自己欺瞞とは、「じこぎまん」と読みます。(Self deception)

これは一種の哲学用語でもあるようですが、
直接的に言うと「自分を欺くこと」「自分をだますこと」という意味になります。
根本的な対人関係の問題や、ストレスの原因にもなっているといわれるこの自己欺瞞の実態を簡単に言うと、

「自分が他人のために正しいと感じていることに対して、それを行わない、裏切ること」です。

それは怠慢であったり、別の要件が原因であったりと理由はどうであれ、
「正しい行動をとらなかった」「自分を裏切った」と自覚していることです。

これを行うと次に人は、自己を正当化するという行動に入ります。
厄介なのは、この自己正当化が始まると、現実を見る眼がゆがめられ、他人をモノ(他人の意思に気付かない)と見なし精神的な攻撃をはじめます。
そして時間を経て自己欺瞞は他人に伝染すると言われています。

つまり自己正当化のために人は他人のせいにするための証拠探しをはじめる、自己中心的な視点からモノをみることを始めます。
これにさらされたその他人はもちろん自己防衛をする。その際にその他人もそれに抵抗を始めます。
こうなると感情の悪循環スパイラルに陥ります。互いに自分を正当化し、共謀して自己欺瞞に陥というわけです。


自己欺瞞を引き起こす大きな原因は、「積極性の欠如」であり、「参加意識の欠如」です。
どれだけ相手や仕事にコミットしているか、コミットできるかの問題。

つまり自己欺瞞に陥るポイントは、その相手や状況にどれだけコミットできるか否かの自己判断を事前に行うことが大切で、一旦自己欺瞞に陥ると、先の通り、悪循環スパイラルが待っています。そうなった時は相手と張り合ったり、うまくコミュニケーションしたりすることが事実上困難となっていきます。

では、どのようにそのスパイラルを抜け出すかというと、
視点を自分の外に置いて、見下ろすこと(先の記事、俯瞰知覚)をイメージすることです。
そこでは自分も他人も人としてみることができ、他人の意思というものも感じられるようになります。
そしてその意思(他人)を受け入れる(または許す)ことができた時点で自己欺瞞は一旦解決します。

再度まとめると、
自己欺瞞が開始されると、自分の視点(カメラ)は眼球の奥の方、どんどん自分の内へ内へと入っていきます。そのときの視点では、他人は意思の無いモノとして扱われています。
その視点を、自分の外に出し、俯瞰の位置(第三者的頭上)に持っていくことでお互いを人(意思あるモノ)と見なし、自分を許せるように他人も許せる(受け入れる)ことがたやすくなります。イマジネーションできるでしょうか。

これは高度なコーチングによって導き出されるという一種の米国での事例です。
後は、その内なる視点の存在を自己認識して、俯瞰の視点をイメージできるようになると、対人関係が改善され、ストレス抑制、モチベーションアップ等に生かされるということなのですが、、、いかがでしょうか。