バイオリン体験イベントなどの後、体験を受けた子供のお母さまから聞かれることの多くが
「バイオリンをやって食べていけますか?」
というもの。
お母さまの気持ちもわからないでもないけど、そんな時は
「それは厳しいです。」
と一言。
いえ、もっとご説明させて頂きたい事山ほどですが、ご質問がそれですので。
その度、何だかつまらない人生だなー、と。
じゃ、何かい?
何か目に見えるメリットがなくちゃ子供は何か始められないのかい?
スイミング、バレエ、ダンスなどは身体に良さそうで流行ってますね。
お習字は字が上手くなる。
塾は学校の成績が良くなる。
理解の実験教室なんてのもありますね。
子供は遊ぶ。
遊びは無駄なんだろうか。
ふろっぐは幸せなことに面白そう!と思う事はなんでもやってきました。
ピアノ、お習字、そろばん、モダンバレエ、漫画を描く、読書、乗馬、バイオリン、卓球、テニス、大人になりエアロビクス、クラシックバレエ、スイミングなど。
学習塾はいかなかったけど、成績は良かったw
で、一番面白い、と思ったのがバイオリンなわけです。(ちなみに、ふろっぐはお金持ちではなく、昭和の一般的な家庭でした。)
その他のものが無駄になったかというと全然無駄になっていない。
人生に必要な色々な考察や実践をする上で役立っていると思うし、何より心が豊かになってると思います。
それに今楽しく生きれてるし。
音楽でつちかったイマジネーション、その他もろもろで心の中で遊んでます。
本人が、やりたい!と思う事を意味なくてもやるのが一番いいと思うよ。
ちなみに、私のお弟子さんのその後は音楽の道に進まなくても、1人1人しっかり生き生きと自分の道を歩んでいるみたいです。
しっかり働いてたり、素敵なお母さんになったり、お医者さん、研究者、もちろん、音大生も。
今だに交流があったりして楽しい。
あまり、目先の損得に惑わされず、心が欲するまま生きた方が良いと。
食べられる、食べられない、で色々なことを選択すると、その後一生、食うや、食わずや、の生活になりますよーってな話。