【第三次世界大戦への火種〜🇷🇺ロシア・🇺🇦ウクライナ関連ニュース vol.79】
■『🇷🇺ロシアが米軍も止められない極超音速ミサイルを🇧🇾ベラルーシに配備』
[極超音速ミサイル「キンジャル」を搭載したミグ31戦闘機]
「極超音速兵器に対して、優れた防御力を発揮するようなシステムは、今のところ存在しない」と、🇺🇸米専門家は言う。▶︎配備を受け入れた🇧🇾ベラルーシの対ロ協調が見せかけだけならいいが…。▶︎🇬🇧イギリスの情報機関は🇷🇺ロシアの極超音速ミサイルAS-24「キルジョイ(ロシア名は「キンジャール」)が🇧🇾ベラルーシに配備されたとみている。▶︎最高速のこのミサイルが飛来した場合、現在の🇺🇦ウクライナの防空システムでは、ごく一部しか撃ち落とすことができないだろう。
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◉【YouTube】『Russia Deploys MiG-31Ks With Deadly Hypersonic Missiles To European Border(最強のミグ31戦闘機と極超音速ミサイル)』
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🇬🇧イギリス国防省は11月1日、🇷🇺ロシア製のキルジョイ(キンジャール)空中発射弾道ミサイルが🇧🇾ベラルーシのマチュリシ飛行場に保管されているという見解を発表した。▶︎同省が毎日発信している情報によれば、マチュリシ飛行場には🇷🇺ロシアのジェット機が駐機しており、そばにキルジョイ(キンジャール)に関連するとみられる容器があることが、衛星写真で判明したという。▶︎ キルジョイ(キンジャール)・ミサイルは、🇺🇸アメリカが🇺🇦ウクライナに供与したM142高機動砲兵ロケットシステム(HIMARS=ハイマース)などのミサイル類と比べると、いくつか優れた点がある。▶︎例えば、核弾頭の搭載可能で、航行速度は時速約1万4500キロに達する。▶︎極超音速技術を専門とするコロラド大学国家安全保障イニシアチブセンターのイアン・ボイド所長は11月1日、極超音速ミサイルの飛行速度からして、🇺🇦ウクライナの現在の防空システムで撃墜できるのは20%ぐらいだろうと本誌に語った。
◆迎撃できる確率は低い
ミサイルがあまりにも高速で飛ぶため、防衛システムを操作する🇺🇦ウクライナ軍が反応する時間の余裕はかなり短くなる、とボイドは言う。▶︎🇺🇦ウクライナが使用しているS-300対空ミサイル・システムの射程は10~100キロだが、キルジョイ(キンジャール)・ミサイルは1秒間に3キロ移動できるため、瞬時に反応しなければならない。▶︎さらに、S-300の迎撃高度は極超音速ミサイルの飛行高度よりも低く、速度はキルジョイ(キンジャール)の半分程度だ。▶︎「迎撃に成功する確率は低い。倍の速度で飛来するのだから、迎撃できないのは当然だ」と、彼は言う。▶︎「🇺🇦ウクライナが持っているシステムでは、飛来するキルジョイ(キンジャール)の一部を撃ち落とすことしかできない」▶︎🇺🇸米国防総省は10月31日、🇺🇦ウクライナに短距離防空ミサイル・システム「NASAMS(ナサムス)」8基と関連弾薬を供与することを約束した。
[短距離防空ミサイル・システム「NASAMS(ナサムス)]
レイセオン・テクノロジーズ社のグレッグ・ヘイズCEOは、この防衛システムは「ドローンから弾道ミサイル、戦闘機まで、あらゆるものを空中で打ち落とすことができる」とCNBCに語った。▶︎ボイドは、最大射程距離が少し長いNASAMSは、🇺🇦ウクライナの戦力増強の点から役に立つが、キルジョイ(キンジャール)の多くを撃墜するのは難しいだろうと指摘する。▶︎ただし、NASAMSには抑止的な効果があるかもしれない。▶︎🇷🇺ロシアがキルジョイ(キンジャール)の使用を限定し、必要不可欠な作戦にとっておく可能性はある、と彼は付け加えた。
◆防御法は未完成
