気持ちや根性だけでどうにかなるほど甘くない。

でも、それがなければ始まらない。

結論から。

この1年で本当に成長させてもらったのは俺の方だろうな。

そして、

誰が欠けてもダメなんだって何度もそんな局面にぶち当たったけど…

今の俺ではその術を知らずに何も出来なかったことも多かった。

プロジェクトのプロデューサーとして

たくさん支えてもらった仲間にちゃんとお礼が出来てないんだろうな…

恩はしっかり感じてきっちり返してナンボ。

返せる「ゆとり」が持てるまで。




さて、ある種の尺度である「ワンマンライブ」

開催を決定した時点ではかなりの賭け。

集客=人気

の尺度がもろに露呈するし、失敗すると全て壊しかねない危険もあった。

それまでのいわゆる「チケット」の販売能力は

15枚程度。

そこに「お金」を払う価値を感じてくれた人が異常に少ない現実。

何が間違っているのか分からない無能な俺。

でも。

自信だけはあった。根拠ないけど。

それは「こいつ等なら何かが起こせる!」って思ってしまう期待感と、

これでもかってガムシャラなまでの努力の量による信頼。


どれだけ危険な賭けであったとしても、変な根回しはしないと決めておいた。

現実が知りたかった。

「見たい」人がどれだけいるのか?


蓋を開けてみれば、2回公演合計で248名が来場してくれた。

1年前から比べれば、実に約15倍(笑)


やっと…やっとスタートラインに立てたなと感じた。

夜公演の最後のメンバーの挨拶。

1人1人、背景がしっかり伝わって、見てきた1年と言葉が重なって、胸が熱くなった。

同時に「間違ってなかった」と安堵したのも事実。

音楽面にしても、これまでの土壌とは違う「POPS」という世界。

作家へのディレクションにおいて「流行感」をしっかりと認識しておいてからのオリジナリティの追求。

それもまずまず。まだ満足は出来ないけどね。



そして同時期にエントリーしておいた、そのジャンルの全国大会決勝の出場。

ファンの質と量が問われるジャンルだけに、このタイミングで出場出来たのは大きい。

肌で風を感じる事が多くなってきていた。


結果は残念ながら優勝こそ出来なかったけれど、

この1年の集大成としては、バッチリの内容。

結果が全てな世界というのは分かっているけど、

風が大きく育っていくのにとても重要な経験が出来たと思う。


課題を見つけ→修正し→成長させる

いつだって答えはシンプルだよな。小学生の頃から普通に教えてもらって練習させられてきている事で、そこに気づけない事が残念なんだ。

でも、上はあくまで本人達が主導になっちゃうから、

2年目でやらなければならない事は、

課題を想定し→問題を浮き彫りにする仕掛けを作り→課題を見つけ→修正し→成長させる

だな。

こんなの誰でも昔から言ってそうだけどね(笑)

Keep on Running!!

止まってる時間なんてないな。

1人でも走れないしね。

ガンバロっと!