2009年8月22日 日経
【ニューヨーク=清水石珠実】米抵当銀行協会(MBA)が20日に発表した2009年4~6月期の住宅ローン調査によると、住宅ローンの延滞率と差し押さえ率の合計が13.16%(季節調整前)となり、過去最悪を記録した。全米の住宅ローンの7~8件に1件が返済に問題を抱える計算となる。景気後退が長引くなか、雇用環境の悪化が続いていることが響いた。
住宅ローンの延滞率(季節調整値)は9.24%と、前の期と比較して0.12ポイント上昇。差し押さえ率は4.3%と、0.45ポイント高まった。住宅バブルが過熱したカリフォルニア州やフロリダ州などで、高水準が続いている。(14:15)