ボイドによれば、🇺🇸米軍は極超音速ミサイルの撃墜率を高めるために技術開発を続けている。▶︎例えば、ミサイル防衛局は極超音速ミサイルをより早く発見して迎撃のための余裕を確保するために、宇宙空間のセンサーや、探知距離の長いレーダーの開発に取り組んでいる。▶︎だが、こうした技術はまだ開発の初期段階にある。「極超音速兵器に対して、優れた防御力を発揮するようなシステムは、今のところ存在しない」と彼は言う。▶︎「🇺🇦ウクライナはもちろん、🇺🇸アメリカに対して発射された極超音速兵器のほとんどは撃墜できないだろう。▶︎すべてではないが、ほとんどがシステムをすりぬけるだろう」▶︎プーチンがヨーロッパ諸国から排斥されるなか、🇧🇾ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、非難を浴びている🇺🇦ウクライナ侵攻を擁護する重要な🇷🇺ロシアの同盟国として浮上してきた。▶︎🇺🇦ウクライナと南部国境を接している🇧🇾ベラルーシに極超音速ミサイルを配備すれば、🇷🇺ロシアは🇺🇦ウクライナ西部と北部の主要ターゲットを攻撃することが容易になる。▶︎注目すべきは、🇷🇺ロシアがミサイルをウクライナの首都キーウに近い場所に保管できるようになることだ。
◆重要な🇷🇺ロシア兵動員の成否
だがイギリスの情報機関は、この配備は「🇧🇾ベラルーシが🇺🇦ウクライナ戦争を支持しているように見せかける」ための形だけのものかもしれないと指摘している。▶︎🇺🇦ウクライナ軍のイエベン・シルキン報道官は、🇷🇺ロシアが🇧🇾ベラルーシから攻撃を仕掛けるという推測に疑問を投げかけ、その可能性は、🇷🇺ロシアが現在進行中の予備役動員によって、少なくとも5万人の部隊を援軍として送り込めるかどうかにかかっている、と述べた。▶︎また、🇷🇺ロシアが必死で目標を達成しようとすれば、2023年に攻撃の脅威が「(核攻撃などへ)著しく」高まる可能性があるとも語った[*Newsweek 2022.11.02付記事抜粋]
■『🇷🇺ロシアが「汚い爆弾」を原発に使用可能性の「戦慄シナリオ」』
[ウクライナが「汚い爆弾」を使用しようとしていると訴えるプーチン大統領。しかし論拠は瓦解している]
🇺🇦ウクライナの国営原子力企業「エネルゴアトム」が、SNSに恐ろしい投稿をしたのは10月25日のことだ。▶︎〈🇷🇺ロシア軍が(🇺🇦ウクライナ南部)ザポリージャ原発の使用済み核燃料の貯蔵施設に対し、無許可の工事を進めている。▶︎放射性物質を狙ったテロ行為だ。▶︎「汚い爆弾」を、🇺🇦ウクライナの自作自演にみせかける準備に入った可能性がある〉▶︎「汚い爆弾」とは、放射性物質を拡散する爆弾または装置のことだ。▶︎核兵器の核爆発と違う手段で放射性の汚染物質を広範囲にバラまき、敵対する勢力の被害を大きくする狙いがある。▶︎「🇷🇺ロシアの主張は、🇺🇦ウクライナの言い分と真っ向から対立しています。▶︎プーチン大統領は10月26日に開かれた旧ソ連構成国の情報機関幹部らとのオンライン会議で、こう話したんです。▶︎『🇺🇦ウクライナが「汚い爆弾」を使う懸念がある。▶︎原発で使用し、それを🇷🇺ロシアのせいにしようとしている』と。▶︎🇷🇺ロシアは証拠としてSNSに放射線マークの入った丸い物体の画像を投稿し、🇺🇦ウクライナが作った『汚い爆弾』だとしました。▶︎しかし、すぐに🇸🇮スロベニア政府が反発。▶︎画像は同国が10年ごろに撮影したもので、中身は『単なる煙探知機』だとし『フェイクニュース』と反論したんです」(全国紙国際部記者)
◆ダムに仕掛けた爆弾の恐ろしい狙い
「🇺🇦ウクライナの自作自演」という主張を論破された形のプーチン大統領。▶︎🇷🇺ロシア軍は、どのようにして「汚い爆弾」を使おうとしているのだろうか。▶︎戦慄のシナリオを明かすのは、🇷🇺ロシア情勢に詳しい筑波大学名誉教授の中村逸郎氏だ。▶︎「南部ヘルソン沿いを流れるドニエプル川のダムに、爆弾を仕掛けているという情報があるんです。▶︎水力発電所や堤防を破壊し、ヘルソン一帯を水浸しにして🇺🇦ウクライナ軍の侵攻を遅らせようと。▶︎実際に『併合』したと主張するヘルソンの住民には、避難指示を出しています。▶︎ダムの爆破には、もう一つの恐ろしい狙いがあります。▶︎ザポリージャ原発への水の供給をストップさせ冷却システムを不能にし、6基の原子炉から放射性物質を拡散させようとしているんです。
ザポリージャは、ヨーロッパ最大級の原発。▶︎爆弾の中に放射性物質を内蔵させるより、人類への被害ははるかに大きいでしょう」▶︎プーチン大統領は、核兵器の使用も示唆し続けている。▶︎🇺🇸米国のバイデン大統領は「安易に使えばアルマゲドン(世界最終戦争)は避けられない」と牽制。▶︎破滅的な結果を招く恐れがあるのだ。▶︎中村教授が続ける。「プーチン大統領が核兵器を使用する可能性はありますが、あくまで最終手段です。▶︎使えば世界大戦に発展しかねず、ハードルは相当高い。▶︎当面の狙いは、戦争の責任を🇺🇦ウクライナのせいにすることでしょう。▶︎劣勢をくつがえすには放射性物質など『汚い手段』に頼らざるをえない状況ですが、あくまで🇺🇦ウクライナの仕業としてすり替えたいのです」▶︎窮地に追い込まれたプーチン大統領の選択肢は、日に日に少なくなっている[*FRIDAY DIGITAL 2022.11.03付記事抜粋]
