両陛下のご結婚50年の報道続いている。
良き日に天皇陛下の若き日の一場面を引用したい。
当時20代の皇太子だった天皇陛下は、東宮参与の小泉信三に結婚相手について語ったという。「自分は生まれや環境から世間の事情にうとく、人に対する思いやりの足りない心配がある。どうしても人情に通じて、深い思いやりのある人に助けてもらわねばならない」
その陛下は婚約内定の時、こんなお歌を詠んだ。
語らひを 重ねゆきつつ 気がつきぬ われのこころに 開きたる窓
お二人の語らいの窓からは、家族のぬくもりを共にし、国民と心通いあう新しい皇室の形が生まれたのだ。
(参考 毎日新聞 余禄)