【第三次世界大戦への火種〜🇷🇺ロシア・🇺🇦ウクライナ関連ニュースvol.105】
■『🇺🇸米国の🇺🇦ウクライナ支援…中間選挙後に止まらないことを望むーゼレンスキー氏』
[ゼレンスキー大統領とオレナ・ゼレンスカ夫人]
🇺🇦ウクライナのゼレンスキー大統領は11月9日、CNNの単独インタビューに応じ、🇺🇸米共和党議員が発信する🇺🇦ウクライナ支援に関する「さまざまなメッセージ」に懸念を示し、中間選挙後も🇺🇸米国の超党派からの支援を確保することが自身の最優先課題だと位置付けた。▶︎エネルギーインフラへの攻撃、市民の多大な犠牲、人権侵害など厳しい戦いが続く中、ゼレンスキー氏は国民の士気を高く保つ必要がある。▶︎その点で、🇺🇸米国が発信するシグナルは「非常に重要で強力だ」という。▶︎インタビューは中間選挙が行われた翌日に、オレナ・ゼレンスカ夫人も加わって行われた。▶︎中間選挙の結果次第では、バイデン🇺🇸米政権が続けてきた軍事支援の流れが変わる可能性がある。▶︎ゼレンスキー氏は「我々は超党派の支援に感謝していて、選挙後も超党派支援が続くことを心から望む」とした上で、「🇺🇸米国のメディア報道で、特に共和党側からさまざまなメッセージが出ている。▶︎🇺🇦ウクライナ支援に関連してより注意すべきメッセージであり、ある時点で支援が減らされうることを示すものだ。▶︎我々にとっては非常に懸念されるシグナルだ」と語った。▶︎ゼレンスキー氏の発言は、下院共和党トップのマッカーシー院内総務の先月の発言を受けたもの。▶︎マッカーシー氏は、共和党が中間選挙で下院を奪還した場合、🇺🇦ウクライナ政府は「白地の小切手を期待できなくなる」と発言していた。▶︎一方、上院共和党トップのマコネル院内総務は🇺🇦ウクライナへの支援継続を約束している。▶︎ゼレンスキー氏は、戦争が冬に突入する中で、🇺🇸米国の強力な支援が🇺🇦ウクライナと西側諸国の団結を維持するのに欠かせないと語る。▶︎「🇺🇸米国が我々を資金援助してくれるとき、🇪🇺欧州も同じように支援してくれる。▶︎我々はそれを強く感じていて、🇷🇺ロシアの恐怖との戦いに勝つには団結した支援以外に道はない」(ゼレンスキー氏)▶︎ゼレンスキー氏は世界各国の首脳とのオンライン会合から非公開協議までのあらゆる機会を通じて、戦いへの関与をやめないように説得を続けている。▶︎その目的の一つは、いわゆる「支援疲れ」との闘いだ。▶︎国内の経済、政治問題を抱える西側諸国は、🇺🇦ウクライナへの資金援助による負担の重さを計算している。▶︎「この言葉『疲れ』はビッグワードだ。▶︎みなさんは疲れることはできない。▶︎我々全員にとって疲れるには早すぎる。▶︎🇷🇺ロシアが本当に平和を欲するとき、我々はそれを感じ、そうなるだろう。▶︎だがご存じのように、言葉だけの平和を望んではならない」(ゼレンスキー氏)[*CNN News 2022.11.11付記事抜粋]
■『衛星写真が捉えた「🇷🇺ロシア軍部隊が🇧🇾ベラルーシ国内に集結」...北側からの侵攻はあるか?』
[ロシアのプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領(2022年6月)]
多数の🇷🇺ロシア兵が🇧🇾ベラルーシに流入していることを示すと見られる、新たな衛星画像が公開された。▶︎🇺🇦ウクライナの東部と南部で反転攻勢に押されっぱなしの🇷🇺ロシアだが、近いうちに🇧🇾ベラルーシの支援を得て、北側から🇺🇦ウクライナへの攻撃を強化するつもりなのか?▶︎🇺🇸米政府が資金提供するメディア「自由欧州放送(RFE/RL)」の🇧🇾ベラルーシ版は11月8日の報道の中で、10月31日に民間衛星会社「プラネット・ラボ」が撮影した衛星画像を取り上げ、🇷🇺ロシアが過去1カ月間で🇧🇾ベラルーシの3つの訓練場に300超のテントを設置したと報じた。▶︎報道によれば、🇧🇾ベラルーシ西部のアブズ・リャスノウスキに、地上部隊の訓練のために190のテントが設置された。▶︎このほか🇧🇾ベラルーシ中部のレピシチャには35のテントが設置されて砲兵隊が訓練を行っており、首都ミンスク郊外のラスビダには空軍部隊の訓練用に80のセントが設置されている。▶︎これら3カ所のうちアブズ・リャスノウスキが最も南にあり、🇺🇦ウクライナとの国境地帯から北に約160キロメートルのところに位置しているという。
◆🇧🇾ベラルーシは「地域協力」の一環として🇷🇺ロシア兵を受け入れ
RFE/RLは衛星画像を基に、トラックや榴弾砲をはじめとする数百の軍事物資も、これらの基地に到着していると報じた。▶︎テントの多くは12メートル×7メートルの大きさらしく、ある軍事アナリストがRFE/RLに語ったところによれば、最大で25人の兵士を収容できるとみられる。▶︎これはつまり3つの訓練場に、約7500人の🇷🇺ロシア兵が駐留している可能性を意味している。▶︎🇷🇺ロシア政府は、具体的に何人の🇷🇺ロシア兵を🇧🇾ベラルーシに配備するのか、その目的が何なのかを明らかにしていないが、🇧🇾ベラルーシ国防省は、国境防衛に伴う「地域協力」の一環として、国内に9000人弱の🇷🇺ロシア兵を駐留させると表明している。▶︎RFE/RLは、新設されたキャンプに駐留していると推定される7500人に加えて、既存の施設にもさらに多くの🇷🇺ロシア兵が駐留しているのかどうかは不明だと報じたが、🇺🇦ウクライナ軍の諜報機関は9月に、🇧🇾ベラルーシが2万人の🇷🇺ロシア兵を民間の施設に駐留させる準備をしていると主張していた。
◆🇧🇾ベラルーシが戦争に参加する可能性は?
軍事研究所(ISW)は11月9日に発表した分析の中で、🇧🇾ベラルーシが🇺🇦ウクライナ戦争に参加するかどうかについて、国内への影響を考えると依然として可能性はきわめて低いとの見解を示した。▶︎一方でRFE/RLは、🇷🇺ロシア軍が🇧🇾ベラルーシに部隊を配備する狙いは、🇺🇦ウクライナ軍を東部と南部における反転攻勢から引き離すことである可能性もあると指摘した。▶︎RFE/RLは、🇷🇺ロシアは「(🇧🇾ベラルーシから)攻勢に出るだけの戦闘力を保有していないし、近くに🇺🇦ウクライナの重要拠点もない」というマーク・キャンシアンの指摘を引用して報じた。▶︎キャンシアンは、ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所」の軍事アナリストだ。▶︎そのキャンシアンは、9月に🇺🇦ウクライナ軍が反転攻勢に出て以降、🇷🇺ロシア軍は深刻な打撃を受けていると述べ、🇷🇺ロシア政府は「おそらく(反転攻勢が展開されている地域から)🇺🇦ウクライナ軍の注意を逸らさせたいのだろう」とつけ加えた[*Newsweek 2022.11.11付記事抜粋]
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【掲載日時】2022年11月11日(金)

