会報 第36号 2008年7月1日 | NPO法人生涯青春の会

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NPO法人生涯青春の会の会報及びイベントの紹介をいたします。
ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。

NPO法人 生涯青春の会 会報 第36号 2008年7月1日


NPO法人生涯青春の会主催


2008年7月社会の情報交換会資料縮刷版
                         〇のみ印刷
〇2008年06月01日(日)   米の農産物輸出総額が過去最高の見通し
〇2008年06月02日(月)   「減反政策見直しを」を言う前に
2008年06月03日(火)    給料上がらず物価高騰どうなるの
〇2008年06月04日(水)   原油・鋼材値上げで総ての物価が上昇
〇2008年06月05日(木)   食料サミット
2008年06月06日(金)    公費タクシーの金品受領、13省庁で502人
2008年06月07日(土)    四川大地震:せき止め湖満水 
2008年06月08日(日)    居酒屋タクシー 今年の造語大賞になるだろう
2008年06月09日(月)    秋葉原で通り魔、7人死亡12人負傷
2008年06月10日(火)    最低賃金の国際比較
2008年06月11日(水)    第1回サバイバル研究会を開催する
2008年06月12日(木)    今後1ヵ月イベントの案内(6月12日現在)
2008年06月13日(金)    「たばこ1000円」の可能性
2008年06月14日(土)    国交省だけで1日500万円のタクシー代
2008年06月15日(日)    大学生の奨学金残高4兆7243億円
2008年06月17日(火)    移民、1000万人受け入れ提言
2008年06月18日(水)    景気は後退と見るのが自然だろう
〇2008年06月20日(金)   政府10月の小麦価格2~30%値上げ
〇2008年06月21日(土)   肥料も1.5~2倍に値上げへ
2008年06月22日(日)    未知の脅威 新型インフルエンザ
〇2008年06月23日(月)   原油価額の高騰・・富の強奪の様相
2008年06月24日(火)    10年連続3万人を超える自殺者をどう思う
〇2008年06月25日(水)   太陽光発電:補助金復活?
〇2008年06年26日(木)   パワーの確認
2008年06月27日(金)    日本の自動車産業の追い風
2008年06月28日(土)    今後1ヵ月間のイベントのご案内
2008年06月29日(日)    物価上昇見当がつかない
〇2008年06月30日(月)   理念なき商業・・凶暴な怪物

上記は以下に配信されています。
ミクシイ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=762609743&owner_id=3230765
ネット http://www.enpitu.ne.jp/usr2/22831/
2008年06月01日(日)  米の農産物輸出総額が過去最高の見通し
 米農務省は5月30日、2008年会計年度(07年10月~08年9月)の農産物輸出総額が前年度比32%増の1085億ドル(約11兆4400億円)と、過去最高になるとの予測を発表した。少々過去のデータを並べてみよう。
2000年  507億ドル  5兆5000億円・・・1ドル110円で表示
2005年  625億ドル  6兆8000億円
2007年  775億ドル 8兆5000億円
2008年  1085億ドル 11兆4400億円・・・1ドル105円で表示

 日本の農業は衰退どころか壊滅しいていく危険がある。農業をここまで衰退させた責任は政治にある。終戦直後に出来た農地法・農振法でがんじがらめに規制してきた顛末なのである。農協は誰のためにあるのか。農協のために農家があるという時代があった。土地改良区は誰のためにあるのか。土地改良区の全国の借金の合計はいくらあるのかなどは全く社会に公表されていない。 農家は減反して米を作らなくとも、土地改良の負担金を払わなければならないのだ。道路に5兆円単位のお金を使うのであれは、農業用水路・基盤整備事業で残っている借金を税金で解消してやるべきである。日本の農業を壊滅から救う第一歩は、農家が払う土地改良区の負担金の解消である。ともかく、日本は米国の食糧戦略のなすがままに操られる属国になっている。

米の農産物輸出総額が過去最高の見通し、穀物価格高騰で
                    2008年5月31日 読売新聞
米国農務省、2008年度の農産物輸出額は引き続き増大と予測
http://lin.lin.go.jp/alic/week/2007/sep/783us.HTM
日本は世界最大のトウモロコシ輸入国
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=796468758&owner_id=3230765
巨大な利益を上げる穀物メジャー
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=795221838&owner_id=3230765&org_id=796468758

