素人で文章をうまく要約する自信がありません。
文章作成に何かアドバイスがありましたら、ご遠慮なくぜひ教えてください。
(自分のコメントは青字)
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参考文献:日本大腸肛門病会誌541373-382,,2001
松島病院
患者集団
2年間 87例, 男女比1:1.3, 40代以降に多い(←)
排便と関係なし:77 (←)
座位痛み: 26
肛門部重苦しい:16 (←)
肛門周囲ヒリヒリ:10
尾骨痛: 7
夜間の痛み: 5 (← )
消散性直腸痛: 3
(←):私にもある症状
検査所見
直腸指診で陰部神経痛* 34例, 男女比1:1.4
右側13例, 左側11例, 両側10例
既往の腰仙部の障害19例
*陰部神経痛:
坐骨直腸窩の側壁, 陰部神経の通過するalcock管に一致して圧痛を認める
治療
痛みの神経生理学的分類
- 侵害受容性疼痛 (術後はこれ)
侵害刺激により生じる痛みで, 体性痛(肛門痛)と内蔵痛(直腸痛)がある
- 非侵害受容性疼痛
明かな原因が不明な痛みで, 神経因性疼痛と心因性疼痛がある
薬物療法
- NSAIDs 無効 (私にも無効)
- 抗不安薬, 抗うつ薬, 坑痙攣薬 (カルバマゼピン, クロナゼパム) 等鎮痛補助薬を頻用
物理療法
- 用指マッサージ
直腸指診を行う際に圧痛部位を数分間マッサージ
- 鍼治療
経穴に鍼を一定時間置く置鍼法や, 複数の鍼にパルス電流を加える鍼通電法
神経ブロック
- 仙骨硬膜外ブロック, 不対神経節ブロック, 陰部神経ブロック
「仙骨硬膜外ブロック」は対応部位が広く、「不対神経節ブロック」→「陰部神経ブロック」の順に狭くなるとされるようです。
心理療法
- 症状や患者に適したカウンセリング法を行っているが,治療者は患者に対して受容的態度で 支持的に接することが重要
直腸肛門痛は多くの慢性疼痛と同様単独の治療法では奏功しないため, 多面的な方法で治療すべき
かなり古い論文です。発表者の麻酔科医は今松島病院に勤務されていないようです。
現在、松島病院では、薬物療法はしっかりやっているようですが、神経ブロックや理学療法はやっていないようです。
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松島病院の「肛門痛」ページ: