苦悩・苦難がなければ喜び歓喜はない・・・これが人生のありのままの姿ではないかと思う。2003年12月19日に書いたベートーベンの「第九」を引用します。言うまでもなく「歓喜の歌」は、苦悩・苦難の闇を突き破るという意味合いが込められている。人間学・・人生には「苦悩を突き破る」瞬間が誰にでもあるような気がする。
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ベートーベンの「第九」EUの国家に
2003年12月19日 癒しの森から
12月7日ベートーベンの弦楽四重奏曲の手書きの楽譜が競売にかけられ118万ポンド(約2億1900万円)で落札したことを書いた。12月になると日本各地で第九「歓喜の歌」が演奏される。ベートーベンについては、私なりの想いがあるので機会をみて少々書きたいと思っている。
欧州連合(EU)首脳会議で、ベートーベン作曲「交響曲第九番」の最終楽章で歌われる「歓喜の歌」をEUの“国歌”とすることが欧州憲法案に盛り込まれることになった。これだけ世界で愛されている歓喜の歌がEUの“国歌”となるのだから素晴らしいことだ。
兄弟たちよ、星の輝く天幕の彼方に
愛に満ちた父がいるに違いない
あなたたちはひざまずくのか、何百万の人々よ?
おまえは、創造主を感じるか、世界よ?
彼を星の輝く天幕の彼方に探せ!
星の彼方に彼はいるに違いない