2008年06月02日(月)  「減反政策見直しを」を言う前に
 減反政策見直しなどという珍説を言う前に、日本人が40年前の食生活に戻る運動を展開しなければならないのだ。その基本データを示そう。
1、1962年の米の消費量は一人当たり年間118・3キロであった。2000年では 一人当たり年間消費量が約半分の64キロになってしまった。
2、1963年の米の消費量1341万トン。現在800万トンになっている。この差の541万トンは、小麦の輸入550万トンで埋められている。話は簡単で米を食べない代わりに小麦(パン・麺類)すなわち輸入品を食べているのだ。 
 食料自給率の減少は、国民が作り出しているのである。以前何回も書いたが、全国の家庭で朝パン食を止め、ごはんを食べるとその瞬間に自給率は55%に上昇するのである。
 *朝食にパンの場合の自給率    15%
 *朝食にごはんの場合の自給率   55%
ともかく、輸入食品を食べる割合を減少させるのは、40年前の食生活に戻る必要があるのだ。
品目別の自給率 (
http://oshimas.iza.ne.jp/blog/entry/494460/ から)
トウモロコシの自給率は   0%・・・飼料として1600万トンを輸入
小麦の自給率は…………13%
大豆の自給率は………… 5%
牛肉の自給率は…………43%・・・・飼料はほとんど輸入
豚肉の自給率は…………52%・・・・飼料はほとんど輸入
鶏肉の自給率は…………69%・・・・飼料はほとんど輸入
水産物の自給率は………52%
乳製品の自給率は………66%・・・・飼料はほとんど輸入
生鮮野菜の自給率は……79%

「減反政策見直しを」官房長官表明
                        2008年6月1日 日経
EU、減反の完全撤廃を提案
                        2008年6月1日 日経
1962年の米の消費量 一人当たり年間118・3キロ・・2000年で64キロ
http://www.yunomae.com/pub/kouhou/200307/7.pdf
1963年の米の消費量1341万トン・・・現在800万トン
http://www.s.affrc.go.jp/docs/report/report6/1.pdf
日本の食料自給率、もうひとつの不安
http://oshimas.iza.ne.jp/blog/entry/494460/
日本は世界最大のトウモロコシ輸入国
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080505
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080602

2008年06月03日(火)  給料上がらず物価高騰どうなるの

2008年06月04日(水)  原油・鋼材値上げで総ての物価が上昇

2006年11月のガソリン価額は123円であった。
http://news.livedoor.com/article/detail/2687833/
現在は170円で38%の上昇である。原油が1バレル200ドルまで行くと、ガソリンは1リットル210~220円になるという。こうなると79%の上昇になる。

鉄鋼用の石炭の価格は、1年間で3倍になり、鉄鉱石も約65%上昇は衝撃的であった。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=804705857&owner_id=3230765#comment
火力発電用石炭も2倍
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=807697556&owner_id=3230765#comment

鉄鋼業界のコスト増は3兆円に達した。トヨタ自動車などの車体向けの鋼板は約3割上がり、1トン当たり10万円の大台を初めて超えた。 松下電器産業など電機各社向けの鋼材価格も、2~4割のアップで大筋合意した。造船、建設の鋼材も大幅値上げとなる。

物価われわれ消費者には、物価がどれだけ上昇するのか見当が付かないが。しかし、全体の流れからすると数年で4割の物価上昇は確実な印象を受ける。庶民は生活そのものの根本を見直さないと、破産する家庭が続出するだろう。

鋼材値上げ 車や家電の価格にも波及か
                    2008年6月3日付・読売社説
 鋼材値上げ、造船用も妥結 1トン=3万円近いアップ
                    2008年05月17日朝日新聞
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080604

2008年06月05日(木)  食料サミット
あらゆる分野で国家の支配力が大幅に衰えているように思う。食料の相場は穀物メジャーが支配している。40カ国以上の首脳の演説で始まった「世界の食糧安全保障に関するハイレベル会合」(食料サミット)は5日、食糧危機への対応の指針を盛り込んだ政治宣言を採択して閉幕する。しかし、食料価格高騰に対する具体策は何一つ報道されていない。

