🚀ウチュノコトバ〜神秘解明に向けた人類の歩み】episode.454


NASA新型宇宙船オリオンが月周回軌道に到着アルテミス1ミッション続報』


[ミッション8日目、日本時間20221125日に太陽電池アレイ先端のカメラで撮影されたオリオン宇宙船のセルフィー。右上に月が写っている]

🇺🇸アメリカ航空宇宙局(NASA)は1126日(日本時間・以下同様)、無人飛行試験中の新型宇宙船「Orion(オリオン、オライオン)」を月周回軌道へ投入することに成功したと発表しました。▶︎NASAオリオン宇宙船1週間ほどかけて月の周りを半周するあいだに、深宇宙環境での各種点検を行う予定です。


▲ アルテミス1ミッションにおけるオリオン宇宙船の軌道(月の公転運動を追尾する視点)。▶︎青は地球、白は月、赤はオリオン宇宙船を示す。▶︎オリオン宇宙船は月の公転方向に逆行するような周回軌道を半周する。▶︎なお、月が左右に往復しているのは地球からの距離が周期的に変化するためで、地球に近づくタイミングの満月はいわゆるスーパームーンと呼ばれる]

オリオン宇宙船NASAの「アルテミス1」ミッションで無人飛行試験を行うために、20221116日に新型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」初号機で打ち上げられました。▶︎打ち上げ後のオリオン宇宙船は月へ向かう軌道に乗り、1121日には月の裏側で月面に約81マイル(約130km)まで接近しています。▶︎1126652分、オリオン宇宙船128秒間に渡るエンジン噴射で軌道を修正し、DRODistant Retrograde Orbit:遠方逆行軌道)と呼ばれる軌道に入りました。▶︎DROは月の公転方向に逆行するような軌道で、安定性が高く、推進剤の消費を抑えて飛行しつつ試験を行えるメリットがあるといいます。▶︎なお、DROに入ったオリオン宇宙船11262325分に、地球から248655マイル(約40171km)のポイントを通過します。▶︎この距離は有人飛行用に設計された宇宙船が到達した最遠距離であり、19704月に「アポロ13号」が記録しました。▶︎アルテミス1ミッションではこの記録が52年ぶりに更新され、オリオン宇宙船1129648分に今回のミッションで地球から最も遠ざかる268552マイル(約432192km)のポイントに到達する予定とのことです。▶︎オリオン宇宙船122日にDROを離脱し、1212日に地球へ帰還する予定です[*sorae 2022.11.26付記事抜粋]

『月に住み、火星へ挑むアルテミス計画と人類の宇宙大航海時代の未来』


[月面で活動する宇宙飛行士の想像図]

🇺🇸米国航空宇宙局(NASA)20221116日、有人月探査に向けた無人試験ミッション「アルテミスI」の打ち上げに成功した。


2024年以降に建設が始まる予定のゲートウェイの想像図]

アポロ計画以来、約半世紀ぶりの有人月探査を目指す「アルテミス」計画。▶︎その目的とは?▶︎計画のかなめとなる巨大月ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」と有人宇宙船「オリオン(オライオンとも)」とは?▶︎そしてアルテミス計画にとって最初の第一歩となるアルテミスIミッションとは?▶︎人類がふたたび月に舞い降りるまでの計画と、その後の構想とは?▶︎アルテミス計画の全貌に迫る。

2025年、人類ふたたび月に立つ

アルテミスIが無事に成功すれば、20245月以降には次のミッション、「アルテミスII」の実施が計画されている。▶︎アルテミスIIは、オリオン4人の宇宙飛行士が搭乗し、SLSで打ち上げる。▶︎オリオンSLSも、宇宙飛行士を乗せて打ち上げるのはこれが初めてとなる。▶︎搭乗する宇宙飛行士はまだ決定されていないが、NASA🇨🇦カナダ宇宙庁(CSA)の宇宙飛行士から構成されるという。▶︎打ち上げ後、オリオンは地球を回る高軌道に乗る。▶︎遠地点高度(地表から最も遠い点)は約2900kmにもなる。▶︎さらにその後、SLSの第2段の2回目の燃焼で、遠地点高度約11kmというさらに高い軌道に入る。▶︎このあと、オリオンSLSの第2段から分離。▶︎宇宙飛行士は宇宙船の各種機能の点検を実施するとともに、将来のミッションに備え、分離したSLSの第2段機体を月着陸船に見立て、ランデブーする試験も行う。▶︎そしてすべての準備が整ったのち、オリオンのスラスターを噴射、月へと向かう。▶︎ただし月の周回軌道には入らず、月の裏側を通ってUターンして地球に帰ってくる。▶︎これを「自由帰還軌道」と呼び、放っておいても自然に地球に帰ってくることができるため、万が一月へ向かう軌道に乗ったあとにトラブルが起きても、宇宙飛行士が漂流する心配がない。▶︎打ち上げから帰還までのミッション期間は約10日間が予定されている。▶︎そしてアルテミスIIも無事に成功すれば、いよいよ「アルテミスIII」によって、人類は1972年のアポロ17以来約半世紀ぶりに月へ降り立つことになる。▶︎アルテミスIIIでも4人の宇宙飛行士が搭乗し、まず地球を回る軌道へ打ち上げられる。▶︎そして各種機能の点検ののち、月へ向けて軌道を離脱。▶︎月に接近した際に、アルテミスIと同じようなパワード・フライバイを行ったのち、「Near Rectilinear Halo Orbit(NRHO)」と呼ばれる、特殊な月周回軌道に入る。▶︎NRHOは月を南北に、それも北側は高度約1600km、南側は約7kmという極端に細長い楕円で回る軌道で、その細長さからあたかも直線のように見えることから“Near Rectilinear”(ほとんど直線)という名前がついている。▶︎NRHOは軌道面がつねに地球を向いているため、つねに地球と通信ができるうえに、月の南極上空に長く滞空できるため、南極で活動する宇宙飛行士や探査機などとも長時間通信できるというメリットがある。▶︎さらに軌道の安定性も優れており、軌道修正の回数を減らすことができ、くわえて地球から到達するのに必要なエネルギーも少なく、そして月面への所要時間や必要な推進剤量も少なく済むなど、さまざまな利点をもっている。▶︎そしてオリオンは、NRHO上で、先に打ち上げられ、待機していた月着陸船とランデヴーしドッキング。▶︎4人中2人の宇宙飛行士が月着陸船に乗り換え、月面へと降下する。


