「映画 怪物くん3D」感想 | 新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~

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 昨年放映され、好評を博した大野智主演のドラマ「怪物くん」を3D映画化。


 一般の映画をファミレスの通常メニューだとすると、これはいわゆる「お子様ランチ」。正直、超甘口で大人の口には少々合わないが、子供向けと考えればそれなりによく出来た内容。とはいえ、少々引っかかる点もないわけではない。

 メインターゲットを小学校低学年とジャニオタとしているためか、おおよそ複雑な人間模様(怪物だけど)や難解さは皆無で、よく言えば分かりやすい、悪く言えば大味な作り。
 それでも、目に付く限り大した矛盾もなく、展開もサクサク。多少ご都合主義的な部分はあるにせよ、最後はテレビシリーズからのファンのために、ちょっとしたサービスまで用意(既にCMでネタバレしているが…)されている辺り、さすがは「TIGER&BUNNY」西田征史さん脚本、といったところか。

 とはいえ、それにしてはキャラクターの使い方が非常に記号的で、例えばお供の怪物3人組など、各特性を生かすような要素も薄く、ただの員数合わせのような扱いだった点は少々惜しい。
 もっとも、通常の映画の濃度を3分の1程度に希釈したような中身の本作、彼らのエピソードまで入れる余裕などなかったのかもしれないが、せめてフランケンの怪力で牢屋を「フンガーー!!」と破壊、ぐらいはほしかった。

 また、国民的アイドルグループ・のリーダー大野智くんをはじめ、有名どころの俳優陣が多数顔をそろえた割に、セットといい、全体的な雰囲気といい、本作よりはるかに低予算であろうスーパー戦隊仮面ライダーよりチープに見えるのはいかがなもんか。
 まあそれも、テレビシリーズの頃からこんな感じだったし、今さら超豪華絢爛にされても逆に引いてしまうが、どこかスタッフ陣営の「所詮子供向けだし」という開き直りが見えなくもない。にしても、もう少し何とかならなかったのか?
 

 しかし、それらを差し置いても、なにより小生が腑に落ちないのは、あのオチで果たして怪物くんの語った「本当のワガママ」と意味を、チビッコ達が正確に理解できたのか?という点。
 「ワガママにはそれだけの責任が伴う」という見解は、リーダー論的として完全に正しいが、その「責任」とはどういうモノなのか、あまりに抽象的な表現しかなされていなかったように思える。

 そもそも「一つワガママをまかり通す代わりに、一つ責任を背負う」では、まったくスジが通らない。
 リーダーシップとは認められたエゴイズムであるが、それはそのエゴイズム(=本人の資質)そのものに裏付けと信頼が備わって、初めて効果を発揮するものであり、決して等価交換ではない。まして「これをやる代わりに、これを許せ」とも解釈できるあのやり方では、チビッコに間違った認識を与えかねず、非常に危険だ。
 少々ネタバレになるが、怪物くんがニガニガ草を食べない事で、あるいは大王様の絵に鼻毛を描く事で、怪物界の住人に対し何らかの奉仕になるのならまだしも、その代わりにお前らを守ってやるでは、都合が良すぎる。正直、リーダー失格と言わざるを得ない。
 
 小生は、子供の目に入るもの、手に触れるものは全て「教材」だと思っている。「何もそこまで…」と仰る方もいるだろうが、子供向けだからこそ、未来ある彼ら彼女らに間違った知識、間違った認識を与えてはならない。まして、子供達が憧れるヒーローがその模範となるのは、もはや責務であると断言する。

 既に世に出てしまったものは仕方がないので、今さら高卒低所得の小生にはどうする事もできないが、どうかお子さん連れで鑑賞された親御さんは、その辺をしっかりと指導していただけますよう、心からお願い申し上げます。
 (最近は、その親が分かってない事も多いんだけど…)
 
 
 さて、いつものように感想だかなんだか分からん文章を羅列してしまったが、最後にもう少々ツッコミを。
 野菜ゴロゴロの具沢山カレーがインド(多分)にあるわけはないのは、この際置いといて、あんな暑い国で生卵を、しかも客人に出したのは明らかにミステイク。日本のように年間通して気候が安定し、且つ衛生管理の行き届いた生産・運搬設備のある国はごく一部で、他の多くの国で生でタマゴを食べるなど考えられない事、らしい。

 それから、向こうではカレーにナンをつけて食べるのが一般的、と思っている人が多いと察するが、実はナンを焼くタンドゥールという窯を持つ家庭は少なく、より手軽に作れるチャパティと呼ばれるモノと一緒に食べるのが一般的だそうな。
 詳しくはコチラコチラ

 …うん、最後のはツッコミでも何でもないな(笑)。


 まあとにかくそんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★-

 てか実際、全ての元凶は松岡くんのオッチョコチョイじゃね?(笑)とか思いつつ、星3つマイナス!!





(違)




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