【第三次世界大戦への火種〜🇷🇺ロシア・🇺🇦ウクライナ関連ニュース vol.95】
■『モスクワ市職員〝大脱走〟プーチン大統領「求心力低下」の兆候 健康不安も再燃 民間軍事会社の台頭、後継争いめぐり「二重権力」の懸念』
🇺🇦ウクライナで🇷🇺ロシア軍の苦戦が続くなか、ウラジーミル・プーチン大統領の求心力低下を示す複数の兆候が出てきた。▶︎首都モスクワ市職員の「大脱走劇」や、強硬派の台頭、さらにクレムリン(大統領府)中枢でも、後継争いをめぐる「二重権力」の懸念が浮上する。▶︎「強い🇷🇺ロシア」を率いてきたプーチン氏だが、健康不安も再燃、当事者能力を失いつつあるのか。▶︎🇷🇺ロシア大統領府は11月2日、プーチン氏が🇮🇩インドネシアのジョコ大統領と電話会談を行ったと発表した。▶︎11月中旬に同国で開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)にプーチン氏が直接参加するかどうかについては言及しなかった。▶︎🇷🇺ロシアの独立系メディアは、プーチン氏はG20に出席せず、ミハイル・ミシュスチン首相が代表団を率いる公算が大きいと、複数のクレムリン筋の話を元に伝えた。▶︎強権政治を背景に、国内支持率はいまも7割超とされるプーチン氏だが、9月の部分動員令以降、表立った反発の声も目立つようになってきた。▶︎部分動員された兵士が100人以上死亡したと報じられたほか、動員を回避するため70万人以上が近隣諸国に出国したとの見方もある。▶︎🇷🇺ロシアの地元メディア「ネスカ」は、部分動員の混乱を受けて、モスクワ市職員が「大脱走」しているとの衝撃情報を伝えた。▶︎一部の部門では職員の約20%が去ったとされ、市長室の最大の部門である住宅や共同サービス、健康、教育などの部門が痛手を受けていると伝えている。▶︎筑波大の中村逸郎名誉教授は「🇷🇺ロシアの国際的孤立や政権内の『強硬派』が主導する戦時体制の強化を見据え、将来を悲観した職員が逃げ出していると考えられる」との見方を示す。▶︎劣勢が続く🇺🇦ウクライナ侵攻をめぐっては、事態打開をにらんで閣僚や諜報機関幹部ら19人で構成する新組織「政府調整会議」が設置された。▶︎ミシュスチン首相がトップで、モスクワ市のセルゲイ・ソビャニン市長が州や地方などの連邦構成体間の調整を担当する。▶︎プーチン氏は10月25日の初会合にオンラインで参加し、「経済、軍事部門と地方組織の深く幅広い協力」を指示。▶︎「標準的な手続きをしていたのでは結果は出ない」と述べ、軍などの需要に応えるため仕事を加速するよう厳命した。▶︎中村氏は「前線の兵士への支援体制が不十分だとして、戦時経済に向けて国内全体に動員をかける司令塔だろう」とみる。▶︎この政府調整会議について、🇷🇺露独立系日刊紙モスクワ・タイムズ(電子版)は、旧ソ連時代の共産党内の組織「ポリトビューロー(政治局会議)」という表現で伝えた。▶︎「共産党政治局会議は『ミサイルから靴下の色まで』すべての問題を解決するといわれた。▶︎🇷🇺ロシア国民への強権体制に拍車がかかる恐れもある」と中村氏。▶︎新組織の設置によって、これまで🇺🇦ウクライナでの軍事作戦を取り仕切ってきた「安全保障会議」の影が薄くなりそうだ。▶︎同会議のニコライ・パトルシェフ書記や元大統領のドミトリー・メドベージェフ副議長らは調整会議のメンバーには含まれなかった。▶︎中村氏は「軍幹部も参加する安全保障会議が形骸化する中で、メドベージェフ氏は後継候補から下ろされた可能性もある」とみる。▶︎🇷🇺ロシアの軍事組織では、民間軍事会社「ワグネル」創設者で、新興財閥オリガルヒのエフゲニー・プリゴジン氏が発言権を強めている。🇺🇸米シンクタンク、戦争研究所は10月25日のリポートで、「多くのプラットフォームを使用して権力を獲得する可能性」が高いとし、プーチン氏の独占に「挑戦している」と分析した。▶︎そのプーチン氏の健康状態について🇬🇧英大衆紙サン(電子版)は、露治安当局員の情報として、初期のパーキンソン病と、膵臓(すいぞう)がんと診断されたと報じた。▶︎右手の甲に注射痕がみえる動画が流布していることも伝えた。▶︎強硬派が台頭しつつある🇷🇺ロシアで、政権中枢の「2つの会議」が絡む権力争いの行方を中村氏はこう予測する。▶︎「経済活動の制限や資産の徴発が行われれば、富裕層の逃避を招きかねず、🇷🇺ロシア経済には逆効果だ。両会議をバックに『ポスト・プーチン』に向けた抗争が行われる可能性もあり、板挟みのプーチン氏が割りを食う形になるのではないか」[*夕刊フジ2022.11.07付記事抜粋]
■『🇷🇺ロシアの犯罪「2万4千件超」…ノーベル平和賞の🇺🇦ウクライナ団体』
[日本の市民団体とオンラインで対談するウクライナの人権団体「市民自由センター」のオレクサンドラ・ロマンツォワ事務局長=11月7日]
2022年のノーベル平和賞を受賞した🇺🇦ウクライナの人権団体「市民自由センター」(CCL)のオレクサンドラ・ロマンツォワ事務局長(36)が11月7日、🇯🇵日本の市民団体とオンラインで対談した。▶︎これまでに🇺🇦ウクライナ侵略での🇷🇺ロシアの戦争犯罪2万4000件以上を記録したとし、「プーチン(露大統領)を刑事裁判に持ち込むため、🇯🇵日本にも支援をお願いしたい」と訴えた。▶︎CCLは🇷🇺ロシアの侵略開始後、🇷🇺露軍の戦争犯罪を文書や映像に記録する取り組みを行っている。▶︎🇧🇾ベラルーシの人権活動家と🇷🇺露の人権団体とともに10月、ノーベル平和賞の受賞が決まった。▶︎ロマンツォワ氏は、記録した犯罪行為には殺人やレイプなど重犯罪も少なくないとして「最も深刻なのは南部ヘルソン。▶︎長く占領され、1000件超の犯罪行為がある」とした。▶︎その上で、「毎日のようにミサイル攻撃もあり人々は疲れているが、勝利のためにあきらめるわけにはいかない」と語った。▶︎懸念が強まる露の核使用については、「広島や長崎のような悲劇を地球に及ぼす。▶︎その影響は🇷🇺露国内にも及ぶことを🇷🇺露側は考えるべきだ」と述べた。▶︎また、🇺🇦ウクライナでは計画停電が行われているとして、「冬に暖房が使えない恐れもある。▶︎🇯🇵日本から生活支援を求めたい」と呼び掛けた。▶︎対談は、🇷🇺ロシアや北朝鮮など核保有9カ国出身の在日外国人や🇯🇵日本人でつくる「NWM1945プロジェクト」(大阪市、吉村大作代表)が企画。露の核使用に警鐘を鳴らす目的でCCLに呼びかけ実現した[*産経新聞 2022.11.07付記事抜粋]
■『🇺🇦ウクライナ東部ルハンスク州沿道に多数の🇷🇺ロシア軍兵士の墓』
