【第三次世界大戦への火種〜🇷🇺ロシア・🇺🇦ウクライナ関連ニュースvol.347】
■『「🇺🇦ウクライナに武器を送るのはもうやめよ」…🇩🇪ドイツの左派政治家の主張が右翼からも支持されている理由』
[▲🇺🇦ウクライナ戦争の和平交渉を求めるデモを開いたザーラ・ヴァーゲンクネヒト氏(写真左)とアリス・シュヴァルツァー氏=2月25日、ベルリンのブランデンブルク門前]
◆超攻撃的で討論では絶対に負けないカリスマ
🇩🇪ドイツのザーラ・ヴァーゲンクネヒト氏は、左派党所属の人気女性政治家。▶︎知的で、美人で、左派・右派を問わず人気があり、しかも、討論になると超攻撃的で絶対に負けないので、トークショーでは引っ張りだこ。▶︎ちなみに2022年9月の国会スピーチのビデオは、6カ月でYouTubeでの閲覧が300万回を超えた。▶︎おまけに“いいね”が10万以上もついている。▶︎一種のカリスマ的存在と言えるかもしれない。▶︎ただ、あまりにも自分の意見をはっきりいうため、左派党の幹部とは折り合いが悪い。▶︎左派党とは、元を辿れば東ドイツの独裁政党につながるため、国会で議席を持つ政党の中では一番左に位置する政党だが、ヴァーゲンクネヒト氏は今や完全に、この自分の巣からはみ出してしまった。▶︎「出る杭は打たれる」の典型である。▶︎それもあり、ここ数年は個人的な政治活動が多く、自分の政党を立ち上げるのではないかというのがもっぱらの噂だ。▶︎そのヴァーゲンクネヒト氏が、現🇩🇪ドイツ政権の🇺🇦ウクライナ政策に抗議して立ち上がった。▶︎以前から、🇺🇦ウクライナ戦争の終結が戦闘で決まることはあり得ず、一日も早く和平交渉に入るべきだと主張してきた氏であるが、この度、ショルツ首相が攻撃用戦車レオパルト2の🇺🇦ウクライナへの供与を決めたことで、堪忍袋の緒が切れたらしい。
◆武器供与の中止を求める「平和宣言」を発表
現🇩🇪ドイツ政府の🇺🇦ウクライナ政策はどうなっているかというと、社民党のショルツ首相の真意はさておくとして、公式には全面支援だ。▶︎与党の一つである自民党は強硬な戦車供与派だし、もう一つの与党である緑の党も、これまで40年間、徹底して貫いてきた平和主義をかなぐり捨てて、なぜか突然やはり戦車供与派。▶︎今では強硬派の最前線で勇ましく徹底抗戦の旗を振っており、そのうち戦闘機供与を言い出しても不思議ではない勢いだ。▶︎ショルツ首相にはそんな内圧のほか、NATOや🇪🇺EUからの外圧もあり、目下のところ武器支援、資金援助以外に道はない。▶︎🇺🇦ウクライナを「"必要な限り"全面的に支援する」とのことだ。▶︎そんな中、ヴァーゲンクネヒト氏は2月10日、往年のウーマンリブの闘士アリス・シュヴァルツァー氏と共同で、武器供与の中止を求める「平和宣言」を発表。▶︎「🇺🇦ウクライナでの殺戮を長引かせることが、われわれの🇺🇦ウクライナに対する連帯であるはずがない」として、オンライン署名運動を開始した。▶︎平和宣言の内容をかいつまんで言えば、「🇺🇦ウクライナがいくら西側から武器を与えられても、🇷🇺ロシアという核保有大国に勝利できるはずはなく、終戦は交渉でしかありえない。▶︎それなら武器の供与はただちに中止し、今すぐ交渉に舵を切るべきだ。▶︎その機会を逃せば、第3次世界大戦、それどころか核戦争が起こる危険がある」というもの。
◆「反道徳」「恥さらし」「🇷🇺ロシアから金をもらっている」