石油・食料の価額は石油メジャー・穀物メジャーの掌中にあるのだ。貧しい国・無資源の国は、巨大な多国籍企業の餌食になっているように映る。

輸出規制の「抑制」必要=バイオ燃料は研究と対話を-食料サミット、閉幕へ
                       2008/06/05  時事通信
輸出規制、表現弱め「抑制が必要」…食糧サミット宣言案
2008年6月5日読売新聞
バイオ燃料:「食糧安保の観点必要」と食糧サミット宣言に
毎日新聞 2008年6月5日
参考
世界の穀物価額の狂乱
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=756901202&owner_id=3230765
食糧高騰―市場の暴走
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=779152303&owner_id=3230765
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080605

2008年06月06日(金)  公費タクシーの金品受領、13省庁で502人
2008年06月07日(土)  四川大地震:せき止め湖満水 大惨事が起こるか

2008年06月08日(日)  居酒屋タクシー 今年の造語大賞になるだろう

2008年06月09日(月)  秋葉原で通り魔、7人死亡12人負傷…25歳を逮捕
 
2008年06月10日(火)  最低賃金の国際比較
2008年06月11日(水)  第1回サバイバル研究会を開催する
2008年06月12日(木)  今後1ヵ月イベントの案内(6月12日現在)

2008年06月13日(金)  「たばこ1000円」の可能性
2008年06月14日(土)  国交省だけで1日500万円のタクシー代

2008年06月15日(日)  大学生の奨学金残高4兆7243億円

2008年06月17日(火)  移民、1000万人受け入れ提言
 
2008年06月18日(水)  景気は後退と見るのが自然だろう
 
2008年06月20日(金)  政府10月の小麦価格2~30%値上げ
小麦の売り渡し価格は
2007年10月  10%
2008年4月  30%・・・引き上げられた。
2008年10月 20~30% 引き上げの見込み
政府は現行の1トン当たり6万9120円から2~3割程度の値上げになる見込みで8月に最終決定するという。物価上昇が加速することは間違いない。何しろ日本は、年間で小麦630万トンも消費するのに、国内で作る量は僅か60万トンなのである。よって、国際的な小麦の高騰の影響をもろに受けることになる。

 今日は小麦の国別生産量を概観してみたい。

小麦の国別生産量(2005年の資料)
国名           人 口       順位    生産量    
中華人民共和国   13億人         1    9745万トン  
インド         11億人         2    6863万トン
アメリカ合衆国     3億人         3    5874万トン
ロシア          1億4400万人     4    4769万トン
フランス         6300万人     5    3684万トン
カナダ          3300万人     6    2677万トン
オーストラリア       2000万人      7    2509万トン
ドイツ          8200万人     8    2369万トン
パキスタン      1億5900万人      9    2161万トン
トルコ          6900万人     10    2150万トン
ウクライナ         4700万人      11    1870万トン
イギリス       6100万人      12    1486万トン
イラン        6900万人      13    1431万トン
アルゼンチン       3900万人     14   1257万トン
日 本        1億2700万人      60万トン
(日本の小麦の消費量630万トン・国内生産60万トン)

輸入小麦:売り渡し価格、10月に引き上げ…農水省見通し
             毎日新聞 2008年6月17日 18時48分
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080620

2008年06月21日(土)  肥料も1.5~2倍に値上げへ
 私がコミュニテイに『国家破産サバイバル研究会』を立ち上げたら「やや大げさだ」という指摘があった。しかし、現在の国の借金と石油・食料の高騰を踏まえると決して大げさなテーマではないのである。

全国農業協同組合連合会(JA全農)が、主要な肥料の販売価格を7月から現行の1.5~2倍程度に値上げする方向で最終調整していることがわかったという。原料のリンや窒素などの価格高騰がその理由であるが、価額が2倍になったとしても100%輸入に依存している肥料の確保が出来るかどうかという状態に追い込まれている。

