素人で文章をうまく要約する自信がありません。
文章作成に何かアドバイスがありましたら、ご遠慮なくぜひ教えてください。
(自分のコメントは青字)
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参考文献:日本大腸肛門病会誌50:209-226,1997
高野病院
患者集団
平成1年〜平成6年、慢性肛門痛 34例
肛門手術の既往例が高率。
痛みが術前から13例、術後16例。
検査所見
整形外科疾患を除外するため、骨盤・腰椎MRI撮影
圧痛点:肛門管内12例, 肛門挙筋部31例, 仙骨尾骨部近傍22例
高率に内圧の異常、静止圧低下
陰部神経伝導時間延長、neuropathyの可能性は否定できない
私の場合、腰椎MRIにて脊椎疾患は否定。
骨盤MRIは撮ってないので、取ってみようかな?
肛門管内の筋肉に圧痛点があるようです。
括約筋か、挙筋部か、直腸筋か、どちらかわかりません。
治療
鎮痛剤や精神安定剤の投与による保存療法
保守療法で軽快しない症例には神経ブロック
- 陰部神経ブロック、会陰部から圧痛点に局注、仙骨ブロック
神経ブロック回数:2回-150回
保険上は1か月3〜4回の神経ブロックしか認められないようです。
150回は、自費でなければかなり年数がかかってしまいそうです。
自費でも良いので、早く痛みから解放されたいですね。
効果
中等度以上改善6割、軽度改善も合わせ8割
半年以上の間隔の再発9例
まとめ
直腸肛門痛を呈した疾患群について,
圧痛点が陰部神経の走行に一致し,神経ブロックが有効な症例が多い.
手術の既往歴や整形外科的疾患を有し,末梢神経や骨盤に圧迫や損傷を与えている可能性がある.
内圧異常を有する排便障害により,直腸肛門周囲の筋群などに力学的な負荷が繰り返し起こっている可能性がある.
最後に鬱傾向を有したり,心療内科的なアプローチが必要な症例がある.
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高野病院は直腸肛門痛治療の先駆者のようですが、
「この病院が率先して行なっている肛門痛治療は、術後の後遺症等で起こる肛門痛は対象ではない、整形外科的な腰痛疾患から波及して起こる肛門痛に対してのみの治療だそうです。」(Ameba痔友からの情報より)
書籍:
おなか・お尻の痛みと不快感を治す 大腸肛門機能障害の治療法 著者 高野 正博 (編著)
高野病院の「肛門痛」ページ: