画家はみんな、”お絵かき大好きっ子”だったのか問題 | ある夜いきなり、絵描きになったもので

ある夜いきなり、絵描きになったもので

 ~全くの素人から、国連絵画展日本代表になり、
 ”こころに響く画家”を模索する、
 Shino こと、上川詩乃のブログです~

 こんにちは、Shinoこと、上川詩乃です。



  「わたし、絵を描いたりしてるねん」


と話しますと、よく聞かれる質問があります。




  「へぇ~、子供の頃から絵、好きだったの?」


  Shino 「ぅうん、全然」


  「でも、絵は得意だったんでしょ?」


  Shino 「ぅうん、まったく。 平均か、逆にヘタだったと思う




 そうなんですよね。



 よく、画家の人生を紹介する再現ドラマ等々で、


粗末な紙の裏面に、クレヨンか何かで一心不乱に


絵を描く少年、みたいな画像、見る気がしますし。




 画家さんたちのブログなどを拝見しても、


「とにかく絵が好きで好きで。子供時代はヒマさえ


あれば、絵ばかり描いてました」


などと言うケース、多いですよね。





 ・・・それがなぁ・・・私、子供の頃って、絵を描いてた、


そういう記憶、一切無いです ( ̄^ ̄)




 何をして過ごしていたか、記憶を辿ってみると、


家のまわりの林の中をウロウロするとか、字が読めるように


なって以降は、本ばかり読んでいたな、って感じです。




 小学校高学年から中学生では、絵の上手な友人の


影響で、ちょっと少女マンガの真似事を描いたことも


ありましたが、それだって、作品っぽいレベルではなく、


夢見がちなイラストもどきの程度でした。




 むしろ、その友人や私の兄が絵が上手だったことで、


私には”お絵描きコンプレックス”があったとさえ言えます。




 ほら、ご経験ありませんか?


 水彩絵の具って、色を混ぜると、どんどん濁って


汚くなるじゃないですか。



 「あの子は上手だなぁ、私も」って、画用紙をいじれば


いじるほど、私の絵は、哀しく汚れてしまって・・・。





 母にも、「お兄ちゃんはうまいのに、アンタは下手やなぁ」


と笑われた記憶もあり、




  「美術は私の”分野”じゃナイ」




って、決めつけてたんですよね。




 それなのに、もぅエエおばはん、と言われる年齢になって、


突然夜中に絵が描きたくなったんですよ、無性に。





 眠れなくって、布団から抜け出して、そこらにあった紙に


色鉛筆で雲の絵を、ほんとうに適当にイタズラ描き。



 

 そしたら、翌朝、マイダーリンがそれを見て、


  「絵、描きたいんやったら、ちゃんと描いたらええやん」


と、押し入れから画材を出してきてくれました。




 ダーリンは、昔から絵が好きで、プラモデルを造る趣味も


あり、筆やら何やら持ってまして。




  「こんな、絵の具あるねんで」


と、”アクリル絵の具”をくれたんです。





 アクリル絵の具、というのは、私にとっては夢みたいな


絵の具で、水彩絵の具のように水で溶け、油絵の具のように


重ね塗りをすることが出来、紙にもキャンバスにもOK


という優れものです。



 

 私は、油絵の具の臭いが苦手だということもあり、


大袈裟に言うならば、まるで”翼を与えられた”ように感じ、


その頃の「描きたい」衝動のままに絵を描き始めました。





 翌日、私の絵を見たダーリンは、



  「おまえ、絵、描けるよ! 作品になっとるよ!」



と言い出し、私はその気になり始め・・・





 何日か経て、新聞の地方欄で、「第一回大王大賞展」の


公募があることを知り・・・





 私もダーリンも、何の根拠も無く、大王町までロケハンに


出掛けたのですね。 ほんと、何を考えてたんだろう?





 入選の知らせを受けた時は、とても驚いたような気も


しますし、どこかで当たり前だと感じていたようにも


思います。 何と言うか、既に結果を知っていたかのような。


 



 子供の頃を思い出すと、本当に、自分とは一切無縁だと


思っていたことをこうしてやっている、毎日不思議で


しょうがないです。





 これからの人生も、どんな不思議なことが待ってるのかな。




 


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