宣言文の最後には、これに賛同した著名な学者、作家、俳優、芸術家、ジャーナリスト、宗教関係者、元🇪🇺EUの欧州委員会の副委員長など、69人の名前が並んでいた。▶︎さらに両氏は、2月25日のベルリンでの抗議集会を計画、SNS上で広く国民に参加を呼びかけた。▶︎名付けて「平和のための決起」。▶︎さて、署名の数がどんどん増えていくのを見て危機を覚えたのが、🇺🇦ウクライナの武器供与を推進している政治家たちだ。▶︎そこで彼らはメディアと共にヴァーゲンクネヒト潰しに取りかかり、たちまち氏の周りが炎上した。▶︎非難の中身は多岐にわたる。▶︎「反道徳」、「恥さらし」、「🇷🇺ロシアからお金をもらっているプロパガンディスト」といった無責任なSNS上での誹謗中傷っぽいものもあれば、政治家からは、「侵略者は🇷🇺ロシアなのに、和平のために🇺🇦ウクライナが妥協を迫られるのはおかしい」、「ヴァーゲンクネヒトは加害者と被害者をわざと取り違えている」、「必死で戦っている🇺🇦ウクライナを応援せず、その頭越しに和平交渉を進めるのは、殺された人たちに対する侮辱だ」などといった意見が発せられた。
◆「極右と極左が手を結んだ」とメディアは総攻撃
中でも首をかしげざるを得なかったのは、「ヴァーゲンクネヒトはAfD(ドイツのための選択肢)と同じことを言っている」という非難。▶︎これは、「AfDの主張は内容が何であろうが良からぬものだから、AfDと意見が重なるヴァーゲンクネヒト氏もダメ」という、とんでもないロジックだ。▶︎AfDは、🇩🇪ドイツという国家の主権と国益、さらには文化、伝統などを重んじている。▶︎常日頃から、あらゆる政治家と主要マスメディアに、極右だ、反民主主義だとして執拗な攻撃を受けるか、あるいは完全に無視されるかのどちらかだが、それにもめげず、国政でも州政でも今や10~30%の頑強な支持層を形成しつつある。▶︎だからこそどの党からも恐れられ、グローバリストたちには憎まれている。▶︎そのAfDがやはり、🇷🇺ロシアに対する経済制裁は愚の骨頂、🇩🇪ドイツ国民を苦しめ、🇩🇪ドイツ産業を破壊するだけなので、すぐに止めるべきだと主張しており、また、戦闘ではなく、外交による和平を求めているところも、ヴァーゲンクネヒト氏らと意見が重なった。▶︎そこで、それを見た政治家や主要メディアが、「ヴァーゲンクネヒトはAfDと距離を置いていない」、「極右と極左が手を結んだ」などと、鬼の首を取ったように攻撃し始めたわけだ。
◆「せっかくの平和運動が汚された」という主張も
さらに彼らは平和宣言の賛同者に対しても、「抗議集会にはAfDばかりでなく、ネオナチや陰謀論者も来る。▶︎そんな集会に行って良いのか?」といった牽制を試みた。▶︎こうなると、当然、怯(ひる)む人も出てくるはずだった。▶︎はっきり言って、これら一連の動きは言論の自由を侵害するものだと私は思う。▶︎ただ、🇩🇪ドイツにはそう思わない人もたくさんおり、たとえばドイツ福音主義教会の元議長、マルゴート・ケースマン氏(署名をした69人の有名人のうちの一人)はインタビューで、ヴァーゲンクネヒト氏の平和宣言には全面的に賛成だが、AfDが同じ主張をしてきたことは非常に不愉快だと語っていた。▶︎AfDは反社ではなく、🇩🇪ドイツ基本法(憲法に相当)で認められた政党である。▶︎だから私には、彼らが平和運動に賛同してはいけない理由が未だにわからないが、🇩🇪ドイツで最高峰にある知識人の一人が、はっきりとそう言ったのには少なからず驚いた。▶︎さらに氏は、「彼らはこの運動を乗っ取ろうとしている」、「ナショナリズムを唱える者が平和を願うのはおかしい」と主張。▶︎要するにAfDの賛同で、せっかくの平和運動が汚されたわけである。▶︎教会がいつも言っている「対話」や「寛容」は、いったいどこへいってしまったのか?▶︎このような発言により、平和デモに参加しようと思った人が、「私はAfDとは違う」と言い訳をしなければならないような状態が作り上げられている。▶︎これこそ異常なことだと感じる。
◆平和を訴えたら右翼で、戦争擁護は左翼?
