高齢者問題講演資料 2006年12月の高齢者情報から | NPO法人生涯青春の会

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NPO法人生涯青春の会の会報及びイベントの紹介をいたします。
ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。


1、外出しないと歩行障害4倍 高齢者リスク調査
2006年12月05日 00:01
ンチャ
2、超寿宣言 認知症を防ぐ発症遅らす?プログラム
                       2006年12月09日 12:15
ンチャ
3、認知症を防ぐ「思い出す」脳トレ第一歩
                       2006年12月16日 17:14
ンチャ
4、頭を良くする
2006年12月17日 21:54
ンチャ
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1、外出しないと歩行障害4倍 高齢者リスク調査
                                  2006年12月05日 00:01
                                            ンチャ
       

外出しないと歩行障害4倍 高齢者リスク調査
                             朝日新聞 2006年12月02日16時50分

 ほとんど家を出ない高齢者は、毎日外出する人たちに比べ、歩行が不自由になるリスクが4倍、認知機能が落ちるリスクが3.5倍もあることが、東京都老人総合研究所などの調査でわかった。もともとの健康状態とはかかわりなく、外出しないこと自体が危険性を高めるらしい。

 同研究所と新潟県与板町(現在は長岡市と合併)が続けてきた調査の一環。町内の65歳以上の約1500人に00年に面接、外出頻度や歩行能力などの健康状態を聞くとともに、MMSEというテストで認知機能を調べた。2年後に再度面接できた約1300人について、現在の健康状態などを分析した。

 1キロの距離を歩けないか、階段を上れない場合を「歩行障害あり」として、そうした状態になるリスクを「1日に一回は外出する」人たちと比較した。年齢や健康状態が同じになるように調整したうえで比べると、「2~3日に一回」の人は1.8倍、「週一回かそれ以下」の人では4倍という結果だった。

 認知機能が一定以上下がるリスクも、「2~3日に一回」で1.6倍、「週一回かそれ以下」は3.5倍になった。

 調査をまとめた新開省二・研究部長は「歩行障害を抱えても、外出する機会が多ければ、回復する可能性が高い。社会活動に参加するなど、外に出る習慣をぜひ保ってほしい」と話している。

http://www.asahi.com/health/news/TKY200612020205.html

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2、超寿宣言 認知症を防ぐ発症遅らす?プログラ

                                       2006年12月09日 12:15
                                        ンチャ
 読売新聞からの記事を紹介します。
 認知症に関する研究は始まったばかりで、まだまだこれからの分野です。専門家の間にもいろんな意見がありますが、現場にいる人たちからの情報発信が欲しい分野です。

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         超寿宣言 認知症を防ぐ発症遅らす?プログラム

 庭に水をまいていると、どこからか焦げ臭いにおいが漂ってきた。「あっ!」。冷や汗が出た。台所のガスコンロで鍋料理を作っていたことを、すっかり忘れていたのだ。

 東京都世田谷区の猿橋美恵子さん(73)は、夫を病気で亡くした2002年ごろから、そんな失敗が増えてきた。「このままでは認知症になってしまうのでは」という不安に襲われた。

 一方、大分県宇佐市安心院(あじむ)町に住む横田春夫さん(78)は、一昨年1月、福岡大学(福岡市)第5内科の調査に参加し、テストを受けた。

 後日、医師から「放っておくと認知症に進む危険性が高い」と説明された。多少の物忘れはあっても、あまり自覚していなかっただけに、ショックを受けた。「何とかせんといかん」。真剣に考え始めた。

 年を取って物忘れが増えるのは、普通の老化現象だ。しかし認知症になると、記憶や判断能力が極端に低下し、自立した生活が送れなくなる。ほとんどの場合、一度かかると治らない。予防法はあるのだろうか。

 「予防効果がはっきりと証明された方法は、まだありません」

 東京都老人総合研究所(都老研)認知症予防対策室長の本間昭さんの口から出たのは、残念な言葉。しかし、まだ続きがあった。

 「認知症になる危険性が高い“認知症予備軍”の人でも、記憶力や注意力などを向上させる方法はいくつかある。これらを実践すれば、認知症の発症を防いだり遅らせたりできるのでは、と考えられています」

 世田谷区の猿橋さんは昨年1月から、区と都老研が共同で研究している「認知症予防プログラム」に参加した。安心院町の横田さんは一昨年4月から、安心院地域と福岡大第5内科との共同研究プログラムに加わった。

