今日も、私こうが、
いま思うこと、感じることを、
つらつらと、書いていきたいなぁ～と思います。
ある男性から、聞いてほしい不思議な話があるということで、そのお話をお聞きしました。
その男性は、ものごころついた頃から、クマのぬいぐるみを持っていたそうです。
いつも一緒で、クマのぬいぐるみを、抱っこしないと寝れないほどでした。
そのクマのぬいぐるみの名前は、クーさんと名付けていました。
だんだんと成長して、小学生になり、学校には持ってはいかないど、友だちの家に遊びにいくときは、必ずクマのクーさんも一緒でした。
友だちも理解していて、クマのクーさんにお菓子を用意していたりして、生きているかのように扱ってくれていました。
小学4年生の時、友だちと海水浴に行きました。
もちろんクマのクーさんも一緒です。
クマのクーさんの中身は、ワタではなく、ビーズが入っていましたから、早く乾きますので、濡れても大丈夫なのです。
海水浴した海は、タイヤをくくりつけた板の人口の島まがあって、友だちとみんなでそこまで泳いで行きました。
人口の島まで、クマのクーさんを片手に一緒に泳ぐので、友だちより遅く人口の島に着いて、友だちは先にUターンをして、岸に泳いで戻って行きました。
クマのクーさんと人口の島に座って、なんとなく、いつまでクーさんと一緒に過ごせるかと思いに耽っていました。
6年の修学旅行には連れて行けないかな？……いつか別れる日が来るのかな？……と色々考えて、今そんなことを考えてもしょうがないかと思って、またクマのクーさんを連れて、Uターンして岸に泳いでいきました。
泳いでいるとなんだか、足にペタンペタンと当たる感触がします。
海藻が足に当たってるのかなって思って、海水の中を見てみると、真っ青な人間の形をしたものが、足をペタンペタンと触っていたのです。
「え、この人誰？」って思った瞬間、真っ青な人間の形をしたものが足をグッと掴んで、海水の中に引きずり込もうとするのです。
片手泳ぎだけでは海の中に引きずり込まれてしまい、ここで死ぬわけにはいかないと思って、クマのクーさんを離して、両手で泳ぎだしました。
頑張って泳いで、海水の中を見てみると、クマのクーさんが真っ青な人間の形をしたものに、しがみついて、戦っています。
そして、真っ青な人間の形をしたものの掴んでいた手が、足からパッと離れました。
クマのクーさんを見ると、真っ青な人間の形をしたものと戦いながら、深く海に沈んでいきました。
それがクマのクーさんとの最後でした。
その後、大人になって結婚をして、子供ができました。
子供が3歳の時、保育園の体験入学をしました。
その時、海の近くで遊んでいて、子供は海に流されてしまい、あっという間に遠くに流されて、見つからなくたってのです。
それから子供は見つかったのですが、見つかったのは数キロも離れた場所で、子供は木につかまっていたところを見つかったのでした。
後からの話で、子供が波にのまれたとき、苦しいと思っていたら、クマのぬいぐるみがあらわれて、その子の片手を掴んで泳いで木に連れて行ってくれたというのです。
子どもを助けたクマのぬいぐるみの、柄や色を子どもに聞くと、クマのクーさんと一致します。
という一連のお話をされてから、クマのクーさんの供養をしたいということで、供養の仕方をお伝えします。
後日、その男性から泣きながら連絡ありました。
お話を聞いてみると、言われた通りに供養をしたその夜に、夢の中で、ボロボロになったクマのぬいぐるみが出てきたそうです。
そのボロボロになったクマのぬいぐるみに、「クマのくーさん？」って尋ねてみると、嬉しそうに首を振ってうなずきます。
でも首のところが破れいて、うなずいたときに、中のビーズがパラパラとこぼれます。
そして、「僕が小学4年生のときに海で溺れそうになったのを助けてくれた？」と聞くと、また、嬉しそうに首を振ってうなずきます。
また、首の破れたところからは、中のビーズがパラパラとこぼれます。
あと最後に、「息子も助けてくれた？」と聞くと、また、嬉しそうにうなずいて首を振り、ビーズがパラパラとこぼれます。
クマのクーさんに、「これからは、僕の家族は僕が守るから、安心して幸せになって！」そう言って、「ありがとう」と何度もお礼をいうと、クマのクーさんは消えていったのでした。
このお話は、蓮久寺の三木大雲住職の怪談説法に出てくる実話です。
モノには魂が宿ると昔から言われていますから、大切にしていると、そんなことが起きるのかもしれません。
身近な、ペンやスマホ、パソコンや洋服、靴、帽子、クルマ……などを大切にしていると、
味方になってくれて、いざというときに守って、助けてくれるかもしれませんよー╰(*´︶`*)╯♡
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