さて、2月25日当日、ベルリンはときどき強く雪の降りしきる悪天候だった。▶︎この時点で、すでに署名の数は60万を超えていた。▶︎ブランデンブルク門の前の広場に集まった人は、警察発表によれば1.3万人(ヴァーゲンクネヒト氏は景気良く5万人と発表)。▶︎国旗や、「Z」など戦争のシンボルの持ち込みは遠慮してほしいという主催者側の要望も守られ、あちこちで掲げられていたのは、「武器供与よりも外交を」とか、「エスカレーションではなく対話を」などと書いた手作りのプラカードや、鳩の絵の旗など。▶︎皆、寒空の中、登壇者の話を静かに聞き、何度も大きな歓声を送っていた。▶︎まさに平和集会だった。▶︎この日のヴァーゲンクネヒト氏のスピーチはここから確認できる。▶︎風の冷たさと、人々の熱気、そして氏の情熱が伝わってくる映像だと思う。▶︎ヴァーゲンクネヒト氏はこのスピーチの中で、「当たり前のことだが、もう一度言う」として、「ここは、ネオナチや帝国臣民の人たちの来るところではない。▶︎しかし、平和を願う人たちは皆、大歓迎だ!」と強調。▶︎AfDを締め出そうとしたケースマン氏との対比が顕著だった。▶︎そして聴衆に、「平和を呼びかける運動が、いったいいつから右(として批判されるように)になり、戦争に酔いしれることが、いつから左になったのだ」と問いかけ、「🇩🇪ドイツで行われている(AfDと同じだからダメという)レベルの低い議論には、もううんざりだ」と引導を渡した。
◆平和デモに集まった人は、極右でも極左でもなかった
確かに、ここに集まったほとんどの人たちは、極右でも極左でもなかった。▶︎彼らは、「われわれは武器が人を殺すことを知っている」▶︎「この狂気をやめさせよう」というヴァーゲンクネヒト氏の言葉に共鳴して、雪の中をわざわざやってきた普通の人だ。▶︎この集会が極右に乗っ取られているとか、暴力沙汰になるなどと言い、妨害しようとしていた政治家は反省すべきだと思う。▶︎ヴァーゲンクネヒト氏は、今の🇩🇪ドイツは国民的な平和運動が必要で、できればこの日の集会をその第一歩にしたいらしい。▶︎私は思う。▶︎その運動で異なった意見の人たちが邂逅(かいこう)し、現在の敵対に終止符が打たれるなら、🇩🇪ドイツの言論はもう少し自由になるだろうと。▶︎🇯🇵日本にも誰か氏のような志を持った人が現れないかと、微かな期待さえ持つほどだ。▶︎ただ、その一方で、今回の署名運動と抗議集会は、ひょっとすると氏が新党を結成するためのプロモーションなのかも知れないという疑いも、チラリと脳裏を掠(かす)める。▶︎どうも私は政治に失望しすぎて、政治家を信じることが困難になっているようだ。▶︎ただ、それでも今、なおも氏から目を離すことができない私である[*PRESIDENT Online 2023.03.13付記事抜粋/文:川口マーン惠美氏・作家]
■『🇷🇺ロシア版グーグル「ヤンデックス」で「🇺🇦ウクライナでの戦争」と検索してみたら…垣間見える🇷🇺ロシア人の今』
🇷🇺ロシアによる🇺🇦ウクライナ侵攻が続く今も、インターネット上では両国の政府やメディア、人々のSNS(交流サイト)などから、さまざまな情報が発信されている。▶︎当事国の人々は何を信じ、戦争をどう受け止めているのか。両国に精通する通訳者の知識と手を借り、🇷🇺ロシア最大級の検索エンジン「ヤンデックス」や各種SNSなどから、一般🇷🇺ロシア人の今を垣間見たい。
◆🇷🇺ロシアの検索エンジンとは
