令和6年度に入り5月も半ばを過ぎようとしています。
約2か月ぶりの更新となります。
実は3月末から新築住宅の建設に向けて慌ただしさが増してきて4月に入ると耐震改修工事に着手、4月末には能登半島地震の視察に行き、連休明けに棟上げとかなり忙しくさせていただいています。
他にも耐震診断やインスぺクションのご依頼も多数いただいております。
中古住宅の購入に際しても耐震性や住宅全般の性能に関するご相談も多く、新築住宅の価格が高騰する中で中古住宅に求められている意識の変化を凄く感じている今日この頃です。
4月に入ってすぐ耐震改修工事に着手しました。
昭和56年6月以降に建てられた「新耐震基準」と言われる年代の住宅ですが上部構造評点は0.5点を大幅に下回っており1階部分を中心に耐震改修工事を行いました。
元々存在している壁が少ないので高耐力壁の(かべつよし)をメインに低コスト工法を織り交ぜて1番安価に済む工法で施工しました。
月末の能登半島地震被災地への視察は弊社が所属しています木耐協の事務局さんと2人で行いました。
大火災が発生した輪島市の現状に啞然としました。
地震発生から約4か月が経過していましたが側道では至る所で倒壊した住宅がそのままの状態でした。
珠洲市も被害は甚大でしたが私が特に気になったのは液状化現象でした。
至る所でマンホールが隆起していました。
ニュースでは復旧の遅さを指摘する声をよく聞きますが土木と建築を両方行っている私の目から見るとインフラ整備の被害が甚大すぎるので通行できる道路がかなり限定されています。
いずれの個所も応急的にとりあえず貫通させて出来るところから復旧しているのが精一杯という感じを受けました。
半島という地形上、人が沢山入れば早く済むとは言えないと思いました。
他にも建物の倒壊についての状況調査をかなり詳しくさせていただきました。
この経験を基に木耐協としての今後の活動や近い将来四国にも発生するとされている地震災害への対策に役立てていきたいと考えています。
連休明けには久しぶりの新築住宅の建設です。
勿論倒壊シュミレーションソフト「ウォールスタット」で何十回も検討を重ねた耐震等級3を余裕をもって達成している超頑強な住宅です。
基本設計から構造の部分、省エネルギー計算に至るまで全て私の目が通った設計が実物大で出来ていく様はいつ見ても感動です!
この様に目の回る忙しさの毎日ですが私は元気いっぱいです。
今週末は久しぶりにレスリングの練習にも参加してリフレッシュしようと思っています!