🇺🇦ウクライナ東部ルハンスク州の通り沿いに、🇷🇺ロシア軍兵士のものとみられる多くの墓が数キロにわたり限りなく続いている映像が公開された。▶︎🇬🇧英国のデイリーメールは11月6日(現地時間)、🇧🇾ベラルーシのメディアNEXTAのツイッターに公開されたぞっとする映像を掲載した。▶︎映像は道路を走行する車から撮影されたものだ。▶︎映像の説明は「プーチンがルハンスクを侵略者から解放させた」となっているが、撮影された日時は分からない。▶︎道端に並ぶ墓の幾つかには大きな旗が掲げられ、一部は戦死者とみられる顔の写真もあった。▶︎2022年6月に🇷🇺ロシアはルハンスクの97%を解放したと主張し、🇺🇦ウクライナ東部の産業都市や鉱山、工場を完全に掌握する目標をほぼ達成したかのように見えた。▶︎ところが先週になると252電動小銃連隊所属の兵士39人がルハンスクの戦線から離脱し、🇷🇺ロシアへの帰還を要求した。▶︎兵士らは指揮官もいない状態で戦線に孤立していたという。▶︎🇷🇺ロシア軍が掌握しているドネツク州のオブラストを通過していた🇷🇺ロシア軍戦車に🇺🇦ウクライナの対戦車ミサイルが命中し爆発する映像も公開された。▶︎🇺🇦ウクライナ軍はこれまでの24時間にハルキウ、ルハンスク、ドネツク、ザポリージャでの14回にわたる🇷🇺ロシア軍の攻撃を撃退したと主張している。▶︎また🇺🇦ウクライナはチェルニヒウ、ハルキウ、ヘルソンなどにある35の🇺🇦ウクライナの村が🇷🇺ロシア軍の攻撃で破壊されたとも伝えた。▶︎🇺🇦ウクライナのゼレンスキー大統領は声明で「最も激しい戦闘はバフムトとソレダル近郊のドンバス地域に集中している」▶︎「ドネツク州とそれ以外の戦線で🇷🇺ロシア軍では第1次と第2次チェチェン紛争の戦死者を合計した数以上の死傷者が出ている。▶︎しかし🇷🇺ロシアは自国にこれらの内容を伝えていない」と主張した。
[*朝鮮日報 2022.11.08付記事抜粋]
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■鈴木宗男氏:『ゼレンスキー大統領の姿勢に疑問…「自分中心の話をするだけでもおかしなことでは」』
🇷🇺ロシア通で知られる日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)が11月6日に更新した自身のブログで、ウクライナ・ゼレンスキー大統領の姿勢に疑問を呈した。▶︎🇷🇺ロシアによる🇺🇦ウクライナ侵攻が始まってから8カ月以上が経過。▶︎11月中旬のG20サミットについて、議長国の🇮🇩インドネシアのジョコ大統領から招待を受けたゼレンスキー大統領は、🇷🇺ロシアのプーチン大統領が出席する場合は参加しない方針を示している。▶︎この件について鈴木氏は「G20に出席し、プーチン大統領と停戦に向け話し合いたい。▶︎関係国の協力もお願いしたいというのが🇺🇦ウクライナ側にあっても良いと思うのだが」とした上で、「🇺🇦ウクライナが現在自力で🇷🇺ロシアと戦っているのではない。武器、資金を🇺🇸アメリカ、🇬🇧イギリス、NATOから受けてやっと戦っているにもかかわらず、居丈高に自分中心の話をするだけでもおかしなことではないか」とつづった。▶︎また、11月7日のブログでは11月8日投開票の🇺🇸米中間選挙に触れ、「結果次第で🇺🇦ウクライナ問題も世界経済も大きく動くのではと見る向きは少なくないことだろう」「🇺🇸アメリカ一極支配、一極集中の時代は終わり、世界が協調しなければ生きていけない状況に変わってきている。▶︎欧米にウエートを置き、シフトする世界情勢ではない」などとしている[*スポニチWeb 2022.11.08付記事抜粋]
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【掲載日時】2022年11月8日(火)