 両プログラムに共通するのは、〈1〉数人のグループで毎週1回集まる〈2〉料理やパソコン、旅行など様々な活動を自分たちで計画し、準備し、実行する〈3〉有酸素運動を行う――ことだ。

 世田谷区、安心院地域のどちらの研究でも、プログラムに参加した認知症予備軍の高齢者は、参加しなかった高齢者に比べ、1年前よりも記憶力が明らかに向上していた。

 猿橋さんは、今では鍋を焦がすことはなくなった。横田さんの妻の映子さん(73)は「友達もたくさんでき、会話も増えて、生き生きしてきた」と、夫の変化を喜ぶ。

 二つの地区での実践を通して、認知症を防ぐコツを具体的に紹介する。

 老化による物忘れと認知症の違い 老化では体験の一部(たとえば、何を食べたか)を忘れ、認知症では体験自体(食べたという事実)を忘れる。老化ではヒントがあれば思い出せるが、認知症ではそれでも思い出せない。

(2006年10月2日 読売新聞)


★『超寿宣言 認知症を防ぐ発症遅らす?プログラム』
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20061002ik05.htm


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3、認知症を防ぐ「思い出す」脳トレ第一歩
2006年12月16日 17:14
ンチャ

↑ パソコンで日記を打つ猿橋さん(世田谷区の自宅で) 東京都世田谷区と都老人総合研究所(都老研)が2002年から行っている認知症予防プログラム。

                「思い出す」脳トレ第一歩

 旅行、園芸、パソコン、料理をテーマにした6~10人程度の32グループがあり、同区の猿橋美恵子さん(73)は昨年1月、パソコングループに入った。

 パソコンはまったくの初心者。毎週1回の集まりの時に、指導者からイロハを教わった。最初は「何を説明されているのかさっぱり分からなかった」が、とりあえず毎日、自宅で短い日記をつけることにした。

 習った使い方を思い出しながら、間違えないようにキーを打つ。この作業には「記憶力」と「注意力」を強化する効果がある。

 グループの活動の柱はミニコミ誌作り。「文章を書くのは苦手」な猿橋さんも、俳句を必死で10句考え、最近は「孫の成長記録」と題した文章を書いた。構成を考えながら文章を組み立てる作業では、「計画力」が鍛えられる。

 こうした日々の活動を、週1回の集まりで仲間たちと報告し合い、今後の活動の打ち合わせをすることで、さらに脳の機能が活性化するわけだ。

 最初は2、3行の日記に30分かかっていた猿橋さんだが、今では5~10分ほどにまで上達。孫娘と電子メールのやりとりができるまでになった。

 「難しい技術はまだ使えないけど、できることが増えていくのはうれしい」

 グループを担当する専門家に勧められた「思い出そうとする練習」にも時々挑戦する。新聞のコラムや雑誌のエッセーを朝読み、後で思い出しながらノートに概要を書くのだ。スーパーで買った食品を、レシートを見ずに思い出し、家計簿をつけることもある。

 都老研主任研究員の矢冨直美さんによると、昔覚えた歌やことわざなどよりも、時間と場所を伴う体験の記憶を思い出す方が、認知症予防の効果があるという。猿橋さんは「時間がたつと忘れていて」と苦笑いするが、心配はいらない。

 矢冨さんは「5~6割できるレベルから始め、徐々に鍛えていけばいい。思い出せないような難しい練習は、かえって効果が少ないのです」と助言する。

 朝読んだ文章を夜思い出せなかったら、読んだ1時間後に思い出してみる。思い出せる内容が増えてきたら、次回は2、3時間後に挑戦してみたり、読む文章の量を増やしたりと、課題を徐々に難しくしていくのがコツだ。

 ちなみに猿橋さんは、思い出して書き出す練習ではパソコンを使っていない。「そこまではとてもとても……」。今後の課題のようだ。

脳を鍛える方法
「記憶力」

・家計簿をつける時にレシートを見ないで思い出す。

・2日遅れの日記をつける。

「注意力」

・料理をする時に一度に何品か同時に作る。

・人と話す時、相手の表情や気持ちに注意を向ける。

「計画力」

・旅行の計画を立てる。

・新しい料理を考える。

・囲碁や将棋、マージャンをする。


★ 超寿宣言 認知症を防ぐ「思い出す」脳トレ第一歩
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20061004ik03.htm



1 、2006年12月20日 22:37
ナース岩下さんの書き込み
18年後、この予測数値よりも
少ない結果がでるように
一緒に努力しましょう。
少なくとも
このコミュのメンバーの方が自分にできる
小さなことをひとつひとつ
やっていけば、少ない数字の結果がでるのではないかなぁ。
と思っています。

