闘病記14から続く

 

 

 

時計は既に12時を回っていたが、空腹も感じない。。

 

 

更に20分後、別の診察室へ。。

『やっとか。。』

退院したばかりというのもあり、久しぶりに動き回って疲れたのもあるが、何しろ待機時間が長い。。。

 

 

診察室の扉を開けると、そこには白衣を着た女性が。。。

『あ 女の先生か。。』

 

 

しかし早とちり。。ネームプレートは看護師となっている。

『まだ問診かよ。。。』

イライラは禁物だが、いい加減ストレスが溜まってくる。。

 

 

U先生の面談でお話しした復習に加え、具体的な今日の予定を聞いてみる。

これから、血液検査をしてまたその後担当医T先生の問診だそうだ。。。

1日がかりだなこりゃ。。。(´□`。)(´□`。)(´□`。)

 

 

血液検査では処置室にて『5本採ります』と言われ、

『散々血液採られてもう貧血になりそうですわ(笑)』なんて軽口も出る位、既に落ち着きは取り戻している。

自画自賛だが、私のメンタルは相当強い!

 

 

そしてまた椅子に座り待機。。そういえば傷も痛まず随分な時間座っていられるようになっている。。

既に13時30分。。

看護師さんに今のところ順番で診察時間が14時回りそうなので、軽く食事を取られたら?といわれた。。

 

 

本来一つの趣味と言っていい位、食への関心は高いのだが、どうにも食欲がわかない。。

退院直前は真っ先に寿司でも食いに行こうと思っていたのだが(笑)

 

 

しかしどうにも時間が余るので、病院前のコンビニへ。。

イートインでざるそばを食べた。。退院して最初の食事がコンビニそばとは情けない(ノ_-。)

 

 

味気ない昼食の後は病院に戻り、また待機。。14時を回ってもひたすら待機。。。

そして声がかかったのは14時半を回っていたかもしれない。。

 

 

『こんにちは。 初めまして〇〇です。 今後宜しくお願いします』

『はじめましてTです。 宜しくお願いします』

見た目だがまだ若く(40歳前後)爽やかな印象のドクターだ!

 

 

本日3回目の問診で専門用語を交え話す口調も滑らかだ。。慣れとは怖い(苦笑)

途中ドクターから『医療関係のお仕事ですか?』と質問されてしまった(笑)

 

 

そしてようやく今日の本題、今後のタイムスケジュールについて説明を受ける。

 

 

主に3点。

 

①問診後の骨髄検査の打診を受け快諾。(これ以上検査に日数を掛けたくない)

 

②造影剤を入れたCT検査。

※本来今日実施出来たはずなのだが、昼食を取ってしまった為次週に持ち越し(´□`。)

(これは昼食を勧めた看護師さんのミスジャッジでしょう!)

 

③PET-CT検査の予約。

※陽電子放出断層撮影。単純に言えば全身の癌が解る、サイズや病巣の場所、良性悪性の区別、転移の有無などを判別出来る検査。

保険適用だが実費でも3万円程かかるらしい。。。(w_-;

 

 

以上の3点の結果で治療方針と薬剤を決めるらしい。

ここでも予定外だったのが、ほぼ入院をせず、外来で出来るつもりの治療が1回3週間の入院加療×4クール(仮)、しかもその後の右精巣放射線照射等含めると半年を覚悟しなければならないといった事を説明され、軽く目まいがする。(´д`lll) (x_x;)(T▽T;)

 

 

ここまで来たら、どうせ『まな板の鯉』

かかってこいやぁぁぁぁ(小声)

 

 

問診が終わり、骨髄検査の為準備にかかる。

少し驚いたのは、そのまま診察室で採取すると言われた事だ。。

『いぃーっ ここでやるんだ( ̄□ ̄;)』

 

 

精巣摘出の際、下半身麻酔の時に生涯初めて背骨に注射を打たれた(´□`。)

今度は逆に吸い出されるわけだ。。。(´д`lll) 考えただけで恐ろしい。。。

しかも狭い診察室で。。

 

 

T先生 『うつ伏せになれますか?』

 

私 『まだ傷口は痛みますが、多分大丈夫。。かも?です。』

 

T先生 『あっ そうかまだ切ったばかりだったんだ』

 

 

当たり前である。

いちいち私が今日退院で、そのまま早々ここの病院へやってきたなんてT先生は知る由はないのだから。。

 

 

腰に麻酔を打つ。

2本目あたりから腰部分の感覚は無くなっていく。。

指でもまれている感だけあるが、傷も痛いし振り返るなんてできない。。

 

 

T先生 『それでは針を刺します。 痛いときには教えてください』

 

私 『骨盤に打つんですか?』 T先生 『そうです。ここから採れるんですよ』

  『そうなんですね。。てっきり脊髄に打つと思っていたので。。』

 

 

その直後。。『行きますね!』

 

 

『うぐっっ。。。い、痛いです。。』 思わず悶絶。。想像通りの激痛だ。。

私が痛がった為、一旦針を抜いて麻酔を追加したみたい(´□`。)

 

T先生 『もう一回行きますね。。』   『今どうですか?』

 

私 『今は何とか大丈夫みたいです』

 

T先生 『もう骨に針が刺さってますからね。。』

 

 

ここでT先生から恐ろしい一言。。

 

T先生 『今から抽出しますが、その時何か体の中から引きずり出されるような感覚があって、少し痛いですけど我慢してくださいね』

 

そしてその時が。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

『うぐっ。。。。え。。がぁぁぁぁぁ。。。。い━━Σ(ll゚艸゚(ll゚艸゚ll)゚艸゚ll)━━!!!。。。。』

 

 

あくまで私の比喩的感覚です。。

木綿豆腐に細いストローを刺して無理やり吸い出している感じ。。わからないでしょうね。。

 

 

魂を抜かれたかと思うくらい、足先の方から腰まで何か吸い出してる感が満載です。。

ご想像通り強烈に痛い。。。。ヽ(;´Д`)ノ

 

 

時間にして10秒でしょうか?

今後の治療で何回脊髄注射するんだろ。。今から憂鬱です(w_-;(w_-;

 

 

これで本日の診察、検査準備は終了(*^▽^*)

でも最後に看護師さんからとどめの一言が。。

 

 

看護師さん 『今日は血流が良くなりすぎるといけないので、お風呂は入らないでくださいね』

 

 

        『お酒もダメですからね!!(⌒▽⌒)』

 

 

私は退院した今日も禁酒が続くのでした。。。(泣)

 

 

 

闘病記は16に続きます。。