 最大の問題は化学肥料の原料であるリン鉱石の世界最大規模の輸出国である中国が実質的な禁輸措置に踏み切ったのだ。 今年4月、中国は化学肥料の輸出関税を100%と大幅に引き上げ、翌5月にはリン鉱石の関税も100%に引き上げた。13億人という世界最大の人口を養うべく自国の農業向けにリン鉱石を活用するように方針を変更したためで、実質的には禁輸措置に近いのだ。
(2008年6月11日ダイヤモンド・オンラインから)
 加えて中国に並ぶ世界最大のリン鉱石の生産国である米国はすでに輸出を禁止している。ロシアなどでも産出されるが、国際的に品薄状態が続いており、すでにリン鉱石、窒素、カリウムは、ここ数年で2~5倍も価格が上昇している。今後、さらに入手困難になれば、中国や米国以外の国も自国の農業のために禁輸措置に動く可能性もある。そうなれば、日本の農業は窮地に立たされるのである。
(2008年6月11日ダイヤモンド・オンラインから)
やや古いデータであるが、農産物の肥料自給率を調べて見ると、肥料の流通・需要と供給は以下である。
        生産量   輸入量  内需量   輸入比率
窒素質肥料    495トン  191    487  
リン酸質肥料   216    347    583      60%
カリ質肥料    15    310     382     97%
合計       726     848    1452  
補足するまでもないが、リン酸質肥料60%、カリ質肥料に至っては97%輸入に依存してきたのである。肥料の3大要素といえばリン、窒素、カリウム。この3つがなければ日本の農業は成立しない。にもかかわらず、日本はリン鉱石を戦略物資(備蓄をしなかった)とせず、全量を通常の輸入に頼っており、その多くを中国に依存してきたのである。その中国が実質的な輸出禁止ではどうにもならない。日本に「平和ボケ」という言葉があるが、「国産の野菜が作れなくなる」とうリスクを抱えているのである。

肥料1.5~2倍に値上げへ 全農が最終調整
                     2008年6月19日朝日
肥料の自給率
        
http://blog.new-agriculture.net/blog/2007/02/000193.html
店頭から国産野菜が消える? 米・中が肥料の輸出を実質禁止
              2008年6月11日ダイヤモンド・オンライン
米国・肥料の高騰が作付に影響する(ミシシッピ州立大学)              
http://www.tmr.or.jp/headline/1199979515.html
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080621

2008年06月22日(日)  未知の脅威 新型インフルエンザ
 
2008年06月23日(月)  原油価額の高騰・・富の強奪の様相
 2006年度の統計で世界の大企業の上位11社の内10社は石油・ガスを扱う会社なのである。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5410.html

 その利益も凄まじい。エクソンモービルの利益570億ドル(6兆3000億円)11位のペレロチャイナ〔ブラジル〕でも190億ドル(2兆円)なのである。石油・2006年度のガスを扱う会社10社の利益は2960億ドル(30兆6200億円)となっている。
石油価額は1986年~2002年までの18年間1バレル20ドル前後に推移してきた。その後上昇を続け2006年度は1バレル50~60ドルであった。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4714.html
 
 このときの石油メジャー上位10社の利益が30兆円であったのだ。その後価格が2倍以上になっている。
 
 2007年度後半に80~90ドルとなって、2008年3月に100ドルを超えてから止まることを知らない上昇を続けている。原油価格はすでに135ドルを超えどこまで高騰するのだろう。産油国とこれを扱う石油メッジャーに膨大な利益が集まる構造である。これはもはや富の強奪に等しいと思う。国を挙げて風力・太陽光発電など脱石油の社会の構築を急がなければならないと思う。

 「原油高騰の余波拡大 各業界、生き残り必死」と題する毎日新聞記事を引用した。トラック業界では1370社が廃業に追い込まれるなど、ガソリン・軽油の高騰に対応出来ない企業・個人が続出することは避けられない情勢となってきた。

経産相、原油増産投資要請へ 22日に産油・消費国会合
                   2008年6月22日 日経
原油高騰の余波拡大 各業界、生き残り必死  
                  毎日新聞 2008年6月22日
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080623

2008年06月24日(火) 10年連続3万人を超える自殺者をどう思う
2008年06月25日(水) 太陽光発電:補助金復活?
 経済産業省が太陽光発電の普及を促すため補助金復活に動き出すという。報道では「国内の太陽電池市場が再び活性化する可能性が出てきた。地球温暖化対策や原油価格高騰を追い風に、化石燃料を使わない太陽光発電は欧州を中心に拡大する一方、国内では縮小傾向だった。各メーカーはビジネスチャンスの到来とみて期待を高めている。」(毎日から)というが、ヨーロッパでなぜ太陽光発電の普及が進んでいるかを理解する必要があると思う。

