ああ、この調子でまた土曜日に２本ほど鑑賞したら、計５本か…。今年は既に４本ぐらいブッチぎっちゃってるんで、これ以上スルーしたくないなぁ。なんか、文章力を飛躍的にアップさせる薬物とかないかしら（ﾀﾞﾒ）。
さておき。
今日、仕事前のミーティングにおいて、整理整頓について何か話せと言われたので、下記の実体験を話してみた。
昨年の年末に「ロビン・フット」を観に行った時の事。スケジュールの都合で普段行かない遠方の館に出向き、無事に席も確保できたので、ついでにパンフでも買うちゃろうと売店に向かった。
が、そこには何故か小さな列。どうやら、会場に訪れたチビッコ達が、同時期公開されていた「ウルトラマン」と「仮面ライダー」のグッズを買い求めに来ている様子。口々に「ガタキリバくださーい」「ベリアルほしい～」と、店員のお姉さんに注文する。
しかし売店担当のお姉さん、新人なのかはたまたヒ－ロー番組なんざ見た事もないのか（多分、その両方だろう）、なにを言われているのかまったく理解していない様子。たった一人でカウンターの裏の方でゴソゴソしたり、かと思えば何故かファイルみたいなものを確認してみたり、周囲に他の店員がいないかキョロキョロしたりと、右往左往。
挙句、何度も何度も「え？え？もう一度お願いします」「ベリ…アル？ベリアルですか？しょ、少々お待ちください」と、客に確認を取る始末。客商売として、完全にアウトだ。
なんでこんなテンパってんの？と訝り、さりげなくカウンターの中を確認してみたところ、ソフビを含めたヒーローグッズの数々が、それぞれ「ウルトラマン」「仮面ライダー」と書かれた段ボールに、そのまま乱雑に投げ込まれているだけの状態。まして、分かりやすい表のようなモノのないので、これでは彼女はチンプンカンプンに違いない。
数分後（厳密には１０分以上後）、よやく小生の前の親子連れ一組という状況になるも、やはり注文された「ウルトラマンゼロ」の人形が分からず、一人パニック状態の店員。
待たされるのが何より苦手でキライであり、そろそろ我慢の限界に来ていた小生は、思わず声を挙げてしまった。
「何してんのキミ。周囲のポスターにいっぱい載ってるやんけ。一番青っぽいヤツや！！」
ギョッとした目で振り返る親子と店員。さすがにもう後戻りできないと覚悟を決め、「え？え？な、何ですか？」と戸惑う店員に、言葉を続ける。
「頭にアイスラッガー二つ付いてるヤツや」
「え？アイス…？アイスですか？」
「アイスちゃうや！！ア・イ・ス・ラ・ッ・ガ・ー！！モヒカン刈りみたいなのが、二つ付いてる」
「え…っと、コ、コレですか？」
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「それ、タロウ！！横じゃなくて縦についてるの！！しかも青いヤツっていったのに、なんでキミはもっとも赤いのを選んだの？」
「も、申し訳ございません。じゃ、じゃあ、コチラですか？」
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「そーれーはーセーブーンッ！！ゼロのお父ちゃーん！！なあキミ、知っててわざとやってるか？何で青い言うたのに、立て続けに真っ赤っかのを出してくるの？！もうええわ。カウンターの上に適当に並べろ。コレや！言うたるから」
「（店員さん、この時点で軽く半泣き）あ、ハイィ…」
…。
「…だーーかーーらーーさーーッ！！なんでタロウとセブンだけを選んで並べんの？さっき違うって言うたんだからさ、絶対違うよね！！」
「あ！あ！あ！も、申し訳ございませんーーーっ！！（完全に思考停止）」
その後、よくよく箱の中を見てみると、ゼロが売り切れていたことが判明。グズる子供を抱えあげて「このムダにした時間どうしてくれんねん」みたいな表情の浮かべ、父親は立ち去っていった。
残された小生は、ようやく購入できたパンフを手に、もはや失禁寸前みたいな顔の新人店員へ懇々と説教。その間、他の店員が誰一人助けにも応援にも来なかったのが実に不思議だった。
（ちなみに、「…え？ウルトラマンの…ロビン・フットですか？」とか意味不明なことを言われたのが説教スイッチのトリガーだったのは内緒）
その後、映画を鑑賞、ロビーに出たところで件の店員の上司と思しき男性が現れ、「この度は、私どもの監督不行届きのため、お客様に大変ご迷惑をおかけしました」と深々頭を下げられる。
そして「いえいえ、こちらも大人気なかったですよ」と心にもない言葉を返す小生に、「これは、お詫びと言っては何ですが、どうかお納めください」と、Ｂ４ぐらいの封筒を手渡してくる。
ハテ、ひょっとしてタダ券かなんかかなーと思いつつ、形だけ少々遠慮気味に中を確認してみたところ、そこには、「ウルトラマン」のソフビが入っていた…。
ここの店員は、客のニーズをまったく理解していないのだろうか。適当に包んでおけば許してもらえるとでも？だったらラッセル・クロウの人形でも渡すのがスジだろ（いや、くれって意味じゃないよ）。
結局、封筒を付き返し、劇場を後に。帰りの車の中、その映画館には二度と行かないと心に誓った。
…という話しをしたらすごい怒られたけど、何で？
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