「神々の古式ゆかしき神事より
祈る平和と繁栄悲願」
昨日は5月5日で子供の日(祝)ですが、現在所属しているボランティア団体「丸博友の会」研修会で、神奈川県指定無形民俗文化財「相模国府祭(さがみこうのまち)」を見に大磯に行ってきました。東海道線大磯からバスで湘南大磯病院で下車。そこから、徒歩で逢親場(馬場公園)から神揃山祭場まで20分ほど。
このような神事が、長年行われていたことは知りませんでした。
また、この神事が茅ケ崎の浜降祭と繋がるとは、歴史は面白い・・
貴重な経験と勉強になりました。
お祭りの解説は簡単に・・HPより。
<相模国の有力神社が集い、国家安泰や五穀豊穣(ほうじょう)などを祈る「相模国府祭(こうのまち)」が5日、六所神社(大磯町国府本郷)周辺で行われる。県無形民俗文化財に指定され、律令(りつりょう)時代の国司巡拝の伝統を残す歴史ある祭りで、神社同士が1番の座を競う「座問答」などで知られる。 祭りは相模一之宮から四之宮である寒川、川勾、比々多、前鳥の4神社と、平塚八幡宮が六所神社に分霊を納めるために大磯町にあった相模国府に集まったのが起源とされる。神事に「国司奉幣」があり、各有力神社を巡った国司巡拝の名残をとどめるという。 寒川神社(寒川町)と川勾神社(二宮町)が一之宮の座を競うユニークな神事「座問答」は正午ごろ神揃(かみそろい)山で行われる。>
🔳大磯の駅は意外と静かでしたが、バスで馬場公園に着くと、屋台出店も多く、子供連れの家族で賑わっていました。
🔳神揃山へは20分ほど山を登りました。
🔳三之宮比々多神社の暴れ神輿でひっくり返ってますね。
🔳力石が置いてあり、粽(ちまき)俵(たわら)を放り上げ、中の餅を奪い、四方八方に撒き散らかす。
「ちまき」とはこの動態から起こった呼び名と言われる。
🔳五社の神輿が続々入場し、天下泰平、五穀豊穣等をお祈り
🔳「座問答」の神事が開催
一之宮・寒川神社の神職が、虎の皮を敷き、座をとります。すると、二之宮・川勾神社の神職がより上の場所に同様に座をとり、両社による上座のとりあいが演じられます。これを三度繰り返すと、三之宮・比々多神社の神職が、「いずれ明年まで」と言って仲裁するものです。虎の皮は神座を意味する。
<茅ケ崎の浜降祭との繋がり>
天保9年(1838年)または天保11年(1840年)、寒川神社の神輿が、例年春に大磯で行われる国府祭(こうのまち)に渡御した帰りに相模川の渡し場で一ノ宮の寒川神社の氏子と四ノ宮の前鳥神社の氏子とが争いを起こし、御輿が川に落ちて行方不明となる。数日後、南湖の網元である鈴木孫七が漁の最中にご神体を発見し、寒川神社に届けたことを契機に、寒川神社の神輿が南湖の浜で「禊(みそぎ)」をするようになったという。