協力してくれたのは、「スラブ世界研究所」(東京)主任研究員の河津雅人さん(36)=兵庫県丹波市。▶︎ロシア語、ウクライナ語の通訳として、🇯🇵日本メディアの取材コーディネートやファクトチェックの手助け、🇺🇦ウクライナからの避難者の支援などを手がける。▶︎🇯🇵日本文化を🇷🇺ロシアや🇺🇦ウクライナに発信するユーチューバーでもある。▶︎まずは、グーグルを使って、ロシア語の発信を調べてみる。▶︎「война」(ヴァイナ=戦争)と打ち込むと、🇺🇦ウクライナ関連の記事が並ぶが、河津さんによると、これらは主に🇺🇦ウクライナメディアや🇬🇧英BBC放送などのロシア語版のニュース記事だという。▶︎「🇷🇺ロシアではグーグルは🇯🇵日本ほど使われていない」と河津さん。▶︎🇯🇵日本ではあまり知られていないが、🇷🇺ロシア国内でよく使われる検索エンジンがヤンデックスだ。▶︎オンライン決済やタクシーの配車、宅配なども展開しており、🇷🇺ロシアの生活に深く浸透しているという。
◆🇷🇺ロシアは「特別軍事作戦」
河津さんにロシア語版ヤンデックスで「война」と打ち込んでもらうと、検索候補に「🇺🇦ウクライナでの戦争」という🇷🇺ロシア語が表示された。そのまま検索した。▶︎🇷🇺ロシアは侵攻を「特別軍事作戦」と呼び、戦争という言葉を使っていない。▶︎そのためか、検索結果の上位には、🇷🇺ロシア政府や国営メディアのページはほとんど表示されなかった。▶︎ページをスクロールしてみて、ようやく政府系メディアの「リア・ノーボスチ」のサイトを発見。▶︎しかしヒットした記事も、バイデン🇺🇸米大統領の言葉を報じているだけ。▶︎ほかに🇷🇺ロシア側とみられる記事もあったが、大手メディアではなかった。▶︎むしろ目立ったのは🇺🇦ウクライナ側から発信されるニュース。▶︎検索結果の上位には、グーグルと似て「ウニアン」という🇺🇦ウクライナ主要メディアや、BBCなどがロシア語で書いた記事が並ぶ。▶︎ヤンデックスでも、政府による強烈な検閲はかかっていないのかもしれない。▶︎ウニアンのサイトを覗くと、3月9日付の記事で「🇺🇦ウクライナ参謀本部は、🇷🇺ロシアから1日110回の突撃があったが、成功していないと明かした」と伝えていた。▶︎その日の各都市の被害状況や警戒情報を分刻みのドキュメント形式でリポートする記事もあった。▶︎「プロパガンダを流す🇷🇺ロシアに対し、🇺🇦ウクライナ側もロシア語で情報を発信し、対抗しているのではないか」と河津さん。▶︎「🇯🇵日本からアクセスしており、🇷🇺ロシア国内で同じような検索結果になるかは分からない」とも付け加えた。
◆ロシアの主要な報道
検索で🇷🇺ロシアの主要な報道が見当たらなかったため、リア・ノーボスチと、知名度の高いロシア国営通信「タス通信」のサイトに直接アクセスした。▶︎タス通信には🇺🇦ウクライナの戦況に関する特集コーナーがあった。▶︎記事では、ウニアンが伝えたのと同じ9日の🇺🇦ウクライナの状況について「リビウで爆発があった」「各地で爆発が相次いでいると🇺🇦ウクライナメディアが伝えている」などと報道していた。▶︎記事中に🇷🇺ロシア側が攻撃したことを示す表現は見当たらなかったものの、タス通信の記述は比較的、淡々としている。▶︎これが軍事ブログなどになると、🇺🇦ウクライナ東部での攻勢を「解放」と表現するなど、🇷🇺ロシア寄りの姿勢は鮮明になる。▶︎それでも同通信のサイトをざっと見て、河津さんが一言。▶︎「自国の被害のニュースがないですね」。▶︎🇷🇺ロシアはウクライナ東部で攻勢を強める半面、南部では打撃も受けているとされる。▶︎「来年の大統領選挙に向け、国内に社会的な不安を広げる訳にいかないのでしょう」と分析する。▶︎トップページにある国際女性デーの記事で、プーチン大統領が女性たちに笑顔を見せているのもその一環なのか。▶︎だが、もしヤンデックスが🇯🇵日本国内と同じように利用できるなら、🇷🇺ロシアの人にとっても、🇺🇦ウクライナや西側諸国の情報に接するのは容易なはずだ。▶︎河津さんは「ただ、積極的に『戦争』や西側の情報に触れようとする🇷🇺ロシア人がどれだけいるか。私は戦争が始まった時、🇷🇺ロシアでは無関心な層が大半だったと思っています」と話す。