2 、2006年12月21日 19:05
ふたみの書き込み
18年後の認知症高齢者325万人・・
大変な数字です。
このコミのメンバーの皆さん
ナース岩下さんの呼びかけのように 「18年後、この予測数値よりも 少ない結果がでるように 一緒に努力しましょう」

                管理人石田ふたみ


3 、2006年12月21日 20:30
Silver‐tree さんの書き込み
私は現在46歳です。
18年後…64歳。
18歳年下の方の年齢は…28歳。
私の年齢を1サンプルとして考えていただいたとして
私がまさに高齢者の仲間入りをさせていただくその時に、同世代もしくはそれ以上の年代の方の認知症に患わされる確率が現時点での200%以上。
幸いにして次世代の28歳の方達は第二次ベビーブームにより平成15年度の人口推計によると、5歳階級別では私達の世代ときせずして約786万人と同人口数。
しかしその18歳年下の世代の人口数は約4分の3≒75%の約580万人。

単純な予測計算ですが
18年後の46歳の方々は現在の約2倍の認知症に患わされている方々のお世話をしていただく事になります。
=46歳お一人当たりのお世話をしていただく率は現在の2倍
36年後の46歳の方々は現在の約4倍の認知症に患わされている方々のお世話を
一人当たり1.3倍の力でしていただく事になります。
=46歳お一人当たりのお世話をしていただく率は現在の5.2倍

この推論をふまえて、現在有効と考えられている処方をよく検討し真剣に認知症をとらまえていかなければ、私達の孫の世代は介護負担で潰れてしまうのではないでしょうか。

4 、2006年12月21日 21:30
ンチャ さんの書き込み
SilverTreeさん
日本は大変な現実に直面しています。
そこでふたみさんを中心に私たちは、「認知症にならないようにしよう」ということで活動しているのです。
よろしければSilverTreeさんもぜひ、ご参加ください。


5 、2006年12月22日 08:47
Silver‐tree さんの書き込み
ンチャさん
ふたみさんからの提示をいただいて、いろいろと調べてみたのですが、調べれば調べるほど我が顔が青ざめていくのがわかります。
推測の数字を把握するのも大切ですが、「認知症にならないようにしよう」とまずは自らが取り組み活動していく事が今本当に必要な時期だと思います。
この現実に気付いている人が活動して認知症の予防を推し進めていかないと、日本の社会はひっくり返ってしまうという危機感を持ちました。
活動にご一緒させてください。


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4、頭を良くする
2006年12月17日 21:54
ンチャ

 エス・エス・アイのホームページからのコピペです。

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* 頭が良くなる食べ物は?

 提案したいのが「マゴタチワヤサシイ」という食生活改善法です。 大部分の日本人は慢性的にビタミン、ミネラルが不足しているといわれます。摂取量が元から少ないうえに、食の欧米化により栄養のバランスは偏りがちです。子供の情緒不安定、老人の痴呆症増加とも毎日の食事は無関係ではありません。
 そこで、「マゴタチワヤサシイ」です。マメ、ゴマ、タマゴ、チチ(乳製品)、ワカメ、ヤサイ、サカナ、シイタケ、イモの9品目のうち1品でも多くの食材を毎回の食事に採り入れてください。

 「マゴタチワヤサシイ」を食生活に反映させることは、そう難しくありません。ごはん・お味噌汁・おかず2品あれば5品目いけます。例えば、味噌の原料は「マメ」です。それに「ワカメ」と豆腐の味噌汁。「ヤサイ」でお新香。「サカナ」を焼いて、「ゴマ」をご飯の上に振りかけて…これで5品目です。そして「チチ」である牛乳を飲み、次の食事で残りの4品目を補えば、一日で制覇できます。


                

*脳は破損しても再生する?

 脳梗塞を起こすと脳の一部が壊死します。
 そのため失語症や運動障害などの症状が現れます。ところが、リハビリテーションによって、前と変わらない機能が回復します。脳の神経細胞は生き返ったり、新しく生まれたりはしません。
 それでは何故、機能が回復するのでしょうか?
 それは、新しく神経細胞のネットワークが作られ、失われたネットワークの代わりに機能するからです。破損した神経細胞は再生しませんが、ネットワークは再構築されるのです。

★ 話題の脳トレ&脳年齢診断
http://www.ssigrp.net