【東京五輪の闇〜地検特捜部利権疑獄解明への挑戦 vol.15


『東京五輪を巡る汚職(2022.10.19現在まとめ)』

🇫🇷フランス検察捜査当局の動き


[竹田恒和JOC前会長]

竹田恆和2020 東京五輪パラリンピック招致委員会委員長として、🇫🇷フランス検察捜査当局(国家金融検察庁, fr)に汚職容疑で捜査対象になって以降、竹田と共に電通元専務で同社顧問の高橋治之らを中心とする国際オリンピック委員会(IOC)を巡るロビー活動もクローズアップされている。


[高橋治之電通元専務]

🇫🇷フランス検察当局が収賄容疑で取り調べているラミン・ディアク(元世界陸連(IAAF)会長、元国際オリンピック委員会(IOC)委員、🇸🇳セネガル人)と、その息子パパマッサタ・ディアクへのアフリカ票を巡るロビー活動や、その他の主だったIOC委員への贈与を含めたロビー活動をしていた点は、高橋自身も認めた。▶︎しかし竹田は、JOCIOCを辞職後に、高橋が主導するディアクに対するロビー活動を指示したこともなく、高橋がディアクに贈った「土産」についても認識していなかったと語った。

◆国内での摘発の拡がり



[高橋容疑者の自宅兼コモンズ本社(世田谷区用賀)]

2022817日、高橋が代表を務めるコンサルタント会社「コモンズ」が、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のスポンサーであったAOKIホールディングス青木擴憲(当時会長)から数千万円を受領した容疑で、高橋は東京地方検察特別捜査部により受託収賄で逮捕された。


青木擴憲AOKIホールディングス会長(当時)]

贈賄側の青木らAOKIホールディングスの幹部3名も贈賄容疑で同日に逮捕されている。▶︎最低15億円になる大会スポンサー料を高橋の口利きで半額の7.5億円にしてもらう見返りに、AOKI側は7.5億円のうち2.5億円を大会組織委員会にではなく、電通子会社を介して高橋の会社「コモンズ」に支払っていた。▶︎東京オリパラ大会組織委員会理事はみなし公務員という立場であり、職務に関連した金品の授受は違法とされている。

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◉『みなし公務員』=公務員ではないがその職務の性質上、公共性を有しているため公務員と同様の規定を受けてしまう者のこと。

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また組織委理事就任については、「最初は五輪招致に関わるつもりはなかった。


安倍(晋三)さんから直接電話を貰って、『中心になってやって欲しい』とお願いされたが、『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。▶︎私は捕まりたくない』と言って断った。▶︎だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。▶︎その確約があったから招致に関わるようになったんだ」と述べていたとされる。▶︎このほか高橋は多数の五輪スポンサー選定に関与したとされ、AOKIと同じく五輪スポンサーであったKADOKAWAからの受託収賄の疑いも持たれ、202296日に再逮捕された。▶︎同日、AOKIからの受託収賄の罪で起訴された。


また、高橋の慶應高校・大学の後輩にあたる芳原世幸KADOKAWA顧問)ら、さらに同年914日には角川歴彦KADOKAWA会長)も贈賄容疑でそれぞれ逮捕された


KADOKAWAからの収賄については、高橋の電通時代の後輩てある深見和政96日に収賄容疑で逮捕)と共謀し、深見が経営する東京都中央区のコンサルティング会社「コモンズ2」名義の預金口座にKADOKAWAから計7600万円を振り込ませたとされる。


2022914日時点における、この一連の汚職事件でスポンサー企業の経営トップが逮捕されるのは、紳士服大手AOKIホールディングスに続き2社目となった。

博報堂DYホールディングス組織図]

202295日、博報堂DYホールディングス傘下の広告代理店大広(大阪市)にも家宅捜索が入り、東京五輪専任代理店の電通と再委託関係になる「販売協力代理店」になるため、コモンズ2を通じ高橋が同社から資金を受け取っていたことが明らかになっている。


[ADK HDロゴ]

729日には、電通の「販売協力代理店」になるため、口利き料として総額5000万円あまりをコモンズに支払っていたADKホールディングスやその傘下の広告代理店ADKマーケティング・ソリューションズ(東京都港区)にも特捜部の家宅捜索が入っていたが、96日、電通からADKに再委託料5000万円の払い込みがあったスポンサー契約選定に絡み、竹田恒和が社外取締役を務めるパーク24にも特捜部の家宅捜索が入った。


[パーク24が運営するTimesカーシェア]

927日、代理店選定の見返りに大広から1500万円を受けとったとして受託収賄容疑で再逮捕された。▶︎さらに高橋は、大会スポンサー契約のみならず、5091社あまりの五輪グッズなど大会ライセンス契約にも中心的に関与していたとされている。


[東京都千代田区にあるサン・アロー本社]

2018年、1998年長野五輪で公式マスコット「スノーレッツ」のぬいぐるみを販売していたサン・アロー社幹部は、高橋と同じ慶應大学出身をつてに、東京五輪を巡り高橋の知人のゴルフ会社を介して高橋に800万円を渡したとされている。


[電通本社]

さらに電通時代の後輩が幹部を務めるAのライセンス契約を巡る高橋の口利き疑惑が報じられているように、最初の逮捕から1か月を過ぎて汚職事件は各方面に拡大を見せ、五輪疑獄の様相を呈している[*wikiぺディアまとめ 2022.10.19付現在]

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【掲載日時】20221019日(水)