 ドイツは04年に太陽光発電の電力を「通常電力料金の3倍で買い取る制度」、日本を抜いて累積導入量で首位に立っている。スペインなども同様の制度で普及している。世界の3割を超える供給を行なうシャープ、京セラ、三洋電機、三菱電機などの各メーカーは、欧州向けに増産している。日本のメーカーが日本以外の国で太陽光発電に貢献しているのである。

 経済産業省は国益より「日本の電力業界の利益」を優先する政策しか取れないのではないか。太陽光発電の設置に当たっての補助金などは必要ないのだ。ドイツのように、余剰電力を「通常電力料金の3倍で買い取る制度」を導入すれば、爆発的な普及が進むだろう。

 2008年6月24日の8月物は1バレル136.74ドルで取引を終えている。石油の99%を輸入している日本が、一番太陽光発電に力をいれなければならないのに、巨大な電力業界の顔色を伺っているような政策(補助金)ではたいした普及はないのだろう。1バレル130ドル台の価額が続くと恐ろしいほどの国民負担がやって来る。

太陽光発電:補助金復活へ…商機再来に期待感
                     毎日新聞 2008年6月24日 
環境白書:環境ビジネス45兆円に拡大
                     毎日新聞 2008年6月3日 
電機各社が増産 温暖化対策、原油価格高騰
                     毎日新聞 2008年3月26日 
新戦略を求めて
         朝日新聞
http://www.asahi.com/strategy/0607a.html
NY原油、終値136ドル台
                       2008年6月24日 日経
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080625

2008年06月26日(木)  パワーの基本認識
アメリカ〔ドル〕を過小評価する人がいる。5月30日に書いたドル暴落説などもその一つである。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=823126974&owner_id=3230765#comment
これはマスコミの責任でもあると思う。日本のマスコミが負の面のみを報道する影響ではないかと思う。日本にも多くの問題はあるように、アメリカでも多くの問題がある。見逃してならないことは、エネルギー・穀物という必要不可欠な物資を支配している巨大なパワーである。

 ここではアメリカの金融〔保険も含み〕のパワーを「世界の金融・保険ランキング」から確認したい。
               
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5415.html  

 要点をメモしよう

・アメリカの上位30に入る金融会社の数と利益
 シテイグループ他12社   純利益 1216億ドル(13兆4000億円) 
・日本の上位30に入る金融会社の数と利益
 日本三菱UFJ他1社    純利益  132億ドル( 1兆4500億円)

2008年06月27日(金)  日本の自動車産業の追い風

2008年06月28日(土)  今後1ヵ月間のイベントのご案内
2008年06月29日(日)  物価上昇見当がつかない
2008年06月30日(月) 理念なき商業・・凶暴な怪物
 2008年4月18日「食料高騰―市場の暴走」と題して書いた。
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080418
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=779152303&owner_id=3230765
この中ガンジーの語録を記述した。

「世界平和のために生命を削り続けたガンジーのお墓には、次のような碑文が刻まれているという。現代の狂った資本主義をもしガンジーが生きていたらどう表現するだろう。食糧高騰―市場の暴走はまさに「労働なき富 」「道徳なき商業」に該当する。

『7つの社会的罪』
 理念なき政治
 労働なき富
 良心なき快楽
 人格なき学識
 道徳なき商業     
 人間性なき科学
 献身なき信仰    」

 昨今の原油市場は、行き場を失った投資資金が原油市場になだれ込んでいるのだ。彼らは原油の暴騰によって苦しむ人間がどれだけいるかなどという視点はゼロなのだろう。ただ目前の利益追求で動いていると言わざるを得ない。

 まさにガンジーが言うように「道徳なき商業」である。この動きを止めようとしない政治は「理念なき政治」である。自由主義経済のバックポーンにガンジーが示すような哲学がなければ、自由主義経済そのものが利益追求の集団に支配される凶暴な怪物でしかない。

http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080630