いた内容より簡単に、脳卒中などの発症を判別できる方法が発表された。米ノースカロライナ大学医学部の研究グループが考案し、このほど開かれた米脳卒中協会の国際会議に発表した。
この判別の基準はいとも簡単だ。1、患者が両手を上げ、そのまま維持できるか。2、簡単な文章を繰り返し話すことができるか。3、笑顔をつくれるかどうかーの3種類。この3項目の内1つでも当てはまれば,すぐに救急車を呼ぶ必要があるのだ。ボランテアかこの3種類の方法で脳卒中の診断が出来るかどうか調べたところ,両手挙手が97%,、口述は96%、笑顔は74%の割合で異常を判別することができたという。一番分かりやすいのは両手挙手である。これならば、自分で脳卒中の初期を知ることができるのでないか。
小渕前首相の逝去後、脳梗塞や脳卒中のことを何度か記述した。この病は、発症後直ちに手当てできれば、死亡や半身まひなどの重い後遺症を避けることができる。小渕前首相の場合は報道されていたように、発症から2時間以上たってから治療が始まったのである。これだとどうにもならない。発症後2時間以内の治療がポイントなのだ。脳卒中、脳梗塞に関しては,少々具合が悪いから休むという判断をすると、そのままあの世行きになる