■『🇷🇺ロシア占領地域の「ろ過キャンプ」で続く人権侵害の実態』
🇷🇺ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が🇺🇦ウクライナへの侵攻を開始して以来、「人道に対する罪、戦争犯罪、深刻なジェノサイド(集団殺害)の危険、ジェノサイドの扇動」に該当する数々の残虐行為が行われてきた。▶︎そうした行為には、即決での処刑や監禁、拷問、非人間的な扱い、レイプなどの性的暴力、強制的な移送、子どもを保護者から引き離すこと、違法な養子縁組などが含まれる。▶︎そしてここ数カ月、もうひとつの残虐行為、いわゆる「ろ過」の問題がクローズアップされている。▶︎それらが行われている「ろ過収容所(ろ過キャンプ)」とは、どのような場所なのだろうか?
🇺🇳国連のイルゼ・ブランズ・ケリス人権担当事務次長補は9月に開かれた国連安全保障理事会で、ろ過収容所は「保安検査を行うとともに、個人情報を収集するためのシステム」の一部だと説明している。▶︎ろ過の対象となるのは、🇷🇺ロシアの武装勢力や関連の武装集団が支配している紛争地域に居住する人、そこから出ようとする人、通過する人などだ。▶︎また、🇺🇸米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使によると、ろ過のための施設は、「🇷🇺ロシア当局またはその代理人が対象者を検査、尋問し、強要し、ときには拷問する “特別な場所” 」だ。▶︎ろ過のための恐ろしい行為は、収容所内に限らず、検問所や路上などでも行われているという。▶︎ろ過の目的は、「🇷🇺ロシアの支配に十分に従順ではない、あるいは迎合しないとみなされる個人を特定する」ことだとされる。▶︎トーマスグリーンフィールド大使は、🇷🇺ロシア兵が「ろ過を通過しなかった少なくとも10人を撃った」と話すのを聞いたというある女性の証言も紹介している。▶︎🇺🇳国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)もまた、ろ過収容所では自由権、身体の安全に対する権利、プライバシーが「ひどく侵害されている」と指摘している。▶︎「強制的に裸にさせて身体検査を行ったり、個人の経歴や家族関係、政治的な考え、忠誠心などについて尋問したりしている」という。
◆「戦争捕虜の拷問」も行われている
OHCHRの報告によると、収容所ではモバイル端末をはじめとする個人の所持品が調べられ、個人情報が収集され、写真の撮影や指紋の採取が行われる。▶︎ろ過の対象となる人たちは、車中や設備の整っていない場所、過密な状態で一晩中、待たされることもある。▶︎待たされている間、食料や水、衛生設備へのアクセスが不十分なこともあるという。▶︎OHCHRはまた、こうした手続きの間に女性や少女たちが性的虐待を受ける危険があることも危惧している。▶︎一方、ろ過の手続きで不合格となれば、その収容所に何カ月間も拘束される可能性がある。▶︎また、そこから占領地や🇷🇺ロシア国内の拘置施設、あるいは刑務所に送られることもある。▶︎ろ過収容所で「使えるトイレもない監房に入れられていた」という16歳のある少年は、「ほぼ毎日、🇺🇦ウクライナ人の戦争捕虜が拷問される声を聞いたり、そうした様子を見たり」していたほか、「拷問に使われ、血で汚れた部屋の掃除をさせられていた」と証言している。
◆計画的な犯罪
🇷🇺ロシア当局がこれまでに尋問、拘束し、強制的に🇷🇺ロシアに移送した🇺🇦ウクライナ人は、90万~160万人にのぼると報告されている。▶︎これは、組織的な、計画的な犯罪だ。▶︎ただ、こうした収容所の運用は、いまに始まったことではない。▶︎🇷🇺ロシアは2014年に🇺🇦ウクライナ侵攻して以来、占領した地域でろ過を行ってきた。▶︎ろ過収容所の状況、そこに収容された人たちに何が起きているかについては、特に注視していく必要がある[*Forbes JAPAN 2022.11.03付記事抜粋]
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【掲載日時】2022年11月3日(木)