この月着陸船は、イーロン・マスク氏率いるスペースXが開発する「スターシップ」を使う。▶︎月に降り立った2人は約1週間、探査活動を行ったのち、月着陸船に乗り込んで月を離れ、オリオンとドッキング。4人が合流したのち、オリオンNRHOを離れ、そして地球へと帰還することになる

アルテミス計画の今後

NASAはその後も、アルテミスIVVを進め、有人月探査を続けることを計画している。▶︎また、ミッション名にアルテミスという名前こそつかないものの、アルテミス計画を支える重要なミッションも並行して行われる。▶︎とくに重要なのが、月周回有人拠点「ゲートウェイ」の建設と運用で、2024年以降、スペースXの「ファルコン・ヘヴィ」ロケットなどを使い、順次モジュールや補給船が打ち上げられ、NRHO上で建設。


月面に降り立つ前の宇宙飛行士が滞在して準備をしたり、深宇宙で宇宙飛行士が長期間滞在する実証を行ったりなど、アルテミスIV以降の有人月探査活動を支えることになる。▶︎また、すでに20226月には、NRHOゲートウェイを運用する技術の実証などを目的とした小型月探査機「CAPSTONE」が打ち上げられており、1114日にNRHOに入っている。▶︎さらに、月の南極で水を探す探査機や探査車、月面に物資や実験機器などを運ぶための月着陸機、さらに将来的には🇯🇵日本製の月面車や、月で採掘した水を利用するための装置、月面で発電を行うための小型原子炉など、NASAをはじめ、各国の宇宙機関、そして民間企業により、さまざまなミッションが計画されている。▶︎そして、月とその周辺を舞台に、宇宙飛行士の長期滞在や、他の天体の探査、資源の採掘と利用など、多くの技術とノウハウを獲得したのち、満を持して2030年代には有人火星探査に臨むことになる。▶︎もっとも、有人火星探査に関しては構想段階であり、まだ予算などの十分な裏付けがあるわけではない。▶︎そればかりか、アルテミス計画がこれから先、何年、何十年にもわたる持続的なものになるかも未知数である。▶︎いくら各国と民間企業と協力するとはいえ、莫大な予算がかかることは否めない。▶︎今後の社会情勢、その時々の🇺🇸米国の政権の意向などによっては、アポロ計画のようにどこかで打ち切りになる可能性もあろう。▶︎だが、アルテミスIの打ち上げにより、人類は間違いなく、月への再訪に向けた第一歩を踏み出した。▶︎それはアルテミス計画全体にとっても人類にとってもまだ小さな一歩かもしれない。▶︎それでも、たとえ一歩ずつでも前を向いて着実に歩みを進めれば、『ウサギとカメ』のお話よろしく、いつか月に住むウサギを出し抜いて、月を人類のものにすることだってできるかもしれない[*マイナビニュース 2022.11.26付記事抜粋]

『月表面土壌の研究で新たな進展月探査機「嫦娥5号」が持ち帰ったサンプルから磁鉄鉱を発見』


[レゴリスに対する分析研究]

惑星研究の分野では、古い地磁気や地球外生命体など重要な課題に関わる磁鉄鉱の存在が注目されています。▶︎月面は酸素分子など酸化力のある物質がないための還元的な環境であり、表面を覆う柔らかな堆積物であるレゴリスに含まれる鉄元素は主に、二価鉄イオンと金属鉄の形で存在しています。▶︎さらに、アポロ宇宙船が地球に持ち帰ったサンプルからは、ごく少量の三価鉄イオンとその鉱物が見つかっていました。


月探査機「嫦娥5号」

🇨🇳中国科学院地球化学研究所の研究チームがこのほど、🇨🇳中国の月探査機「嫦娥5号(Chang'e-5」が持ち帰ったレゴリス試料に含まれる硫化物粒子をIn-Situと呼ばれる種類に属する手法で分析したところ、月のレゴリスに天体衝突による、1000分の1ミリの大きさよりも小さなサブマイクロメートル級磁鉄鉱が存在することが初めて確認されました。▶︎この研究は、月のレゴリス内に原生磁鉄鉱が広範に存在する可能性があるとする学術界の推測に直接の証拠を提供すると同時に、月面の磁気異常などの重要な科学問題の解明に実験による証拠と理論的根拠を提供しました[*CGTN Japanese 2022.11.25付記事抜粋]

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【掲載日】20221126日(土)


Limitless undying love whshines around me like a million ,suns, it calls me on and on across theuniverse.

100万の太陽のように私の周りで輝く永遠の愛は、宇宙を越えて私を呼んでいる。]