◆情報戦の主戦場はSNS動画
主要メディアの記事以外で、両国の情報戦で主戦場になっているのがSNS。▶︎特に動画の投稿だ。若い世代ほど動画で情報を集める流れは、🇯🇵日本と🇷🇺ロシアで大きく変わらないという。対🇷🇺ロシアで存在感があるのが、🇷🇺ロシアの反プーチン派が🇱🇹リトアニアで運営しているとみられるユーチューブチャンネル「ポピュラー・ポリティクス」。▶︎🇷🇺ロシア政府要人の息子にいたずら電話をしたり、🇺🇦ウクライナ政府要人を出演させたりしている。▶︎チャンネルの説明文で「プーチンによって引き起こされた🇺🇦ウクライナの戦争の真実を話す」とあり、登録数は185万人。▶︎河津さんによると、「知人の🇷🇺ロシア人は『国内でユーチューブの閲覧に規制がかかっているとは感じない』と言っている」という。▶︎🇯🇵日本でもなじみの「TikTok(ティックトック)」や「テレグラム」では、現場の🇷🇺ロシア兵や🇺🇦ウクライナ兵、市民らが投稿した動画が日々アップされる。▶︎🇷🇺ロシア兵が軍の支給品の貧しさに不満を漏らす動画など、🇯🇵日本のメディアでも度々引用された。ただし、🇷🇺ロシアに批判的な意見にアクセスできるとしても、🇷🇺ロシアの人々が実際に接しているかは別問題だ。▶︎SNSでは利用者の興味に沿って、お薦め投稿が表示される。▶︎🇷🇺ロシア寄りの軍事ブロガーや🇷🇺ロシア関係者も当然、アカウントを保有し、情報を発信するし、フェイク動画が紛れていることもある。▶︎そもそも私的な交流目的でSNSを使っている人が政治的な情報を探したり、発信したりするのか。▶︎たとえば、🇷🇺ロシア版フェイスブックと言える「フコンタクチェ」。▶︎河津さんもアカウントを持っているが、さまざまな投稿を検索して回っても、日常的で個人的な内容やビジネスに関する投稿が多く、政治的なものはあまり見かけないそうだ。▶︎「状況は検索エンジンの問題と同じです。▶︎関心がない。▶︎仮にあったとしても、目にするのが🇺🇦ウクライナを悪者にした動画ということがありうる」
◆動員で状況に変化
河津さんの見解では、🇷🇺ロシア国内の状況に変化も生じている。▶︎きっかけは、2022年9月の部分動員令の発動。▶︎数十万人の🇷🇺ロシア人が国外に脱出し、世論調査でも停戦交渉の支持率は高まった。▶︎「自分が戦場に駆り出されるかもしれない現実を突き付けられ、戦争という現実を意識したのではないか」▶︎河津さんの知り合いのある🇷🇺ロシア人女性は、夫が動員を恐れ、韓国へ出稼ぎに行った。▶︎女性自身も「海外で暮らしたい」と話しているが、英語ができるわけでもなく、特別な技能もない。仕事がなくても生活できる富裕層でもない。▶︎娘がいて目の前の生活がある中、仕事を捨てて国を出る決意をできるか。▶︎それとも、拘束される危険を冒して戦争反対の声を上げられるか…。▶︎「こういった葛藤に置かれている🇷🇺ロシアの家族も、かなり多いのではないでしょうか[*神戸新聞 2023.03.13付記事抜粋]
=======================
【掲載日】2023年03月13日(月)


