今日も、私こうが、
映画『羊達の沈黙』などで有名な、ハンニバル・レクターのモデルの一人となった、ヘンリー・リー・ルーカスのお話です。
ヘンリー・リー・ルーカス
1936年 アメリカ生まれ
ヘンリーの母親は売春婦をしていました。
父親のアンダーソンは、酒に酔って列車に轢かれ、両足を失った元鉄道員でした。
ヘンリーは11番目の子供で、母親は女の子が生まれてくることを期待していました。
（娘が生まれれば、売春させられると考えたからです）
ですが、ヘンリーが男であったことに失望し、母親は息子を、「ヘンリエッタ」と名付けて女装をさせたり、
意味も無く殴りつけたり、自身の客を家に呼んでヘンリーの前で性交し、それを見るように強要するなど、執拗な肉体的虐待や性的虐待を繰り返しました。
ヘンリーが8歳のとき、母親に木の板で頭をひどく殴られ、3日間昏睡状態になりました。
その2年後には、兄から目を切りつけられ、治療せずにいたため感染症を起こし、片目の眼球を摘出しなくてはならなくなりました。
母親はヘンリーに、
「お前は死ぬまで私の奴隷」
「あんたは悪魔から生まれた生き物なのだから、当然あんたは悪魔なのだ。腐ったろくでなしとして生きてもらう」
「あんたはこの世に地獄をもたらすために生まれてきた」
と繰り返し罵倒しました。
母親以外の人物にヘンリーが優しく接せられると、母親は激しく怒り、ヘンリーに優しくした本人を口汚く罵りました。
小学校の高学年になったとき、ヘンリーはラバを飼いたがっていて、母親が珍しくラバの子供を買ってきてヘンリーに与えたことがありました。
ヘンリーは喜び、寝食も共にするほど気に入り、ラバもヘンリーに懐きました。
母親がヘンリーに、ラバが気に入ったかどうかを尋ね、ヘンリーが気に入った旨を告げると、そのラバを射殺しました。
ヘンリーが47歳のときに行われた精密検査によると、脳の神経系が広い範囲で損傷していました。
この年令まで修復されない損傷が残っているということは、母親の虐待はよほどひどかったのです。
ヘンリーは14歳ではじめて殺人を犯します。
その後、母親を殺害して逮捕されます。
長年母親に虐待されたことで、ヘンリーの精神は骨の髄まで母親の支配下にありました。
刑務所の中でも母親の声が何度となく響き、自殺を強要してくる幻聴に苦しめられたヘンリーは、乖離症状を繰り返して精神分裂病と診断されます。
ヘンリーが服役していた当時は、ベトナム戦争が泥沼化していたことで、国の財政が逼迫していたことから、
司法当局は更生の見込みがあるとしてヘンリーを釈放しました。
ですが、ヘンリーは刑務所を出て、ほんの数ブロックのところで、女性を絞殺します。
ヘンリーが殺害したのは母親や愛する彼女も含めて、300人ほどだったと言われています。（本当の人数は不明）
2001年のヘンリーが64歳の時に、テキサス州ウィリアムソン郡ジョージタウン刑務所内にて、
ヘンリーは死刑が確定していましたが、死刑が執行されるより早くに、心臓発作で亡くなりました。
⬇︎を参照しました。
親のDNAと親の言動（育て方・環境）が、子供の人格形成に大きく影響を与え、その子の将来が方向性付けられます。
「お前は死ぬまで私の奴隷」
「あんたは悪魔から生まれた生き物なのだから、当然あんたは悪魔なのだ。腐ったろくでなしとして生きてもらう」
「あんたはこの世に地獄をもたらすために生まれてきた」
ヘンリーは、母親が繰り返し言っていた通りの人生になりました。
その逆に、愛ある言葉をかけて、愛ある環境のもとで育てれば、ステキな人生を方向付けることができます╰(*´︶`*)╯♡
また、毒親に育てられたとしても、新たにDNAを書き換えることもできるし、
脳や全ての細胞・骨・髄液・血液・体液に記憶されたことも書き換えすることができて、
幸せな人生を送ることができますヾ(๑╹◡╹)ﾉ"
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